韓国人がタブーにする韓国経済の真実

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569796611

作品紹介・あらすじ

「日本企業はサムスン、LGを見習え」なんて大ウソ。ごまかしだらけの経済・社会・文化-韓国を熟知した経済通と歴史通が「韓流」を斬る。

感想・レビュー・書評

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  • 韓国は外国人株主と財閥オーナーだけが儲かる国。
    エネルギー効率がとても悪い。省エネ投資が進んでいないのは産業用電気代が安いためか。
    韓国文化の予算の一部が電通など日本の大手広告代理店に渡った。
    一般の店では客の食べ残しの使いまわしは当たり前。

    犬肉、焼肉は満州が本場。プルコギは韓国発祥かも。ただ、これはくず肉料理。

    中国や韓国の歴史学派政治学の亜流。支配のための道具。

  •  「日韓がタブーにする半島の歴史」,「完全にヤバイ!韓国経済」,「サムスン栄えて不幸になる韓国経済」を
    集大成した感のある本であるが、前述の本にはない新しい事実も記述されているので、韓国の実態を知ることの出来る良書である。
     また、日本の将来を真剣に思う心が伝わってくる本でもある。

     イザべラ・バード「朝鮮紀行」の和訳書,呉善花「韓国倫理崩壊 1998~2008」を読み、多くの韓国時代劇
    ドラマを見ると、さらに納得できる内容の本である。
      ※ p96→「献女」外交。韓国時代劇ドラマにも出てくる。特に李氏朝鮮時代。  
        p108→ ”日本刀と剣道・・・・みんな「韓国人が創設した、開発した」”
           <剣道>韓国ではコムド(又はクムド)という。世界に広めようと躍起。日本剣道連盟が
             公式ホームページで剣道は日本古来のものと反論したという。
             韓国時代劇ドラマでみる限り、その剣技は、中国風であり、剣道とはとてもいえない。
             また、その訓練も常に屋外で行われている。江戸時代での剣道のように、主に剣道場で
            行われてはいない。
        p110→ 韓国時代劇ドラマでの、時代考証はメチャクチャ。時代が遡るほど服装が華美になる。
            ついでに、高句麗・新羅・百済が覇権を争った三国時代(日本では古墳・飛鳥時代に当た
            る)に出てくる日本人の服装・髪型は、室町・戦国・安土桃山時代といったところか(他
            国の時代考証は難しいものだが)。 
        p138以降→韓国の労働事情。ある人事・労働専門月刊誌に寄稿された韓国の社会学者の評論の
            一部抜粋。●定年の平均年齢は約57歳(?意味がわからないが)。定年で退職する人は
            非常に限られる。大手企業(旧財閥系)のホワイトカラーは45歳を機に取締役に昇進す
            るか自から退職するかという慣行がいまだに強い。しかも取締役も若がえりつつある。
            ホワイトカラーの二極化が進行している。これに比較して大手企業のブルーカラーは
            ほぼ定年まで勤めることが出来る。●非正規労働者の割合。政府統計は2つに大別される。
            '「臨時+日雇」分類 40.6%、'「契約・パート・派遣等」による分類 33.3%(これら
            の分類もよくわからないが)。
        p147→”売春”。今はどうかわからないが、15年~20年前、男性だけで韓国に出張、旅行にいく
            ということになると、周囲から色眼鏡で見られたものである。
        p176→韓国現代ドラマで、和訳で”約束”という言葉が結構出てくる。発音も似ている。これも
            日本から持込まれたものだろうか? 日本のドラマではほとんど出てこないが。裏を返せ
            ば、韓国では約束はあまり当てにできないということか?

     サムスン,LG,現代自動車など韓国の看板企業の躍進に目を眩ませられている人や、本当の韓国を知りたい人にはお勧めの本である。

     ”韓国に学べ”が多い風潮だが、それなら次のことをやればよい。
      ●TPP参加反対だが、どうしても駄目なら韓国を見習って米国とFTAを推進(日本の外
       交能力から考えてあまり期待はできないが。また、米国も韓国とのFTA交渉で相当手こ
       ずっているので、FTAに乗ってこない可能性は高いが)。
      '●必要以上に日本をいやしめず、韓国を見習って日本の実力を知らしめるべき
       (マスコミにはいやしめた方が儲けになるという”さもしい”考えが多いが)。

      <注> 韓国の看板企業の躍進に目を眩ませられている人への資料

         ●米国の情報誌「フォーチュン」の「世界の売上高上位500社」(2009年度)

           ・日本 68社(企業数 世界ランキング第2位)  ・韓国  14社(同第8位)

          ※ 韓国の14社の売上高合計額と日本の上位14社の売上高合計額の比較 ⇒ 日本が2.2倍

         ● 日本のGDP対韓国のGDP(ドル換算)
            ・IMF統計(2009年度)日本が6.08倍 ・世銀統計(2008年度)日本が5.28倍
            ・CIA統計(2009年度)日本が6.31倍

  • 右寄り視点での語り口に感じますが、論理的に経済を論じていて、的を射ていると思います。
    韓国のウォン安誘導や、大きな国民負担の上に成り立つ経済構成は、不安が大きく、単純には見習えないと思いました。

  • 韓国経済と社会の現状を生々しく語っているが、その根拠となるところをもう少し突っ込んでもらわないとせっかく真実を語ってもらいたかった。 
    ①韓国の国策で優遇されるサムソンと真っ向からぶつかっても勝てない
    ②ウリジナル → なぜそれまでに自己顕示に走るのか

  • 先日新型iPhoneの発売が予告されましたが、果敢にも(?)サムスン電子がアップルに対して、知的所有権侵害の訴えを起していたというニュースを見て驚きました。

    逆襲されると大変な知的所有権裁判に打って出たのですから、ついに韓国企業の技術レベルもかなり上がってきたことの証左なのでしょうか。

    今も円高(結果としてウォン安)が続いていますが、震災前には韓国にいくと多くの日本人(母娘、女性グループ)が買い物や食事をしていて、韓国経済も潤っているのかなと個人的には思っています。

    韓国が経済危機を迎える前(20世紀後半)までは、韓国企業はとても日本に似たようなところがありましたが、その後、すっかり欧米企業のようになってしまったようです。

    韓国と日本とでは、宗教観や気候、「モノづくりに対する考え方」も異なっているようですが、欧米型の経営方針を取らざるを得なかった企業と日本企業のどちらが成長していくのか、今後10年が楽しみです。

    以下は気になったポイントです。

    ・台湾の震災に対する支援は、日本のマスコミはほとんど伝えないが、人口2000万人の国から200億円近い義援金(世界最高額)を出してくれた(p15)

    ・韓国の場合、海外には高級品を安売りして、国内には粗悪品を高く売りつけている、海外相手に損した分を、自国の国民にしわ寄せして帳尻合わせをする(p21)

    ・韓国の最低時給は実質250円程度、慢性的な就職難、アルバイト賃金は日本の3分の1、2010年統計では給与生活者の79%が月収:23万円以下、45%は15万円以下(p27)

    ・80年代中盤は100円=300ウォン、2011年4月には1400ウォン、日本を上回る成長を輸出主導で続けながら、ウォンは円の4分の1以下に下落、ドルに対しても同様(p28)

    ・韓国の所得収支は、4月になると必ず数千億円という赤字になる、配当金を外国人に払うので、韓国は外国人の株主と財閥オーナーが儲かる社会(p30)

    ・韓国銀行は、世界でただ一つ、外国への利払いで赤字に陥っている中央銀行である(p37)

    ・2006年にはアイスランドの一人当たりのGDPが世界三位になった、彼らのしたことは、日本のような低金利国からお金を借り、そのお金でアメリカ証券化商品を購入し、金利差で稼ぐ手法で日本のマスコミは見習うように言っていた(p41)

    ・UAEにおける韓国原発受注決定の裏には、100億ドルを28年間にわたり融資する、部品をウェスチングハウスが供給、150人ほどの軍人が王室警備等がある(p48)

    ・韓国の自動車市場の8割を占める、現代・起亜自動車は独占的事業者であり、彼らに供給する部品メーカは売上があがるものの、利益を減らしている(p58)

    ・2010年アメリカで現代自動車が良く売れたが、1台買ってくれれば1台おまけをつけるという、信じられない販売方法であった、排ガス規制強化前の在庫一掃セール(p59)

    ・中国から輸出されるパソコンの7割の部品が日本か台湾製であるが、それは中国の輸出品としてカウントされる、韓国のサムスン電子は外国資本は49%で、オーナー一族が持ち株を支配している(p63)

    ・親日法とは、親日派の祖先から子孫が相続した財産を没収するというもの、遡及立法禁止という憲法違反をしている(p79)

    ・最新の年代分析技術では、世界最古の土器は、北海道から出土した、約1万五千年前のものであるが、他国の教科書ではそう書いていても、日本では1万三千前としている(p81)

    ・漢委奴国王という金印は、西の方の国に授けているだけ、200年後には、魏の皇帝は卑弥呼には金印を、韓族(邑長)には、銅印を与えている、これらの差はものすごく大きい(p96)

    ・韓国には迎恩門があり、中国からの使者を迎える場所であったが、日清戦争後に壊して「独立門」を建てた、これがいつのまにか「日本からの独立を記念して建てた門」となった(p96)

    ・日韓併合とは、日本人が韓国人に日本人と同じ権利を与えたこと、参政権も与えて待遇は台湾人よりも優遇されていた(p98)

    ・韓国の江南地区(ソウル高級住宅街)では東京より高いマンションがあるが、10年も経過すればボロボロになる(p133)

    ・韓国は庶民が苦しむ格差社会で、大手財閥系企業のビジネスマン以外は、45歳くらいで早々と会社を首になる(p138)

    ・韓国ではオンラインゲームが盛ん、家庭用ゲームをつくってもすぐにコピーが出てしまい利益がでないから(p150)

    ・サムスンやLGが知的所有権侵害で訴えられることになる、アメリカの企業に対する制裁金ベスト10のうち、4社が韓国企業(LG,大韓航空、サムスン、ハイニックス)である(p170)

    ・仕分けで、スーパー堤防を削った蓮舫は、東日本震災が起きた時点で、不明を恥じて政治家を辞めるべきだったが、節電の呼びかけ人に変わった(p186)

    2011年10月10日作成

  • 韓国あ経済に対し辛口の意見や分析を語る本著。韓国GDPの数十パーセントはサムスンなど一部の超巨大企業で作られるのは底辺の狭さをかんじざるおえない。貧富の差が激しいこと、エンターテイメントをなぜ他国でこれほど展開するのか、歴史的背景なども加え行動のの理由を語る点は興味深い。

  •  経済本を書く、三橋貴明氏、「こんな本も書いているのか」ということで読んでみました。
     「サムスン電子1社で韓国株式市場の時価総額の4分の1を占める」
     「ブラジルに原発の売り込みに成功しているが部品は東芝の子会社であるウェスティングハウスから調達する。60年にわたる運転保証をつけているが採算は合うのか?」
     「経済があまりに輸出偏重になっている。意図的なウォン安政策もあり、国全体の基盤が不安定」
     この本でOINK(=Only in Korea,韓国でしかあり得ない、とか韓国でしか通じない、という意)という言葉を知りました。

  • ふたりとも、韓国に対して終始辛口なのだが、真実を伝えたいのだろう。
    韓国の歴史の真実を知るには、「三国史記」を読むべきか。

  • 自虐史観、外参権、情報の捏造、日本破綻論、つまらない韓国ドラマ、不細工だらけのK-POPetc... 全て韓国に起因する。 これを読んでいい加減に目を醒ませ日本人!

  • 経済については富の配分がアメリカ以上に偏っているという話でこれについてはある程度同意。文化論でハングル文字オンリーが志向を蝕むという論については、あまりにも言語依存につき不同意。むしろ同音異義語を前後の文脈から推察する思考練成に役立つかもしれないんだぜ?

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著者プロフィール

1949年、東京生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部を卒業後、時事通信社入社。政治部記者、ソウル特派員、宇都宮支局長、「時事解説」編集長を歴任。2009年に定年退社し、評論活動に入る。

「2020年 『反日種族の常識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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