ログイン
ようこそ、ゲストさん 新規登録
twitter,facebook,mixiでもログインできるようになりました

黄蝶舞う についての感想・レビュー・書評


黄蝶舞う
63人が登録 ★3.09

著者: 浅倉卓弥 
本 / PHP研究所 / 301ページ / 2009年12月17日発売
ISBN/EAN: 9784569775036
rank5 (0)
rank4 (10)
rank3 (17)
rank2 (5)
rank1 (1)
評価平均: 3.09
登録数: 63
レビュー数: 21
価格: ¥ 1,470 (参考価格:¥ 1,470)

ブログで紹介する» ツイートする Check

みんなの感想・レビュー・書評

ryokutya87さんのレビュー 3 読み終わった

綿々と連なる「縁(えにし)」なるもの。鎌倉時代を舞台に、幽玄であり、幽鬼であり、神仏的であるこの「縁」を見事に描ききった力作である。ところどころに説明口調な文章が挿入されるのが気にかかったが、それなしには鎌倉時代の物語を理解できないのもまた確かなこと。ただ、それがために物語に没入できない箇所が序盤にあった。それが少し残念。そして、「縁」は守護であると同時に怨霊的なものも含むため、あの「君の名残を」のような後を引く切ない読後感が得られないのも少し残念だった。作品としては決してマイナスポイントではないのだけれど。
「君の名残を」といえば、この作品の登場人物の中に木曽義仲がいるのがうれしい。ふたつの作品はまったくの別物だが、テーマ的にも続編のような気持ちで読むことができた。
好みとしては「双樹」の章が好きだ。

へいこさんのレビュー 4 読み終わった

鎌倉将軍三代にまつわる物語。日本史は好きなんですが鎌倉時代って印象が薄いというか、ぶっちゃけ覚えてないというか(爆)でもこの本を読んでようやく分かりました^^; 史料があまりない時代らしく、まるごと事実として読んではいけないようだが、歴史的事実に沿いながら作家の想像力で伝奇的に構成されており、なかなか面白かった。政子の苦悩や北条氏の物語も読んでみたい。

つきゆめさんのレビュー 3 読み終わった

ネタバレ 源氏の一族の物語ということで、読んでみました。 初読みの作家さんです。 やんわりと連なる5篇の物語。大姫、頼朝、頼家、実朝、公暁。 歴史小説なのですが、 幽玄というか、怪奇というか、 怨... 続きを読む »

yojiro23さんのレビュー

サイン本

nico1141さんのレビュー 3 読み終わった

「君の名残を」は源平合戦の最中にタイムスリップしてしまう高校生の話でしたが(で、確か女の子は巴御前になるのだったか)、今回はSF要素はなく、源氏三大将軍に纏わる短編集。大姫と政子の夏の日の会話を書いた「空蝉」はなんとなく、河村恵理さんの短編の話と重なる。

884x3さんのレビュー 4 読み終わった

この作家さんらしく、

複数の登場人物のストーリーをそれぞれ描いていき、

それを重ね合わせることで、
全体を一貫して支配している「何か」を浮かび上がらせるような作品。

その「何か」というのは、目に見えるモノではなく、
むしろ、人の手ではどうしようもないものであることか、
独特の世界観を与えてくれます。



舞台は、源頼朝が亡き者となるあたりから、
3代将軍が亡くなるあたりまで。

歴史の表舞台に出る人は、それなりのものをもって生きていることがわかると同時に、
表舞台に立たない人にも、重く苦しい背景があって、
それが複雑に絡み合って世の中が動いていることに、
世の無常を感じてしまいます。

この世界感に触れると、もっと浅倉卓弥さんの本を読みたくなります。

というか、是非読んでください

ミツキさんのレビュー 4 読み終わった

源一族の生涯の一時を綴った短編集。最初は歴史の教科書でも読んでいるような気分でしたが、「黄蝶舞う」から面白くなってきました。事実はどうであれ、ひとつの作品として楽しめます。

いこさんのレビュー 3 読み終わった

先に「君の名残を」を読んでおくと、より楽しめるかと思います。 と、先に書いておく。 http://booklog.jp/asin/4796641335 鎌倉時代を舞台とした短編集。 鎌倉幕府の将軍三人、頼朝の娘、鎌倉幕府の最後の将軍を討った将軍家最後の男の5人の話が掲載されています。 全5話。 頼朝からどんどん時の流れが連なっているので、連作短編集のような作りになっていると思い... 続きを読む »

げんさんのレビュー 3 読み終わった

源氏の時代小説ですな。好きな人は好きなんでしょう。

ゆづるはさんのレビュー 3 読み終わった

純粋な小説かと思ったら、歴史ノート的なものが間に入る複合型だった。この手のタイプは作品世界にのめりこむ集中力を分断するので好きではないのだが、気になったのは前半のみで、後半はそれほど違和感なく読めた。内容は源氏の一党を食らう悲劇。どこまでも追ってくる怨嗟の鎖に絡め取られる頼朝、頼家、実朝、そして彼らの縁者たち。断ち切る術のないまま、血にまみれた因果の渦にのまれていく様が壮絶だが、その一方で物語を彩る不可思議な存在がまた哀切さを誘い、胸をうたれた。

さなこさんのレビュー 3 読み終わった

源頼朝の子孫たち。

あこさんのレビュー 4 読み終わった

読んだことあったかも。実朝の山吹の童女と語らうシーン覚えあり。うーんいつ読んだっけなあ?でも他の話は覚えてない・・・・。にしても源家恨まれてんなあ。不幸過ぎでしょ。哀しい、悲しすぎる。でも確かに、鎌倉幕府ってあっとゆー間に終わったイメージある。君の名残を もそうだっだけどほんっと哀しさ漂ってるなあ。でもなんか悲しいんだけど美しい(?)とゆーかこーゆー雰囲気は好きだ。ちょっと 黄泉がえり とかとも通じる感あり。死者と生者との垣根があやふやな感じ。にしても清盛ちょーこわいよー。首自分でとってるし・・・・。げに恐ろしきは人の恨みなり、ってとこか。

tomica4646さんのレビュー 読み終わった

あら。
私って存外に鎌倉時代に興味がないみたい。
新発見。

shunansさんのレビュー 3 読み終わった

真夏の母娘の光景を切り取った「空蝉」。初代将軍頼朝にまつわる因縁を描いた「されこうべ」。修禅寺物語に想を得た「双樹」。そして鶴岡の惨劇を軸に対を為す、殺される側実朝と殺す側である頼家の遺児公暁のそれぞれの生涯をたどった「黄蝶舞う」と「悲鬼の娘」。各々が独立した作品として成立していながら互いに複雑に絡み合い、やがて妖しくも美しき闇の世界を映した絵巻を織り上げていく。確かな筆致に支えられた異色の歴史連... 続きを読む »

あほづきさんのレビュー 4 読み終わった

浅倉さんの書く歴史系の小説が好き。


そう再確認した1冊。

柴犬ミミさんのレビュー 3 読み終わった

小学校から歴史というものが苦手だった。正直、大人になって歴史をベースにした本を読むのに抵抗があります。でも、この本はそんな読者の為の心遣いが随所に見受けられます。親切な本です。でも、お酒を飲みながら読むのには僕にとってはハードルが高い本です。

芭蕉さんのレビュー 4 読み終わった

鎌倉将軍家、頼朝・頼家・実朝の三代の死をめぐる、史実を踏まえて綴られる歴史幻想短編集。
政子と長女大姫の夏の光景「空蝉」
頼朝の死の謎と因縁「されこうべ」
修禅寺物語に想を得た頼家の最期「双樹」
殺される側である実朝と殺す側である頼家の遺児・公暁それぞれの生涯をたどる「黄蝶舞う」と「悲鬼の娘」
同じ作者の平安末期を描いた「君の名残を」が大好きで、迷わず手に取った本作。
「史実」部分と「物語」部分が交錯して描かれているので、ちょっと読みにくいところも。
ただ全体に漂う悲哀、幻想的な美しい描写は非常によかった。
あー、「君の名残を」読み返したい…。

佳耶さんのレビュー 3 読み終わった

この人の解釈は好きなんだけど、小説というには少し違うなあと思った。うまく当てはまる言葉が思い浮かばないんだけど…小咄のような。うーん。
しかし源氏って本当に自分の首締めてるなあ。

サルヴェさんのレビュー 3 読み終わった

「空蝉」「されこうべ」「双樹」「黄蝶舞う」「悲鬼の娘」。
平氏を倒し武士による幕府を作り上げた源氏。
頼朝や遺児たちはあっけなく、短い生涯を終えてしまう。
まるで妖しの世界に取り込まれたように。

みーこさんのレビュー 4 読み終わった

5つの物語が、それぞれ独立しているのだけれども、様々な関係で繋がっている作品で、特に、表題の「黄蝶舞う」は物語と分かっているのだけれど、もしかしてこれが現実だったらと思うと、とても切なく思うと同時に、人の執念というのは、死して怨念となって縛られてしまうものであれば、なんと憐れで、悲しいものなんだろうかと思ってしまいました(T T)
史実の間を妖しげな空想が漂う、とても素敵な作品でした♪

全21レビュー中 1 - 21件を表示
  • 新規登録・ブクログについて
  • ブクログの特集まとめページ
  • ブクログ公式Twitterをフォローしよう
  • ブクログ公式facebookページ
  • ブクログのiPhone・Androidアプリ