願いがかなうふしぎな日記

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 30
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作品紹介・あらすじ

おばあちゃんからもらった日記に書いた願いごと。もう一度おばあちゃんに会いたい、両親が仲直りしてほしい、泳げるようになりたい…。そして、光平にはどうしても実現させたい願いがあった。

感想・レビュー・書評

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  • 亡くなったおばあちゃんに貰った日記帳に書いた事が本当になる。はじめはファンタジーかと思った。出来ると信じて、努力して、やれる事が増えて成長する。それは周りの人にもちゃんと伝わる。今の子がこの物語を信じて動いてほしいなぁと思う。読書感想文の為に「星の王子さま」を読む光平に兄がかける言葉と、母親の「お兄ちゃんを見習いなさい」の言葉…肉親が1番 やな事言うなぁと思った(笑)

  • 児童書、149ページ。主人公の少年が願いをノートに書いてひとつひとつ叶える為に自分で考え行動していく一夏のお話。ちょっと勇気を貰いました。

  • タイトルから見て、ちょっとファンタジー?なんて最初は思っていました。小学生の男の子が語りだし、おばあちゃんに昔もらっていた日記を見つけた所から始まります。
    「願いが叶う不思議な日記」は、自分を信じて努力をし、己の力で成し遂げることを教える大切なものだったんだなって気付かされました。最初は不思議な体験だったりもするけど、簡単に叶うものばかりではありません。彼の成長と自信の付き方、前向きな考え方が夏休みの期間でどんどん変わっていくので、読んでて楽しかったです。始まりの彼と夏休みを通して成長した彼は、何倍も違って見えます。
    私が小学生でこの本と出会っていたら…どう感じて、どういう風に読書感想文とか書くのかな?と想像してしまいました。好みはあるだろうけど、私はおすすめしてみたい本になりました!

  • #願いがかなうふしぎな日記
    #本田有明
    #PHP
    #児童書
    #読了
    途中、「あの話どうなるのかな?」という気持ちになるが、終盤、しっかりと伏線回収!最後にもう一度タイトルを読むと、そういうことかぁ!となんだかさわやかな気持ちになる。ファンタジーではない、実生活に生かせそうな良いお話でした!!

  • 亡くなった祖母から買ってもらった日記帳は、なぜか書いた内容が実現する魔法の日記帳だった。
    しかし、色々考えたり、体験したりしていくうちに、それは魔法の日記帳ではなく、変えた内容を自分の努力で、自分なりに達成しようと頑張った結果、内容が実現するというものだった。
    何事も自分で真面目に努力すれば、いつかは叶えられることを改めて感じた。
    この物語での日記帳は、自分の目標を決めるための動機づけであり、無意識でも目標を達成させるために頑張っていく姿はとても素晴らしいなと思った。

  • この「願いが叶う不思議な日記」ではおばあちゃんがなくなった時に日記を貰ったことから始まります。おばあちゃんがくれた日記に書くとなんと願いが叶う!いえいえ、本当にねがいが叶う訳ではありません。じゃあなぜ、主人公の公平はなぜ願いが叶うのか、それは本当に願いが叶うと思って努力しているからです。だから僕もいつかその日記みたいに願いの叶う日記を作ってみたいです。でも僕はひとつ気になることがあります。それは何かというとひとつの日記に書かれたことです。公民館もしくは老人ホームであったおじいさんに書いてあげたあの日記のことです。「3月22日に故郷に帰る。」と書かれた日記で公平が必死に願ったとしても。おじいさんが必死でやらないと故郷に帰れないのにどうして帰れたのかなぁと思います。僕の考えは、おじいさんが「願いが叶う不思議な日記」に書いてもらったのでもう安心して帰れると思い、自ら努力したからではないかと思います。

  • まず、主人公の男の子の語り口調がテンポよく読み進められる。

    書くだけで願いがかなっちゃうなんて楽!?と思いきや、「本気で望みをかなえようと思わなくちゃだめだよ」

    そう、本当は日記の力なんかじゃない、書くことで自分の決意を確かなものにするってことなんだと思う。

    4年生ぐらいからおすすめ。

  • 小学5年生の光平は、ある時部屋の掃除をしていて、前におばあちゃんからもらった絵日記を見つけます。
    おばあちゃんが「これを書けば願いがかなうよ」と言ってくれた日記。ずっと忘れていたけれど、おばあちゃんが亡くなってしまった今、光平はその日記に、「おばあちゃんに会いたい」と書きます。するとその夜、夢におばあちゃんが現れて…。
    これって、偶然?それとも本当に願いが叶うの?
    光平は、考えながら、次々と願いを書いていきますが…。

    タイトルを見るとファンタジーなのかな?と思うが、実はそうではない。
    小5にもなると、願いが叶う魔法、なんて、心の底から信じているわけではなく、なんとなく叶いそうな願いを書いていく光平の姿がリアルで面白い。
    おばあちゃんの日記を「本物」にするために、願いを叶えるべく奮闘する光平の成長の物語。

    よく、「願いは口に出せ」とか「書き出してみろ」とか、自己啓発本のようなものでも見るが、本当にそうなんだろうな。
    「したいなぁ…」ではなく、「する」と言い切ってしまうことが大切なんだろう。
    光平が、日記の文言を「○○をした」と言い切ってしまうことにしたことには、そういう強い思いが込められていて、なるほどなぁを思った。

    結果が付いてくるための努力をするのが億劫で、「○○した」はおろか、「○○する」「○○しよう」すら言い出せなくなっているが、少しは見習いたいと思った。←「たい」と言っている時点であまりやる気はみられないが。

    作中に『星の王子さま』が出てくるのもポイントが高い。
    『星の王子さま』と合わせて紹介しても。

  • 願いは自分で考えないとダメなんだなあ。(小4)

  • 「おばあちゃんからもらった日記に書いた願いごと。もう一度おばあちゃんに会いたい、両親が仲直りしてほしい、泳げるようになりたい…。そして、光平にはどうしても実現させたい願いがあった。」

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著者プロフィール

作家、エッセイスト。主な著書に『願いがかなう ふしぎな日記』『願いがかなうふしぎな日記 光平の新たな挑戦』『望みがかなう 魔法の日記』『夢をかなえる 未来ノート』『「水辺の楽校」の所くん』(以上、PHP研究所)、『走れ!家出犬ジェイ』『電車でスタンプラリーへGO!』(以上、金の星社)、『勇気を出して、はじめの一歩』『ここではない、どこか遠くへ』(以上、小峰書店)、『メロンに付いていた手紙』『歌え!多摩川高校合唱部』(以上、河出書房新社)などがある。

「2023年 『願いがかなうふしぎな日記 夢に羽ばたく夏休み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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