幸せはあなたの心が決める

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569784991

作品紹介・あらすじ

ミリオンセラー『置かれた場所で咲きなさい』の著者が、思い通りにいかない人生に負けず、笑顔で生きていく秘訣を身近な体験から語る。

感想・レビュー・書評

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  • 渡辺先生のお話は、『置かれた場所で咲きなさい』も素晴らしいけど、この本も素晴らしい。
    その中で下記の言葉が印象に残った。

    自分の生活を大切にするために、自らの感情をスッパリ『断ち切る』事が時に必要です。
    『もう、これ以上このことで悩むまい』と。
    それでも断ち切れないときは、時間がいい薬です。

    時々疲れます。
    自分がこんなに苦労して人の間を美しくみようとしているのにその相手が少しも努力していないとき。
    そんなとき『疲れてはダメ』と自分に向かって呟くのです。

  • 通勤時に一気に読みました。「置かれた場所で咲きなさい」の渡辺和子氏の著書です。何かに、はまっているとき、固定観念にとらわれているとき、別の視点から、自分を見つめなおす機会を頂いた、自分を考え直す視点を頂いたと考えております。

  • 物事の見方、捉え方を少し工夫すれば
    苦しかったことは何でもなくなる。

    期待しすぎるのではなく、
    かといって、諦めるわけでもなく、

    だれかに“してもらう”ことは、
    いずれも“ありがたい”ことと認め
    感謝を忘れず、謙虚な心を
    持ち続けるための1冊です。

  • 「愛の反対は憎しみではなく、無関心だ」(p.5)
    聞いたことはあるけれど、マザー・テレサが言った言葉だとは初めて知った。

    キリスト教的な思考回路に、すこし抵抗を抱く。
    でも、言われていることはごもっとも。

    身近で起きたエピソードを紹介して、そこからときに先人の言葉を引用しながら学ぶべきことが書かれている。


    「君は君 我は我なり されど仲よき」(p.81)武者小路実篤さんの言葉にぐっときました。

  • 久しぶりの渡辺和子さんの本です
    今まで読んだ本と
    内容が重複しているようですが

    胃を痛めたときに
    胃腸薬を飲むように
    心がちょっと疲れたとき
    渡辺さんの本を読むと
    落ち着きます❤

    そんな優しく読みやすい本でした。

  • 不条理を受け入れる
    人間は不完全なもの
    全てこれ恵み

  • 「自由人」とは他人に由るのではなく、他人に甘えるのではなく、自分の幸せも不幸せも「自分に由る」という淋しさとつらさと、喜びを持って生きてゆく人。人間の自由というのは、諸条件からの自由ではなくて、これら諸条件に対して、「自分の在り方を決めていく自由」である。私たちは周囲の人やさまざまな環境という条件のもとで生きていかざるを得ないし、病気や災難に出会うこともある。それらに対して自分が「いかにある」か、それらを「どのように受け止めていく」か、、、ということが自由人であることの証になる。

  • よく言われていることが書いてあるキリスト教的書籍という印象であった。

    しかしながら、窮地に陥っている際には当たり前のことを他者から伝えてもらうことが心の安静に繋がるのだろう。


    ところで、私は精神が沈んでいても曲解して物事を捉える節がある。そんな私が、「許しなさい」と言われて憎き相手を許せるだろうか?「キリストですら困難にあったのだ」と言われて納得するだろうか?否である。

    「人間は不完全な存在」なのである。私は「不完全な我々が他者を憎んで何が悪いのか?」という発想に思い至った。他者を憎んでしまう自分に対する自己嫌悪の念を抱いていた私にとって、この発想を得たのは大いなる一歩である。


    ぜひとも、本書を読んでもスッキリしなければ、「高潔な人間」であろうとしないで欲しい。一度、堕ちるところまで堕ちることも大切であろう。

    存分に自分の負の感情すらも解放して、心を軽くしてから復活すれば良いのだ。


    大丈夫、キリストは磔にされても復活したのだから。

  • 少し難しい表現や、宗教っぽく感じるところがありましたが、心に留めておきたい素敵な言葉がたくさんありました。

    【心に響いた文】
    ・自分の生活を大切にするためには、自らの感情を自分でスッパリ「断ち切る」ことが時に必要。
    ・この世の中には、決して妥協したり、譲ったりしてはいけない、いくつかの信条があっていいし、なくてはならないもの。
    ・「幸せ、心の自由は、自分のものの見方にかかっていることが多い」
    ・人間の一生は、自己を発見していく旅
    ・自分を温かく、しかも冷静に見つめる姿勢がなければなりません。そして、自分だけが咲かせられる花を一番美しく咲かせていこう、という決意と努力が大切。
    ・生活の豊かさは、お金の多寡では計れない。

  • 私はキリスト教の教えが胸に響く様で、渡辺和子さんの穏やかな人間性が心地よかった。
    P124マザーテレサの、「お金で買えないもの」
    「どれ程多額のお金を貰っても、この様な仕事は出来ない」に対し、
    「お金の為だったらこの様な仕事は出来ない」という一節に感銘を受けた。
    私も自分の周りのカルカッタに手を差し伸べたい。
    他人は不完全であり、他人の評価が総てでは無い。
    他人の毀誉褒貶に関わりなく存在する自分を暖かく、冷静に見つけなければ。

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著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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