檸檬

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569772660

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだら、己の理解力のなさを知った。二回目に読み直して、なんとも言えない気持ちになった。死に対する、作者の考え深さを知った。檸檬という一つの物質を精神安定剤とする理解し難い奇妙な表現力を見に付けた奇形児とも言うべきか否。ただ、作者の想像の錯覚、世界に落とされると癖になる。

  • 檸檬のような黄色に惹かれて読んでみた。教科書にも載っているような有名な作品だが、未読だったのでどんな話なのか興味もあった。

    読んでみた感想は、ただ「深い」の一言。私の理解力と読解力が足りないからなのかもしれないけど、この話がどんなものなのか要約することが難しい。ただ、人間の心理をこんな風に表現することができるなんて凄いとしか言いようがない。

  •  ほんの小さな変化、出来事によって世界はぐらっと大きく変わる。

  • 町田康がオマージュしているので読んでみました
    レモンの色彩の描き方が良かった。

  • 「檸檬」を、鮮やかな写真たちと共に。
    檸檬のあの「単純な色」は、なんなのだろう。
    もう一回読みます

  • 檸檬は既読ですが写真と相重なってこれは良かった。想像の絵具を塗りつけていく、という一節が好きです。文字の並びが美しい。

  • 日本語のふかさとうつくしさに、くらくらしてくる。途中途中の写真が、暗かったり、ハイキーだったり、ものすごく力があって、めまいがした。綺麗な文章に繊細だけどインパクトのある写真。すごいものを生み出している。

  • 心理的に不健康な状態の時に読んだら、なぜかやけに共感した。
    写真は綺麗だが、読むと文章や流れが切れ切れになってしまったので、もう少し数が少ない方がいい。

  • 今僕は、本屋に爆弾を仕掛けたい気分。

  • 檸檬を丸善に置いて妄想する話

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著者プロフィール

明治34年(1901年)大阪府生まれ。同人誌「青空」で活動するが、少年時代からの肺結核が悪化。初めての創作集『檸檬』刊行の翌年、31歳の若さで郷里大阪にて逝去した。「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、『檸檬』(梶井基次郎+げみ)がある。

「2021年 『Kの昇天』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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