- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569775586
作品紹介・あらすじ
日本の新卒学生を取り巻く「就職活動=シューカツ」が変わろうとしている。右肩上がり経済を前提にした終身雇用、年功序列システムが崩壊しつつあるからだ。依然として新卒一括定期採用にとどまっているから、"就活"の現状は問題山積なのである。組織が変わるなか、就職・採用において学生・企業は何を重視すべきか?エリート学生の就活力が落ち、東大卒が以前より使えなくなったのはなぜか?企業が本当に欲しい優秀人材の特徴と、そうなるための方法とを、就職採用活動支援のエキスパートが解説する。
感想・レビュー・書評
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就活をしなくてもいいよ、という本ではない。
旧就活は今は通じないって話です。
一回でも就活を経験した人は、多分気づいているはず。なので、読む必要はないかなぁ??
あと、人事の人に向けての話も入ってます。
最新本らしく、ついったーの話が入ってます。
別についったーは、始めなくてもいいかも?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
就活の方法論ではなく、採用される学生はどういう人か?がメインのよう。大手企業が実際に採用したいのは対象者の5%であり、95%の学生は採用したくないということ。つまりその5%の人は不景気だろうと関係なく、いくつも内定をもらっている。そういう人間を目指せ、という主旨だが、弱い者の目線からはあまり考慮していない。
高度成長時代の年功序列、終身雇用は現代では通用しないことは皆わかっている。
廃止論と銘打つのはかまわないが、根本的な対策はいまひとつ。
この内容であれば伊賀泰代氏の「採用基準」のほうが上だろう。 -
<目次>
はじめに
第1章 「就活」の時代は終わった
第2章 「就活」の<ステップ0>
第3章 なぜ学生は就職できないのか
第4章 出現率5%の優秀人材になる方法
第5章 できる人材は自分で作れ〜採用への提言〜
第6章 就職活動への提言
第7章 次世代へのアクション
第4章 出現率5%の優秀人材になる方法
自分で考えて行動できるか
自分自身の「行動原理」を持て
第6章 就職活動への提言
「選考試験」は大学一年生からスタート
優秀者には複数年入社パスを発行
学生の入社意思表示は大学四年の十月に
選考試験フィードバックの実施
新卒通年採用、毎月入社
参考文献
『トップコンサルタントがPTA会長をやってみたー発想力の共有法』 -
就職関連企業の経営者が著者なのでちょっと先入観を持って読んでみたが,まったく印象が違った.
主張のほとんどすべてが納得できる.
誰のせいでこんなおかしな世の中になってしまったのだろう.
本当に何とかしないと,就職という問題だけではなく,日本の産業,国力というところに関わる大きな問題であることを考えさせられる.
答えは見つからないのだけれど・・・ -
自分自身の行動原理を持つ。
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学生への就活に対する提言。社会への就活に対する提言。
批判するだけでなく提案もあることは良いが、論調として好きではない。
就活支援の1つの意見として捉えるのには有益。
読書のきっかけは、就活支援する立場だからこそ反対の意見を知りたかったため。実際は、就活廃止というよりも、日本の採用活動を改善せよ。学生の意識を高めよといった内容。 -
タイトル負けしてる感じがする。就活に対する様々な意見がまとまってるが、廃止論までいってないという点で少しガッカリ。
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ジョブウェブ代表佐藤さんの新書です。
早稲田社学の先輩だったのね!
人事になってひと月ですが、身につまされる事ばかり。
私のミッションはうちに合った良い人材を採用する事ですが、
とっても合格率の低い当社では
①学生を育てる(②母数を増やす)
しかないなぁと。
②は効率悪いし疲弊するので、
何とか①を実践したい所。
あとは、如何に説明会で魅力を訴えられるか、興味付け出来るか。
難しいけど、面白い!
出来得る限りを尽くさなければ! -
就職情報会社である株式会社ジョブウェブの代表による著書。
まず、定年退職による終身雇用が崩れた今、その入口であった新卒一括採用という制度はそぐわないとし、1年からでも選考が受けられるようにする「就職活動の自由化」を主張。
さらに、企業側と接する企業の立場から、学生に対して、企業が必要としている人材に、なることを勧めている。
そのためには、大学1年次、あるいはそれ以前から社会人や社会そのものについて学び、起業するなど、卒業までにビジネスパーソンとしてのスキルを身につけるべきとしている。
そうすることで、現在は就活生全体の5%程度しかいない、「企業がどうしても欲しい学生」になることが可能になるという。 -
ありふれた現在の就職活動批判をまとめたような本。終身雇用・年功序列の崩壊…本当に終身雇用って崩壊しているんですかね?え?