- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569801551
作品紹介・あらすじ
資生堂TSUBAKI、グリコポッキー、メルセデス・ベンツ…97の事例と図解から、「だから売れる、ずっと売れる」の秘密が見える。企業の中で革新を起こし続けられる人材「コンセプトメーカー」を創る。
感想・レビュー・書評
-
ビジネス社会では、「考えること」以外を仕事とはいいません。それは作業といいます。そして「仕事を創り出す人」を仕事人と言い、作業人と仕分けられます。
今ビジネスパーソンに求められているのは、
①「考える姿勢」を身につけること
②「独創性」を発揮すること
③変化を創り出すこと
気になったのは以下です。
・人が生活をして行く上で、大きなものさしを2つもっている。1つが「損得」、もう1つが「好き嫌い」
・モノ余りの時代が加速され、ますます「好き嫌い」の尺度が強まっていく
・新商品の開発には、成功確率の低下・小粒化・短命化の三重苦がまっている。
・いま、モノが売れないのは、本当に欲しいものがないから。
・ビジネスは人間で成り立っています。考えるのも、作るのも、売るのも、買うのも、使うのも、みんな人間
・情報ではなく、情報を加工する知恵が競争力
・安いから買うではなく、安くていいから買う
・コンセプトとは、新しい概念に創り変えること
・私たちの仕事の大半が課題解決です。
・マーケティングの究極の目標は差別化です。要するに人と違うものを作り、他にない物を作ることを強く叫ばれています。
・需要対応型から需要創造型へ
・タウンウォッチは、ヒト、モノ、ミセ、待ちを観察・洞察すること
・ビジネスの独創性 鳥の目と、虫の目
・MAKE BETTER 基本を変えずにグレードアップや、リニューアルをすること、MAKE NEW 考え方を変え、仕組みをまったく新しいものにすること
・言葉化(言語化だとおもうんですが)とは、新しい概念を、言葉によって規定する。あいまいなイメージを明確化すること。
・全体で戦う。1つのシステム、1つの全体をとらえるホーリズム(全体論)が必要、トータルの設計図が必要である。
・ビジネスで考えるとは、今を否定すること
・現場主義者になろう、現場で感じ、現場で発見し、現場で創る。
・私の仕事には、どうしたい、どうしてあげたい、こうなるといいな、私ならこうするという想いがつまっている
・現場は、見る⇒感じる⇒気づく⇒想う
・ビジネスで五感をフル回転する。空気を読む、嗅ぎ分ける。動き回って、嗅ぎ回って、汗まみれの人間が一番知恵がだせる
・頭で考えないで、足で考える わかるでとまることでなく、好き!と言わせること
・大切なのは、汗をかくこと。汗をかくとは、行動する、場数を踏む、継続する
・客観的な事実とは、もう表に出た過去のもの。主観的な事実とは、人を洞察することによって発見するもの
目次
はじめに
第1章 なぜ、いま「コンセプト」か?
第2章 いい「コンセプト」って、なんだ?
第3章 実践。「コンセプト」のつくり方
第4章 「賢いコンセプトメーカー」になろう
おわりに
参考文献
ISBN:9784569801551
出版社:PHP研究所
判型:A5
ページ数:190ページ
定価:1500円(本体)
発売日:2011年12月29日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
喜藤さんに返却済(2022/2/17現在)
-
コンセプトをつくると、届けたい人に届くようになる。
その作り方を書いてる本。組織のコアを担ってる人は頭の片隅にこの思考法は置いておくと良いかも。
自分の組織の現状認識と時代洞察をして、閃いたものを言語化する。否定のスタートでクリエイティブジャンプを目指す。 -
書内に出てくるクリエイティブジャンプの重要性は、常日頃感じているが、
その方法論などは無く、それを意識することと、そのための知識と感性を常に磨くことに尽きるなと感じた。 -
実際の企業コンセプトなどを引用し、書かれていたので面白かった。ただ、題名を見て思い描いていた内容とは少し違っていて、コンセプトメイキングのお話であった。
-
コンセプトとは何か、それを作るには何が必要か、わかりやすく説明してくれている。読みやすくてためになった。
-
ビジネスは創造性を発揮することでしか変わらない。
深い洞察力の裏付けらっれた新しい価値観があり、戦略性の高い意味づけがある。
ユニークな発想とは視点。できる人ほど視点は移動する。 -
モノ余りの現代。選ばれるには、ホカと「差別化されたストーリー」が必要となる。ストーリーを描くための「良いコンセプト」の条件は、新しい価値観があること/ホカとの差別化があること/時代の予感があること/戦略性があること/人の幸せや喜びにつながること/ブランドにつながること(持続的発展)。つくり方は、①企業のフィールド(現状認識する)→②時代のフィールド(時代洞察する)→③閃き(新しい価値観の発見)→④(コンセプト(言語化する)。