- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569801766
作品紹介・あらすじ
大震災、原発事故を前に、なぜ科学者は立ち尽くしたのか?遺伝子工学の世界的権威が説く、新時代への提言。
感想・レビュー・書評
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サイエンス
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アカデミックポストを定年退職した後に、ようやくこれから社会人だ!という言葉には驚いた。老後はゆっくりしたいと思うのが大半の人の考えだと思うけど、この著者は引退後も精力的に働いているので感銘を受けた。そして科学というものに熱い気持ちを感じた。「研究とは偏差値ではなく、早起きだ」はすごい名言だと思う。
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成功を勝ち取るためにはその先に答えがあるかどうかわからなくても35000個の脳下垂体をむいたりするアクションが必要なのだなぁと。それは科学者でも普通の人でも変わらない。
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筑波大学名誉教授であり、遺伝子工学の研究者である村上和雄先生の著書。非常に素晴らしく、一気に読んでしまった。
著者は、サムシング・グレートという存在の提唱者である。非常に含蓄の深い言葉であるが、この存在を意識して日常生活を送る事が大事であると気付かせてくれるだけでも一読に値するのではないか。
現代社会は科学と技術が一緒にされ、絶えず即物的な利益を上げるような技術に力を入れざるを得ない状況になっている所に現代科学の病巣があると指摘する。研究には金がかかるが、その事で政治や権力におもねるような御用学者になってはいけないと科学者に対して警鐘を鳴らしている。
本書の内容には、世界的に有名な物理学者や生物学者のエピソードがちりばめられてあり、非常に面白くて分かりやすく書かれている。また、そのエピソードから色々元気づけられる事もあった。
「科学者もスピリチュアリティを知るべき」、「祈る事は無力な事ではない」というのは至言である。最近では祈りにも物理的な効果を及ぼす実験結果があり、自分も驚いた。
自分を向上させるヒントに富んだ一冊だと思う。 -
【新刊情報】科学者の責任 407/ム http://tinyurl.com/7pvgpgq 東日本大震災、原発事故を前に、なぜ科学者は立ち尽くしたのか? 科学のあり方や科学者の責任と使命について、遺伝子工学の世界的権威が、新時代への提言を行う。 #安城