「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」 (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569790787

感想・レビュー・書評

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  • Why型思考(なぜなぜくん)とWhat型思考(そのままくん)の対比の構成となっており、はっと気づかされることが多い一冊。

  • 昇格試験の参考書籍として先輩に紹介され読んだ。

    この本の良いところとしては読みやすいことぐらい。

    タイトルに記載されている「頭の使い方」について、この本の中で述べられているのは単に、物事の本質を理解するために「なぜ?」と問い、考えなさいということ。

    全く間違えていないし正しいことだが、当たり前のことすぎて得るものが何もない。

    著者が別で出している「地頭力」関連の本の導入に書くぐらいで十分な内容だと感じた。
    (「地頭力」関連を読んだことはない)

  • 背景を考えようって本
    なぜなぜ思考的なそれはどういう背景・理論で起きているかをつかもうという内容で納得感はある。
    ただ内容はちょっと薄い感じがある。同じような話に見えるし。
    whatとwhyの教育は両立できないとかもわかるけどもう少し考えてほしかった。
    あと作者がwhy側にいすぎてなんか気持ちよく読めない

    非定型業務ではそもそもどういう理由で行うのか本質の議論が求められる
    大企業:what、ベンチャー、傍流:why
    what:平均点、why:二極化

  • 非常によくある論調。ビジネス書の典型って感じ。
    なぜこういうよく似た本ばかり出続けるのか?とwhy型思考で考えてみたり。

  •  地頭力で有名な著者の新書、オススメです。疑問を持たずに言われたことをそのまま受け入れる「What型思考」と対比させて、疑問をぶつけて物事の本質を見ようとする「Why型思考」の大切さを教えてくれます。

     what型思考は、一言で言えば思考停止の状態です。自分で考えずに言われたことをそのまま行動に移すスタイルです。著書では「そのままくん」と呼んでいます。一方why型思考は、言われた言葉を表面的に捉えずに、言葉に潜む背景を見抜き、相手が言いたいことは何なのかを考えようとします。著書では「なぜなぜくん」と呼んでいます。

     前例主義や形骸化したマニュアルがはびこる職場、知識偏重で詰め込み主義の教育現場など、what型思考が広まっている現代社会で、疑問を持ち、なぜを言えるwhy型思考の転換を指摘しています。

     why型思考とは、簡単に言えば「自分の頭で考える」と表現できます。自分で考えて、本当のところはどうなんだと質問する習慣を作る必要があると思います。自分で考えるためには下地の知識も必要なわけで、そこはwhat型思考で頭に知識を蓄える出番です。著書でも指摘するように、what型とwhy型をバランスよく使い分けることが大事だと思います。

     why型思考とは、数学の証明問題や推理小説と似ていると思います。目の前に現れている断片的な手掛かりから物事の本質(答え)を導く、と例えることができると思います。証明問題や推理小説では、手掛かりを覚えるだけでは答えを導けません。答えを導くプロセスで、必ずや「自分の頭で考える」所作を行なっているはずです。

     数学や推理小説のように答えが用意されているのであれば、比較的取り組みやすいですが、現実では答えが必ずある保証は無いのでやっかいです。そのため骨折り損を避けるため、多くの場合において表面的なwhat型で安住しやすいのかもしれません。

     why型思考は、これからの時代に必須スキルであると思います。問題に立ち向かった時に、なぜなぜと考えて仮定を立てて攻略する。what型思考であれば、自分の手に負えないと悟った瞬間、すぐに立ち向かうのを諦めてしまうでしょう。what型思考だけでは、変化の激しい現代社会で生き残れないと思われます。what型思考とwhy型思考、両方兼ね備えた人材になる必要があると著書を読んで気付かされました。


    目次
    第1章 イントロダクション―あなたは「そのままくん」か「なぜなぜくん」か?
    第2章 職場にはびこる「WhyなきWhat病」
    第3章 Why型思考とは何か?
    第4章 WhatとWhyを切り分ければ「世界が変わって見える」
    第5章 Why型思考のビジネスへの応用例
    第6章 「そのままくん」の原点はWhat型教育にあり
    第7章 Why型思考を鍛えるために
    第8章 Why型思考の「使用上の注意」

  • WhatとWhy型で顧客の課題に理解を深める手法。コンサルタントならではの実用的な内容となっている。
    特にITでシステム提案を行っているSEや営業の方必見、ですね。
    ご本人の講演も最近聞かせていただきましたが、とても役に立ちました。

  • 「なぜ」を考えることによって、「背景」や「理由」を掴むことの重要性を説いた本。

  • 筆者については「具体と抽象」で良いイメージを持っていた。
    「Why型思考トレーニング」が気になっていたところこの本を図書館で見つけた。
    「具体と抽象」の時と同じで、気になっていた本の理論編だと思って手に取ってみたが、サイモン・シネックの「WHYからはじめよ」を読んでいたので、特段新しい気づきはなかった。

    ただ、内容は良くまとまっていると思う。この本に書いてあることを理解して自然にできるようにすることは重要だと思う。

  • ビジネス新書の手アカのついた王道タイトル、なぜ〇〇は△△なのか?系へのオマージュと思うと、味わい深い。
    why型人間が多すぎる世の中もまた、考えものでは。無為自然のなかにも幸福はあるはず。

  • ・当たり前のことが多い
    ・why型意識形成にはいい
    ・営業マンになる前の心構えは手に入れられた

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著者プロフィール

細谷功(ほそや・いさお):1964年生まれ。ビジネスコンサルタント、著述家。問題発見・解決や思考力に関する講演や研修を国内外で実施。『仕事に生かす地頭力』(ちくま文庫)、『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』(共に東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『思考力の地図』(KADOKAWA)等著書多数。

「2023年 『やわらかい頭の作り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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