- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569780702
感想・レビュー・書評
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引っ越しで女子校から共学に転校したアナベルは、転校初日から男子に意地悪された。
新しい家で子犬を飼い始めたアナベルは、犬のしつけの本を読みながら、男子にも応用できるのでは?と、実践してみる。
小学校高学年〜中学生向けかな?でも話は面白い。
男子が読んだら怒りそうだけどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母親に恋人が出来た都合で、引っ越しの上転校。
あちらではよくある話、かと思いますが、日本ではないですね。
そこまで地域(?)広くないですし。
男の子が犬。
操り方のマニュアルが犬のしつけ。
ある意味確かに躾をしなくてはならないものですが
だからと言って、女の子が躾がいらないかと言われると…。
まぁ男の子の方が、いつまでも子供、とはいいますが。
色々と突っ込みどころもありますが
概ねそれでうまくいってるようです。
しかし相手は人間。
全てが全てそれで終わるわけではありません。
そういう事をいえば、詰めが甘いな、と。
男の子にしろ女の子にしろ、それほど上等な生き物でもないですし。 -
主人公は日本で言えば小学5年生くらいでしょうか? 女子校から親の再婚のために引っ越して共学校へ通うことになります。そこで初めて接するクラスメートとしての男子。ちょうど引っ越しを機に飼いだした犬のしつけの本を読んでいて、これって男子にも応用できるかもと思いつき、男子を犬に見立てて飼い慣らしていくというストーリー。もちろん相手は犬ではなく人間なので思ったようには調教できませんし、相手が人間だからこそ主人公の少女にもいろいろと逡巡があります。女子校時代の友達との何となく生じる距離感、母親の再婚相手との距離感、いろいろ新しい人間関係が主人公の回りに生じます。小学生ながらも、小学生として悩み考え成長していく物語と書くとあまりにもきれいにまとまりすぎです。そこまで主人公は成長していませんし、決して品行方正、心優しい女の子でもありません。そういう意味ではリアルな人物造形と言えるのは? 読んでいると主人公が小学生と言うよりも中学生か高校生ではないかという錯覚を覚えるほどでしたので、中高生が読んだら楽しめるのではないでしょうか?
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ママのボーイフレンドと同居するために引っ越すことになったアナベルは、
住み慣れた街や親友たちと離れるのがとても嫌だった。
ママのボーイフレンドのドウィーブルも気に入らないけど、ママの選んだ人だからがまんしようと思っていた。
新しい学校は共学で、初日から意地悪な男子に嫌がらせを受けて、
アナベルはこれから続く最低な学校生活にうんざりだった。
子犬を飼うことになり、しつけを任されたアナベルは、
犬のしつけ本の「犬」を「男子」に書き換えることで、
男子たちの嫌がらせから抜け出せるのではないかと思いついた。
勇気を出して男子に立ち向かっていくアナベルを応援したくなります。
面白かった。 -
アナベルは、転校先の学校で、男子にいじわるをされて落ち込んでいた。ママとママのボーイフレンドが買ってくれた子犬はかわいいけど、毎日がユーウツ。でも、犬のしつけの本を読んでいたら気づいたんだ。男子も犬みたいにしつければいいんじゃない? アナベルの男子しつけ作戦、開始!!