利権の復活 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569807034

作品紹介・あらすじ

政治家が「官僚のレトリック」を模倣しはじめた――原発再稼動、TPP、アベノミクス……「国民のため」の裏に潜む利権の構造を暴く。

感想・レビュー・書評

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  • 政官民の利権、古き昔からの変わらない実態。
    特に官僚の天下りの酷さ。
    政官のレトリックには騙されない。
    もう、何も信ずるものはない!
    日本はお終い!日本死ね!

  • 安倍批判で「報道ステーション」を降ろされたと噂の古賀茂明さんの本を読んでみた。官僚のレトリック、安倍政権のレトリック、橋本徹のレトリックなど、巧妙なレトリックに、物事を見極めることの大切さを再認識。

  • 古賀さんはきっと優秀なんだろうし、この本は日経新聞読むよりずっといいと思うけれど、なんか小役人って印象が拭えない。経産省でも両極端の評価のようだけど、出る杭は打たれるけど、出過ぎる杭は打たれないと思うし、もっと強いエネルギーを感じたかった。うちの父は、古賀さんをただの評論家と言っていたが、世間の認知度はそんなもんよね。もっと強いエネルギーとブレーンがいれば、元官僚にいろんな泊がつく気がする。。でもいいヒントもありましたよ。頑張って欲しいとも思っています!

  • 同感の部分と、そうでない部分とありますが、著者の訴えは「まず自力で考える」にあると思います。「ウソつきは泥棒の始まり」と言われてきたのに、世の中はそうでもなく、「レトリック」に溢れています。何も永田町や霞ヶ関だけではないでしょう。自分だって使っているかもしれませんね。頼れるリーダーも信頼できるマスコミもいない、だからこそ迷える羊をやめて、自力で考えることから始める。政治も日常生活にも当てはまります。原発ホワイトアウトと併読がお奨めです。

  • 原発・TPP・憲法改正・アベノミクス・外交と、官僚と族議員の利権の復活に警鐘を鳴らす。
    古賀氏の内部告発的内容は納得できる面も多いが、TPPの章における結論は、新自由主義的規制緩和ということだとしたらちょっと残念。

  • 安倍政権およびアベノミクス、TPP、原発問題、汚染水、橋本知事、憲法改正等をテーマに、「国民は実はこんなふうに騙されている」という詐術の手の内を著者が明かす。
    この本のベースにはきっと膨大なデーターがあるに違いなく、多くの国民にこそ読んでもらいたいはずなのに、ここでも取り上げられていないのは怖いものを感じる。
    無知でしたでは済まされないと思うけど。

  • いろいろスッキリした。古賀さんの著作は具体的かつ論理的で分かりやすい。

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著者プロフィール

1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。その後、退職勧奨を受け同年9月に辞職。著書・メルマガを通じ活発に提言を続けている。『官邸の暴走』(KADOKAWA)、『日本を壊した霞が関の弱い人たち』(集英社)など著書の累計発行部数は100万部を超える。自身が企画・プロデュースし、本書が原案となったドキュメンタリー映画『妖怪の孫』が2023年3月に公開され、大きな話題を呼んだ。





「2023年 『分断と凋落の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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