世界の最強撃墜王バイブル

著者 : 鈴木五郎

• PHP研究所 (2010年7月31日発売)

感想・レビュー・書評

[asita-asatte-siasatteさんの感想 · 2013年9月14日]

素材はいいのに何故こんなにつまらなく書いたのかと思う。
紙面があるのに写真や図解をふんだんに使わず、『何月何日に何機撃墜、翌日も何機撃墜』みたいな無味乾燥な文章もところどころにあり鼻に付く。
せっかく面白いエピソードがあってもちょっと軽く書くだけなので、せっかくの面白いエピソードがあらすじだけの無味乾燥なものになっていたりする。
大勢の人間の言を書くにはやはり、個性を強調しなければならないし、個性のない人間は紙面を減らし、逆は増やすようなアクセントも必要。
章が終わる毎に数ページのコラムを挟んで読者の理解を深めるとかそういう努力もなく失望しました。
こういう本が好きでよく読むので何となく辛口の感想になりましたが、PHPが五百円で出す本だからこんなものかなとも思いました。

著者プロフィール

1939年生まれ。現在、国際医療福祉大学医療福祉学部教授。日本ソーシャルワーカー協会副会長。地域福祉論、コミュニティワーク論。
【主な著書】
「地域援助技術の意義・定義、構造と機能」『社会福祉援助技術論1』中央法規出版、2003年
「地域援助技術の理論と技術」『社会福祉援助技術論2』中央法規出版、2003年他

「2003年 『地域福祉概説』 で使われていた紹介文から引用しています。」