気にしない技術 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
3.05
  • (3)
  • (30)
  • (38)
  • (19)
  • (6)
本棚登録 : 363
感想 : 41
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569798073

作品紹介・あらすじ

「前向きなのはとにかくいいことだ」-ポジティブ・シンキングの絶対化は、いつしか「前向きでなければいけない」という強迫観念となった。すべてにおいて「頑張らなければいけない」私たち。明るく人づきあいができなければ人格的に否定され、ツイッターや朝活、婚活ブームに乗らなければ無能と見なされる。周囲の同調圧力に耐えかねて「うつ」になったり、やる気を失くしてしまう人が増えるのも当たり前。心が悲鳴をあげている。自分をだますのはもうよそう。世間や職場にふりまわされず、平凡な日常に幸せを感じるコツ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 他人の言動のほとんど
    に深い意味はない。 

    だから過剰に気にして
    疲れてしまうのは馬鹿
    げている。

    とは言ってみたものの、

    あの野郎の下衆な言動
    は流石に看過できん!
    (口汚くてすみません)

    とか、

    あの上司の前に立つと
    子鹿のように足が震え
    てしまう、とか(笑

    ありませんか?
    私はときどきあります。

    にこやかな仮面の下に
    必死に隠していますが。

    他にも、
    またやってしまった・・・
    といった小さなミスは
    日常茶飯事。

    マイナス感情のループ
    の入口になる事柄には
    事欠きません。

    著者はそれならそれで
    かまわないと説きます。

    ただしマイナス感情の
    ループにはまりそうに
    なったら、

    脳にストップをかける
    ことが大切であると。

    深呼吸してもう一人の
    私が私を見下ろしてる
    様子をイメージして、

    自分の姿を客観視して
    感情を切り離しなさい
    と。

    そうすれば自ずとやる
    べきことが見えてくる
    と。

    私にも出来るかしら?

    • workmaさん
      コルベットさん
      こんにちは。
      『気にしない技術』、人間関係に悩む人に効きそうな内容ですね。読んで実践してみたいと思いました。
      ありがとうござ...
      コルベットさん
      こんにちは。
      『気にしない技術』、人間関係に悩む人に効きそうな内容ですね。読んで実践してみたいと思いました。
      ありがとうございますm(。-ω-。)m
      2023/11/17
    • コルベットさん
      workmaさん、こんにちは。いつもありがとうございます。私も実践してみます_(._.)_
      workmaさん、こんにちは。いつもありがとうございます。私も実践してみます_(._.)_
      2023/11/17
  • 平凡な日常にこそ幸せを感じることが大事だと思った。おいしいものを食べて、ゆっくりお風呂につかり、穏やかな気持ちになれる音楽を聴いて、心身の緊張を緩める……とても大事なことだと思う。「大人の条件」とは何かとあったが、周りの雑音を気にしない技術を身に付けることだろうと思った。

  • 今だらかこそ気にしないことが必要だと思いました。
    人生を楽しみたながらかつメンタル的に負担のない過ごし方などが書いてありとてもためになりしました!

  • 同著者の看取りに関する本を積読?中なのだが
    本のタイトルに心奪われた。

    読んでいくとなるほどの連続。
    そのなかでも健康に縛られて、トレーニングや食事にこだわり過ぎる事に対する指摘はドンピシャで痛い。
    もっと早く出会えていたら、過去の自分に読ませてやりたいくらい。
    あとは暗ければ暗いほど、明るい演技はやりやすい。
    コミュニケーションは相手に喋ってもらう、などの話も面白かった。

  • 気にしないというより、気にし過ぎないことが
    大事なのではないかと感じた。
    テキトー力も時に必要。
    こうでなければとがむしゃらに前進あるのみでは、
    やっぱりどこかでひずみがでてしまうもの。
    白黒はっきりさせなくても良いことは、それでいいのでは?
    きっちりし過ぎていることで、自分を追い詰めずに
    済むのだから。

  • 精神科医・香山リカ女史のPHP研究所ビジネス誌連載コラムをまとめたもので目次をめくってよさげだったので購入。日頃の業務中に出くわす場面に活かせそう内容だったり、自分が既に実践してる内容だったりと『息抜き』に役立った。組織の中で走りたい人には大いに走ってもらって、自分は『気にしない』と割り切るという気持ちの切り替えが大切と再認識した一冊でした。

  • 個人的に仕事上でいわゆる壁にぶつかり、関わっているプロジェクトもなかなかうまくはいかないという状況でなんとなく手に取って読んだら、あっという間に読み終えてしまった。

    気にしない、全てを完璧にこなそうとはしない、どこか客観的に自分を見る、運のせいにしてみる等々時と場合によってうまく使っていけば、結果的に良い方向に自分を向けられそうだと深く納得してしまった。たまには、こんな本を読むこと必要だしいいなと感じた一冊だった。

    心も体もバランスが大事だ。

  • 結論は、自分も他人もどんな状況をも受け入れる気持ちが大事なんだと思う。
    著者は、いつもの論調でポジティブシンキングがよいという風潮に疑問を投げかける。
    印象に残ったのは、鬱になって会社を休んで遊んでいる人が羨ましいなんて思うこと自体不健康というくだり。健康で仕事ができているから、週末の休みも楽しめる、そんな健康な自分に感謝しないとね。

  • 落ち込んであれこれ悩みまくっていたときに目についた本。
    まさしく、自分に欲しい技術だわと、図書館の予約の列に加わりました。

    悩みが一通り解決着いた頃に、貸し出しの順番が回ってきたんだけど、それでもいそいそ読み始めて、でも、読みだして早々、

    う〜ん、いまいち?
    さすが弱者擁護の香山さんらしいといえばそうなんだけど…。

    私には該当しない系かも…と思いました。
    とはいえせっかく予約で借りたのだし、もう暫く読み進めると、
    ところどころ、気持ちの軽くなる考え方の紹介があって、結果的に、多少は参考になった気がします。

    たとえば、
    「ネガティブ思考のままでいい」
    「自分のなかの二面性と折り合うこと」
    「人づきあいが悪くてもいいじゃない」
    「自分をそんなに責めなくてもいい」
    「たまには自分のせいではなく運のせいに」
     …などなど(目次のタイトルから)

    そのまんま当てはまる訳じゃないけど、「ふ〜ん、そっか」的に憂いを取っ払ってもらったような気がします。

  • もともとテキトーでゆる〜く生きてる自分にはこういう本は必要ないのかもしれないけれど、いつも元気でポジティブで完璧めざして頑張っている人をみると「私ってダメ人間」って落ち込むこともある。そんな自分に「それでいいんだよ〜」と言ってもらえたような気分。
    難しいことはひとつも書いてないし、だれでも読みやすくて肩の力がぬける本

全41件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香山リカの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
ウォルター・アイ...
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×