- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569791128
感想・レビュー・書評
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岡崎さんの論は良い。
特に、「戦後とは何であったかー『村田良平回想録』に思う」は必読だ。このような論者が少しづついなくなるのは寂しい限りです。
また、
真の保守主義は、経済問題ではなく、外交、安保、教育などの面で真価が発揮されるべきものである。
は、なる程と頷かされる。
国家、民族、家庭を守るのが保守主義という定義に異論はない。
政治家に謙虚さがないのは致命的である。
偏向とは
日本から物質的だけでなく精神的にも報復能力を奪おうとした初期のアメリカの占領政策。
憲法しかり、左翼的偏向教育と報道しかり。
これらを克服することが、真の保守主義である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2007年から2010年半ばまで、読売産経のコラムやオピニオン誌に書いたものをまとめたもの。タイトルの件については、巻末で「エドマンド・バークに立ち返って考えよう」という形で説明されている。
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外交官だった岡崎さんが、
過去に新聞、雑誌等に寄稿した論文、コラム等をまとめたもの。
この手の本はよく読みますが、
岡崎さんは非常に謙虚な方で、
他の作家さんとは違った見方をなされています。
もっとも、言わなければならないことは、
しっかりとおっしゃっており、
非常に勉強になりました。
今後の自民党に期待です。 -
安倍首相も、政局が困難であろうことは予想に難くないが、初心を貫けばよかったんだ。
福田首相を日本のコンセンサスをつくる人という表題をつけたが、日本のコンセンサスがどこにあるかということはつめて議論していない。
プーチンも、マケインは最悪、オバマが最善のチョイスと述べていた。
麻生総理は時代は悪かったが、新年はしっかりしていた。日本の財政経済に対して、確固たる見識があった。
日本人の正直、勤勉、相互信頼を規律を守る国民性は日本人が長い歴史の中で培ってきたものであり、これが失われない限り希望はある。
鳩山政権には謙虚さがない。