仕事の悩みを引きずらない技術 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569775685

作品紹介・あらすじ

本書は、心理カウンセラーであるとともに会社の経営者でもある異色の経歴を持つ著者が、「イラ立ち」「後悔」「嫉妬」「不安」などあらゆる悩みを15のパターンに分け、それぞれの感情を上手に手放すための方法を説く。

感想・レビュー・書評

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  • 自分のクヨクヨパターンを知ることができたのが良かった。そういったように、パターンを知る何かあみだくじみたいなのがあると面白そうと思った。あとは自分のモードを知ることができたので、それもありがたかった。執着がやっぱりキーワード。なんだか仏教の世界への誘いみたいだなと思った。

  • イマイチ他人は気にするなくらい

  • ★☆★【 読 了 】★☆★
    笹氣健治 『仕事の悩みを引きずらない技術』

    仕事における悩みにどう向き合うか、どう対処するかを解説。
    本書では、心を不安定にする様々な心理パターンのうちから主なものをとりあげ、そのパターンを変えるための考え方をひとつひとつ説明。
    とりあげる心理パターンは15種類で、それを4つのタイプに分類。

    【他罰傾向型の心理パターン】
    ・イラ立ち:「なんでそうなの?」「いい加減にしてほしい」
    ・恨み:「許せない!」「信頼を裏切られた」
    ・自己正当化:「私は悪くない」「悪いの○○だ」
    ・傷心:「心が傷ついた」「ぞんざいに扱われた」
    ・落胆:「がっかりだ」「うまくいくと思っていたのに・・・」

    【自罰傾向型の心理パターン】
    ・後悔:「あのとき、ちゃんとやっておけば・・・」「なんであんなことを言ってしまったんだ」
    ・自己嫌悪:「自分はなんてバカだったんだ」「自分が情けない・・・」
    ・罪悪感:「周りに迷惑をかけてしまった」「悪く思われたらイヤだな」
    ・恥ずかしさ;「穴があったら入りたい」「無知だと思われただろうな・・・」

    【自己防衛型の心理パターン】
    ・嫉妬:「先を越されて悔しい」「負けたくない」
    ・執心:「失いたくない」「現状を維持したい」
    ・不安:「うまくいくだろうか?」「失敗したらどうしよう?」

    【理想追求型の心理パターン】
    ・劣等感:「今のままじゃイヤだ」「私もできるようになりたい」
    ・苦手意識:「私にはムリだ」「どうせ失敗するに決まっている」
    ・無力感:「なんのためにやっているんだろう?」「これ以上は頑張れない」


    ほとんどのパターンにおいて大切なのは、自己肯定感。
    それをどうやって引き出すかのヒントも記されている。

    また、あらゆる悩みは4つのモードで説明できるらしい。そのモードとして『心理モードマトリクス』を紹介されている。

    「支配モード」
     ※問題の原因を周りのせいにする態度
    ・自分に対して肯定的
    ・他者に対して否定的

    「自虐モード」
     ※問題は自分にあると考える態度
    ・自分に対して否定的
    ・他者に対して肯定的

    「絶望モード」
     ※心が折れて立ち直れない状態
    ・自分に対して否定的
    ・他者に対して否定的

    「安定モード」
     ※すべてを肯定できる理想の態度
    ・自分に対して肯定的
    ・他者に対して肯定的

    もちろん「安定モード」にもって行くための指南であるが、まずは自分がどのモードにいるのかを知ることが大切。
    また、安定モードは一瞬。
    常に安定モードにいることよりも、安定モードになろうと常に意識することが大切。

    そもそも、悩まない人間は成長できない。
    如何に自己を肯定できるようになるかが鍵。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    本書は、心理カウンセラーであるとともに会社の経営者でもある異色の経歴を持つ著者が、「イラ立ち」「後悔」「嫉妬」「不安」などあらゆる悩みを15のパターンに分け、それぞれの感情を上手に手放すための方法を説く。
    ————————
    【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
    笹氣/健治
    1967年仙台市生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。NTTで法人営業と広告企画を経験した後、仙台に戻ってスポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。業績アップによって黒字化に成功したが、企業経営者として人間心理を理解する必要性を痛感し、堀之内高久氏(元横浜国立大学保健管理センター准教授)に師事し、心理療法・心理学の研究と実践に取り組み始める。現在は、サラリーマンと企業経営を経験した数少ない心理カウンセラーとして、頑張っている人が抱える悩みの解消をテーマに、執筆、講演、セミナー、個別カウンセリングなどを行っている。
    ————————
    【目次】
    第1章 なぜあなたは、悩みを「引きずって」しまうのか?
    第2章 「思い通りにいかない現実」を引きずらないために―「他罰傾向型」の心理パターン
    第3章 「悔やみきれない失敗」を引きずらないために―自罰傾向型の心理パターン
    第4章 「いても立ってもいられない焦燥感」を引きずらないために―自己防衛型の心理パターン
    第5章 「頑張っても報われないしんどさ」を引きずらないために―理想追求型の心理パターン
    第6章 心を「安定モード」にするために
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  • [2013/08借りる]とにかく自分の悩みを認めてからそれぞれの悩みへの対応策を講じるという本。仕事に関わらず普段の生活にも応用できると思います…がそれが簡単に出来たら苦労しないんですよね(苦笑)

  • 非常に実用的。再読しようと思う。

  • <内容>
    仕事で悩んでいるときの心理状況を大きく4分類、15項目に分けて解説している。そしてどのようにしてそういう心理状況になるのかを解説しており、またその心理状態から抜け出せるような考え方もある。

    <レビュー・感想>
    仕事に限らず、悩んでしまう自分にとっては、ためになる1冊。解説もわかりやすかったし、考え方が多少なりともポジティブになれる。

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著者プロフィール

心理カウンセラー。株式会社グラン・スポール代表取締役。国際基督教大学教養学部卒業。NTTで法人営業と広告企画を経験した後、地元の仙台に戻ってスポーツクラブ経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感し、元横浜国立大学准教授の堀之内高久氏(現メンタリング研究所スーパーバイザー)に師事して心理カウンセリングを学び、現在は、頑張っている人が抱える悩みの解消をテーマに、講演、カウンセリング、メンタルトレーニングを行う。
『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)他、著書多数。

「2016年 『3分で立ち直る方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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