[新版]ドラッカーの実践経営哲学 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569790671

作品紹介・あらすじ

世界最高の叡智と言われるドラッカーのマネジメント論。しかしながら、その翻訳本を手にとってみても、「難しそうで、なかなか読む気になれない」「読んでも難解で意味がわからない」という人が多い。そのような人のため、ドラッカーの著作の解説本として本書は書かれた。翻訳書の要点を短時間で読みたいという人のための要約本である。

感想・レビュー・書評

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  • ドラッカー大好きなビジネスマンによる一冊、という趣き。
    何冊かドラッカー本人の本を買ったもののまだ積読状態の自分としては手軽に学べてありがたいのだが、実践的かというとこの本でもまだまだそうとは言えない印象。実際にどうなのかはこれから自分で原書をどれだけ噛み砕いて読めるかによりますな。

  • ドラッカー関係の本で一発目に読んでみました。
    想像以上に読みやすくて、あっという間に読むことができます。

    実例が豊富で専門用語も少なくて、学生からでも僕のような社会人なりたて人間でも問題なく勉強できます。
    けっこう考えれば当たり前なんだけど、なかなか気付かないようなことを突き付けてくれるので、ありたがい本です。
    書き込みしながら、線引きながら読んで、自分専用の要点凝縮ドラッカー本にしちゃいました(笑)

    ドラッカー関係の本、せっかく時流がその方向にあるので、もっと読んでみよう、そう思える一冊でした。

  • ドラッカーの主張を、日本企業や米企業の具体的な事例に当てはめて、解説。

    理解を深めるのに役立ちます。

  • ドラッカーの言葉を抜粋し、実例を示しながら著者なりの解説を加えている。
    ドラッカーの言葉の引用部分はさほど多くない。
    ドラッカーから若干離れ過ぎていない?と思う点もなきにしもあらず。
    PHP的解釈?と感じたのは私だけだろうか?
    気になった箇所、言葉を要約(必ずしも同意というわけではないが、、、)
    ・スリッパと作業着の法則
    スリッパに履き替える会社、社長が作業着をきている会社、内向きで外部思考にかける
    ・売り上げを増やす部門はコアだから痛くできないがコストを下げる部門はいたくできる
    ・付加価値を上げるには
    生産性を上げる、外部支払いを減らす、回転率を上げる、在庫を減らす
    イノベーションとマーケティングで新製品を開発し売り上げを増やす
    ・管理しにくい社外活動
    販売活動と物流活動
    ・ほとんどの企業がお客はものやサービスを買っていると思っているが、それは稀。
    顧客のニーズは違う(例えば観劇は感動を。)
    ・我が社中心の天動説
    ・大企業病
    管理職の階層の多さ、調整の為の会議、部門の細分化、人間が多すぎ人間関係に気を遣う、役員の年齢層が偏っている
    ・病原体
    縦割り組織、本社スタッフ、コンピュータ、共同体の論理、愛社精神(自社車しか乗せないなど)、業界協調
    ・イノベーション 古きを捨て新しきを?

  • ドラッカーの要約本。
    読みやすさにこだわっているのかな、スイスイ読める。
    でも、なんか、ドラッカーの本を読んでいる気がしない。どこかで読んだことがあるような。巻末に参考図書がたくさん載っていたけど、それらとオーバーラップしているような気がする。

  • ドラッカーの入門書
    実例も多くあり、大変分かりやす。

    「『作ったものを売る』のではなく、売れるものを開発して、買ってもらう仕組みを作ってから、販売活動を行うのが順序である。」 組織の企画、イベントの催行なども同じでしょうね。

    「お客に関する支出はコストではなく投資だが、現在の会計システムではコストとして扱われている。」「販売活動と物流活動についての合理的な理論がないのは、複雑すぎて理論ができないから、、、、。」

    2002年からの「会計ルールの変更」=明治維新に匹敵する「ビッグバン」

    久しぶりの高満足度!

  • ドラッカーの入門書ということで読んでみた。
    ドラッカーの言葉とともに、いろいろな会社の事例が紹介されており理解しやすかった。
    何度も読んで自分のものにして、この本の中で紹介されているドラッカーの本にトライしたい。

  • お客についての5章から7章あたりが特におもしろかった。
    - 自社にとってのお客が誰かがわかっていない。
    - お客が何を買っているか(何の効用を買っているか)を把握する必要がある。
    - お客ではなく内部に目がいっている。

  • モチベが上がる。知識労働者、資産を動かす力が重要となる。客が何に対して対価を払うのかを常に意識すべし。

  • ドラッカー初心者ですが、読み易く大変参考になった。ビジネスの基本はやはり、顧客主体。いかに良い商品を開発しようと、買い手のニーズにあったものでなければ、モノは売れないし企業は成長しない。企業の成長なければ経済成長もない。何を「主体」に考えるか、日々の仕事の中で一度立ち止まって考える事は重要なこと。

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著者プロフィール

 1942年、東京生まれ。2003年(平成15年)3月1日没。本書が遺作となった。
 慶應義塾大学経済学部卒業。大日本印刷入社後、市谷第二営業本部長などを経て、ダイレック常務取締役、大日本運輸取締役管理部長、DNPロジスティックス営業開発本部長などを歴任。
 経営側の一員として企業運営に携わるかたわら、慶大同期卒業生らと経営管理についての研究会を結成した。ビジネスマンとして培った現場経験と知識を生かし、日本経済に即応したドラッカーの研究や歴史研究を続け、その成果を書籍に著してきた。
著書に「ドラッカーの箴言 日本はよみがえる」「ドラッカーと福沢諭吉」「ドラッカーの実践経営哲学」などがある。

「2003年 『源流 福沢・大隈は「官」に挑んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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