「計算力」を鍛える プロフェッショナルの「数字を自在に操る」技術 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所
3.26
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569804255

作品紹介・あらすじ

複雑な計算をさっとこなし、数字を交えながら鋭い意見を放つ…そんな「できるビジネスパーソン」の条件である「計算力」を説くのが本書。ケタの多い数字の取り扱い方、2ケタ同士の掛け算から、「@変換」「シナリオ・プランニング」「偏差値の活用」などコンサルタントならではの手法まで。プロフェッショナルの「数字を自在に操る方法」を伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • いやー、面白かった。

    小難しくて、読み飛ばしはページもあるんだけどσ(^_^;)でも、一気に読んで、「熱き心で仕事をしよう!」という気持ちになった。
    普段の仕事の中で、シナリオ・プランニングは、いつもやっていると思う。
    ここを私は想像力だと思っていたけど、言われてみると計算力でもあるんだなあと、納得。
    それを、想像ではなく、計算と考えると感情を制御できるかもしれない、と、思った。
    悪い展開になるかもしれないという想像は、私の場合、必要以上の不安を煽る傾向があるので。

    計算器がアナログ、という表現にも時代を感じた。

    終章は、ぐっと!来た。
    「計算できるけど計算高くない人」でありたい!
    また、がんばろう。そんな気持ちになった。

    電車に揺られながら読んだので、あとで読み飛ばしたところはゆっくり読もう(笑)たぶん。

  • 以前同著者の他の書籍を読んだことがあり、内容は似ていたがとても面白かった。特に日本政府を企業にみたて、バランスシートとして見る視点が良かった。標準偏差の考え方も色々と応用できそう。後半になるに従い著者の熱意が前面に出てきたのもまとめとして好意的に感じた。やっぱり熱さは大事。

  • (目次)
    第1章 「なんでも@変換」で、数字は一気に身近になる―複雑なデータを読み解く最初のコツ
     ⇒◎

    第2章 ざっくり暗算で、計算は驚くほど速くなる

    第3章 「次に起こること」を計算する―シナリオ・プランニングの技法

    第4章 本当は、とても使える偏差値の話―正規分布の考え方で、あらゆるものを数値化してみる

    第5章 鋭いデータ分析は「ズームイン・ズームアウト」から―見る、計算する=考える

    第6章 会・計算力はすごい武器―覚えるべきは「純資産」ただひとつ

    第7章 計算力でウソを見破れ!―数字による騙しのテクニックを知っておく

    終章 計算機を片手に、熱き心で仕事をしよう
    ・・これは余計か、、

  • いまいちターゲット層が見えてこない本でした。経営学を履修していない学生さんがコンサルタントの脳内をザックリ見てみたい場合などが良いでしょうか。
    単純な数字をこねくり回す計算力を得たい場合はブルーバックスさんの『計算力を強くする』を読んだ方が良いと思います。
    しかし、決して悪い本ではありません。@計算や逆数計算は一度読めば忘れないでしょうし、数字を現実に応用する方法をライトに教えてくれます。第五章を立ち読みして「ムムム…」と思ったら購入するべきだと思います。
    数字をこねくり回す技術だけでなく、数字の出どころまで見るのが本書の特徴です。タイトルのせいか、期待していたものと違うという感想になってしまう方が多そうです。

    最も素晴らしいと思ったのは、政治を扱ってるのに驚くほどバランス力のある書き方と結論が出ている点です。これはやろうと思っても出来るものじゃないですよ。
    政治の読み解き方と姿勢、ウイルスの話、ニュースの読み方など、ナウい話(2020年5月現在)が出てくるので今読むと中々熱いのではないでしょうか。
    偏差値については別に統計学を専門で扱った書籍を読んだ方が良いかなと思いますが、万人が本書を読めば「偏差値○○以下の大学は必要ない」などといったオマヌケな意見が出てこなくなるはずです。
    会計の章は、難しい単語は使わないと前置きされていましたが本当に前提知識のない方が読み込めるのでしょうか?私は無理だろうと思います。ネットで調べながらゆっくり読みましょう。
    第三章は読まずに飛ばすのをオススメします。シナリオプランニングやロジカルシンキングは別の本で学びましょう。本書だけだと余計な思い込みを生みそうです(間違ってるとかではなく新書の限界です)。

    終章は読まなくてよいかなと思ってましたが、最後にとても刺さる内容がありました。
    >潰れた会社の経営陣も従業員も、誰も自分のせいだと思っていない。そんな、目を疑うような場面です。再生の可能性が低い破綻企業ほど、この傾向が強くなるようです。
    「社長が悪い」「上司が悪い」という愚痴ばかり飛び交い、自身を鑑みない気持ちの悪い飲み会とかありますよね…。

  • コンサルティングを手掛けている著者による、計算力のテクニックが書かれた本です。
    最初は簡単なテクニックが書かれており、参考になります。
    後半はデータ分析の話になりますが、ざっくりとしているため、自分のスキルとしておとしこむには少し情報量が少ない印象を受けました。
    また、最後は著者自身の体験談のような話が多かったです。

  • 「一人当たり」などの単価@変換や、ざっくり暗算(逆数テーブル)などは参考になるし、偏差値については「そういうものだったのか」と理解ができたが、後半になるにつれ、求めていたものと違ってきた。

    熱い方だというのはわかるし、それは大事なことだとも思うが、本書に期待していたものではない。

    数字がどうすれば頭に入ってくるかについては、「関心があれば数字は自然に覚えられる」的なことが書いてあり、「そりゃそうなんだけど。」と苦笑してしまった。
    その一つの答えが@変換なんだとは思うが・・・

    面白い本だが、もっと数字にマニアックだと良かったかな。(108)

    [more]
    (目次)
    第1章 「なんでも@変換」で、数字は一気に身近になる―複雑なデータを読み解く最初のコツ
    第2章 ざっくり暗算で、計算は驚くほど速くなる
    第3章 「次に起こること」を計算する―シナリオ・プランニングの技法
    第4章 本当は、とても使える偏差値の話―正規分布の考え方で、あらゆるものを数値化してみる
    第5章 鋭いデータ分析は「ズームイン・ズームアウト」から―見る、計算する=考える
    第6章 会・計算力はすごい武器―覚えるべきは「純資産」ただひとつ
    第7章 計算力でウソを見破れ!―数字による騙しのテクニックを知っておく
    終章 計算機を片手に、熱き心で仕事をしよう

  • 逆数を暗記しておいて暗算のスピードを早くするテクニックは参考になった。
    それ以外で特に目新しいことはなし。

  • ざっくり計算と2手先を考えておくは肝に銘じておきたい

  • 経営者、ビジネスマンだけでなく大人の人にも読んで欲しい本です。

  • 自分にとっては、計算の新たな発見があった。
    企業再生をしているかたには、良い本が多い。

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著者プロフィール

シカゴコンサルティング代表

「2022年 『超文系人間のための 統計学トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斎藤広達の作品

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