必ず覚える!1分間アウトプット勉強法 (PHP新書 718)

著者 :
  • PHP研究所
3.60
  • (22)
  • (67)
  • (70)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 635
感想 : 74
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569794891

作品紹介・あらすじ

勉強して数年たつと内容を断片的にしか覚えていないことがよくあるが、「声に出す」「人に伝える」というアウトプットを行うと記憶に定着する。著者は学生時代から現在に至るまでこの方法を実践し、あらゆる難問を突破してきた。ただ、やみくもに口に出せばいいわけではない。「まず問いをたてる」「川のフォーマット」などの工夫により、その効果は最大になる。勉強の目的を見すえて行う、最高のメソッド。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 書かれていることをまとめれば、「目的意識を持って勉強する」とか「学んだことはアウトプットする」とか、学習法としては見慣れた原理原則ばかりだが、それをいかに実現するかをわかりやすく手軽そうに説明をしているので大変ためになる。でもその「ちょっとしたアウトプット」が面倒になっちゃうんだよね。いかんいかん。結局手間をかけずに身になる学習をすることはできないとあらためて実感させられました。

  • 本を読んだ後のアウトプットが重要である。
    二つあると思う、一つは資格試験・入学試験用の知識のアウトプット、もう一つは、表現力のアウトプットである。 兎角、日本人は昔から表現・発言が苦手である。 この、アウトプットを伸ばすためにも本を読んだ後のアウトプットを活かしたい。
    アウトプットする場合、3つの要点に絞って纏めることを心掛けたい。 読み終わった後に問いかけをする事も重要である。 「なぜ」「どうして」「いつ」「だれが」「どのようにして」を約1分間で行う。
    前半は面白かったが、後半の分野別に分けたアウトプットに関しては少々無理があった。

  • 従来の知識詰め込み型の勉強では、やる気が起きないのは当然。大切なのは、身に付けた知識を使ってあげること。部活で試合に出れないと分かっていれば、練習する気も起きないのと同じで、知識も使ってあげる機会がなければ、身につける段階でやる気が起きないのも無理はない。では、どのようにして知識を使ってあげれば良いのか。それが「1分間アウトプット」である。

  • はじめに 勉強に「革命」を起こそう/第1章 アウトプットがなければ勉強ではない/第2章 「世界史」をアウトプットするー基本編/第3章 「法律」をアウトプットするー図解化編/第4章 「英語」をアウトプットするー語学編/第5章 「グラフ」をアウトプットするー数値編/第6章 一〇秒アウトプット/第7章 アウトプットが意欲を高める/第8章 視点を得るために勉強する/おわりに 「勉強=実践」の回路を身につける

  • インプットだけではだめ。

  •  アウトプットが大事なのは、「自分もプレイヤーなのだ」という自覚を持って、主体的に知識の吸収にあたるから、であり、その具体的な実践方法を各教科について教えてくれる本だった。簡単に取り入れられるものから、慣れるまで少々時間を要しそうなものまで種々様々、たくさんのやり方を紹介してもらえる。経験に裏打ちされた方法論のため、実践すれば、たしかに力になる。あとは、実行にうつすだけなのだが……とりあえず、「図解する」ことからはじめようとおもう。インプットに行き詰まったときに、また読み返したい。

  • 私は長期記憶が苦手で、繰り返しインプットするような手間をかけることは難しいことから、記憶の定着率を上げるために本書にあるようなアウトプットを前提としたインプットを心がけたいと思った。
    またアウトプットする際は内容を要約して、例えを交えて、自分の言葉(口語)で1分間話すことを意識することは頭の中で反芻しながら実践しようと思った。
    ただ本書で語られる実践例はかなり限定的であり、また著者の指示で実行した学生が果たして本当に効果を実感できているかの根拠が乏しい印象をうけた。


    ---
    ・アウトプットを前提にインプットをすると定着率が全く違う
    ・人に1分間で要約して、説明できるようになるのが大事
    ・重要なのは自分の言葉で理解することであり、コピペのできる「書く」手法ではなく、「話す」ことによる口語でのアウトプットが重要
    ・口語→たとえば歴史の話をする上で「ケンカを売る」「いちかばちか」といった感情ののった言葉で話せると、身近に感じることができ、記憶の定着率が高い
    ・小学生にでも分かるように言い換え、例示することができると理解力が高まる
    ・レポートで「必ず1つ図を用いる」と条件を設けることで質がかなり上がった
    ・自分なりの視点を入れることにより、相手からの興味は高まる
    ・Aを説明するために、別のBを持ち込むことで論理的になるし、独自解釈(自分視点)となりやすい

  • 語学編はとても参考になった。これが10人くらいのクラスだったらやってみたいなとら思う。子どもの頃からこういう川の流れのフォーマットとかアウトプットの練習していけばいいんだろうな。自分も未だアウトプットは苦手。

  • (1)問を立て
    (2)3色ボールペンでキーワードを囲みながらテキストを読み込む
    (3)ポイントを3点にまとめてメモ書きし
    (4)1分間で問に答える。

    勉強法の基本は”いかに自分自身を真剣な状態にするか”

  • インプットしたらアウトプットしないと覚えられない。図などにして自分の文脈にすることが必要。

全74件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×