- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569795911
感想・レビュー・書評
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他の人も論評しているが、杉山氏の主張にはブレがないので(笑)、今までの本を読んでいればある意味発展性はない話になってしまうし、それぞれ文章にも書いた本がでてくるが、その論理ををこの本にも応用しているだけだと思える。
内容は、雑誌の文章を改訂して載せたような内容で必ずしもザックJAPANのことだけではないが、戦術の布陣に対して歴史的な考察やターニングポイントとなった試合を挙げながら、深く考察している。
ただし、本にも書いてあるが、自己主張のない日本やマスコミに向かって、50%対50%の対等な議論が必要であると書いているところから見ても、サッカー偏差値をあげることが目標であるようだ。
1部が主にザックジャパンのこと、2部が結果論ではなくて内容で語れということになっていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうやらこの杉山茂樹という人は、岡田元日本代表監督のことが嫌いなようです。トルシエも。守備的なサッカーがどのようにしていけないかが、わかります。先のCWCでバルサ対アルサッドを観戦しましたが、ポゼッションサッカーというのは、「プレッシング」がないと成り立たないのが理解できました。バルサは「守備の速さ(早さ)」がすごかった。私はディフェンス系の人間なので、スポーツはまず守りから、というのはやはりサッカーにも当てはまるのかと。ただ、その守備は亀のように後ろでガチガチに守るのではなく、できるだけ前でプレスするのが攻撃的サッカーにつながるのだということがわかりました。素人意見で恐縮ですが。
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著者の言いたい事はわかるが、次々出てくる著作の中身に新鮮さや発展性がない。
Jに目を向ければ、今はいろんなサッカーが展開されていて代表よりずっと面白いと思う。 -
これまで杉山さんの書籍を読んできた人にとっては、これまでと同じことを言っているので特に新鮮味はない。彼独特のひねくれた?言い回しで最近の日本代表を語っている。相変わらず主観を客観っぽく語るのは残念(偏差値のくだりなど)だが、「サッカーは語るものだ」という意見にはうなずける。論壇でもテレビでも、彼を正面から論破してくれる人が現れてくれたら面白いのだが…。