- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569800745
作品紹介・あらすじ
美男子、たくさん揃ってます。ベストセラー『美人の日本語』の著者による女子のための平家物語案内。
感想・レビュー・書評
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本当にさらっと、平家物語の平家側とその恋人や妻をさらう。
平家物語のあらすじについては皆目分からないかも。実際に平家物語を読みながら、名前が類似してて混乱するので、その際に覗いたり、一度読んだ後にならいいかも。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルにびっくりして手に取った本。
少女マンガ風のイラストが表紙になっており、(古典もついにここまで来たか)と思いましたが、これまでとは違うアプローチが楽しみで読んでみました。
部門別イケメンランキングなど、完全に乙女のビジュアル視点から紹介されている徹底ぶりが、小気味よくさえも感じます。
物語に登場する平家のトップ集団の血縁関係がわかりづらく、理解を放棄していましたが、一人一人に焦点を当て、美しいイラスト付きで紹介されているため、区別がつきやすくなりました。
「冥界インタビュー」として、コーヒーブレイク的に登場人物とのやり取りが紹介されているのがおかしいです。
厳島の巫女(内侍)が登場した時に「参籠(神社にこもって祈願をすること)する方を舞や歌でもてなしたり、夜のお相手をつとめたりもしたんですよ」と言っていたので驚きましたが、インタビュアーは「へぇ~。」とあっさりしているところに更に驚きました。
神に仕える巫女なのに夜伽もしたなんてショック!ツッコミどころ満載なのに、完全にスルーするなんて!
京都の六波羅は、清盛の屋敷があった場所ですが、ほかにも数千という平家の邸宅があったところだったとのこと。
都落ちの際に火をかけたので、今ではほぼ何も残っていないそうですが、六波羅蜜時の本堂だけは奇跡的に焼失を免れたとのことです。
清盛が重衡に命じて興福寺と東大寺を攻撃させ、奈良が炎上したとのこと。
奈良の僧侶はその恨みを忘れておらず、後に重衡を攻撃したそうです。
鵺退治で名が知られる源頼政は、その後華々しい誉れの人生を送ったかと思っていましたが、かなり年配になってから、クーデターを起こしましたが、制圧されて自害したと知りました。
ドラマチックな一生を送ったようで、気になります。
源氏に敗北して身を隠した平家でしたが、お歯黒が見えたので源氏ではないとばれたりもしたとのこと。
当時は貴族しかお歯黒をせず、しかも貴族は男性もお歯黒をしたというのが新鮮でした。
今風の優しいイケメンぞろいの平家物語紹介本。
でも内容はなかなかわかりやすいため、また読み返してみたいです。 -
重盛って徳子の子供じゃなかったんだ!?
読了日2012/03/14④ -
浮かれたタイトルの割には(?)意外とふつうの解説本でした。少女漫画なビジュアルで平家の皆さんが見れるのはうれしいです。けっこう解りやすく平家物語を解説してくれていて楽チン簡単お役立ちな一冊。若い女性向けかな〜。
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巻頭に部門別イケメンランキングとか、
若い子が興味もちそうな企画があるのに
まったく本文に活かされてないのが残念。
とは言え本文のほうもかなり平易な文章で書かれて読みやすかったんじゃないかな。
ダイジェスト版って感じで、サクサクお話が進んだし。
そんなワケで『平家物語』に対するスタンスが
「古典を楽しみたい」ようなかたより
「知識として大体のとこだけ知りたい」ってなかたにお勧め。
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私たち母娘は、似たような名前ばっかで混乱しちゃったよぉ。
でもまぁ そこは著者さんのせいではなく
平さん家のせいなんで しょうがないか。 -
タイトルが恥ずかしいですが
内容は真面目な本です。
歴史の苦手な高校生が平家物語を学ぶには
ベストではないでしょうか?
大河ドラマ『平清盛』の予習にと読んでみましたが
似た名前ばかりで頭がこんがらがってきます。
でもめげないでさらっと目を通せばいいでしょう。