頭のいい子は、3歳からの「遊び」で決まる!

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569795119

作品紹介・あらすじ

数に強くなるだるまおとし、イメージする遊びで読み書き準備、音まねゲームで発達する聴覚&コミュニケーション力…聞きとる力、集中する力、やりとげる力を伸ばそう。

感想・レビュー・書評

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  • 本田式認知テストに興味を持って読んだ。ちょっと英才教育の本だから思ったのと違うけど、子供をむやみに怒らずにすむようになりそうだな。子どもの理解になるいいホンダ。


     早期教育、つまり英才教育はポイントを守らないといけない。それが認知特性を理解することである。
    ①子供が学習するのに十分発達しているか見極めること(認知特性は体の成熟で開花のタイミングが違う。視覚特性を獲得してないのに文字を読ませようと思っても不可能である。それを強要したら子供の負担にしかならない。)
    ②やりすぎ・偏りすぎに気を付ける(学習内容には視覚特性・聴覚特性・言語特性など種類がある。一部に偏っても知能は伸びない。得意は向上・苦手は克服。バランスよく伸ばしていこう)
    ③向き不向きを理解する(誰もが得意不得意がある。それは認知特性からくるものが多い。視覚優位の子に聴覚特性の課題をやらせて上手くできないからと叱っても意味はない。その子の特性をきちんと診断して、正しい学習の処方をしなくてはならない)
    ④コミュニケーション能力と柔軟性が最も大事(どんなに子供の知的能力を伸ばしても、人間関係形成能力がなければそれは生かせない。社会に出てもKYな人間なままでは幸せに生きられない。子どもの幸せを願うなら、コミュニケーション能力をまず伸ばす。そのためにしっかり愛情を注いでアタッチメントを増やし、様々な体験をさせてあげましょう)


    p64にあった、お受験は聴覚優位を試すテストが多く、聴覚優位の子が合格しやすい。という豆知識はおもしろい。

    でも、子供は成長とともに聴覚優位から視覚優位になっていくというようなフォローもあって良かった。子どもは成熟とともに認知特性も変わっていくという知識、大事だよな。これがわかってないと、できないことが多い自分の子どもをダメな子だと勘違いしかねないしね。

  • 少し前から認知特性に関心があり読了。
    人間が物事を認知するのには言語優位、聴覚優位、視覚優位、体感覚優位があり、視覚優位のなかでも2次元を得意とするひとや3次元を得意とするひとがいる、などなど。
    面白い!!!

    以前から私は視覚優位(2次元)が強く夫は言語優位が強いなあと思ってたけど読んでみて更に納得。
    例えば寝る前に思い浮かべること(私は翌日の朝の支度を映像で、夫は翌日の仕事をテキストで)、本の読み方(私は映像を思い浮かべながら)…
    自分の認知のパターンって生まれてからずっと当たり前に感じてきたことだから、違う認知パターンがあるなんて思ってなかったよ。
    楽しい!

  • 2012.1月末 初読 市立図書館

    優位感覚に書かれていて面白かった。

  • 楽しくしてあげるのが大事。育成マネジメントにもつながってる

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著者プロフィール

東京都生まれ。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、小児発達医。東京慈恵会医科大学卒業後、国立小児病院、国立成育医療研究センター、都立東部療育センターなどで肢体不自由児や発達障害児の臨床に携わる。2010年、世田谷区にニコこどもクリニックを開業。著書に『頭のいい子は、3歳からの「遊び」で決まる!』(PHP研究所)、『医師のつくった「頭のよさ」テスト』(光文社新書)、『誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ』(KADOKAWA)、『あなたの才能が10分でわかる40問テスト』(自由国民社)がある。

「2015年 『タイプ別「頭がよい子」になるヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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