- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569808178
作品紹介・あらすじ
拝金主義と相互不信が当たり前の階級社会、元祖「頼れない国」の中国。止まらない少子高齢化や財政赤字に苦しみ、「頼れない国」化が進行中の日本。両国での生き方について、同学年の二人が上海と東京で考え、議論し、自らの経験を語り合う。一時間で5000字の文章を書く国際コラムニストの加藤は「執筆前にはランニングで心身を整える。コンディショニングがすべて」と語り、気鋭の社会学者の古市は「自分には強い武器がないからポジショニングを重視している」と打ち明ける。さらに語学習得法や人脈の築き方、衣食住の話まで飛び出す異色対談。
感想・レビュー・書評
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対談集です。加藤さんという人は、知らないけど、古市さんは、こういう対談をもっとやって欲しいなー、というのが読後感でした。
出版されて9年経ったけど、古市さんのスタンスは変わっていない感じを受けました。
それと詩を書いていたのは、知らなかったです。
この詩がまた凄い。 -
たぶんどちらの著者も初めて読む本だった。古市さんは、テレビでたまにみるけど、本では、社会学者でありながら、将来的には自分の専攻にこだわりはなくて、時代に合わせて変化しようとしているところがとてもおもしろかったし、参考になった。加藤さんは、古市さんとは対称的で、自分の使命を、中国に日本のことを正しく伝えるというようなことを意識していて、熱くてすごいなと思った。努力もたくさんしているようで、自分も追いつけるように頑張りたいと思った。
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中国で活躍する加藤嘉一と、社会学者の古市憲寿が対談した本。
正反対とも思える2人が、語学や仕事についてや今後の日本と中国についてなどを語っていて、とても興味深く読めた。
加藤嘉一さんの熱さもすごいし、中国という国についてのリアルな現状を知れて面白い。結局はどの国にもいいところも良くないところもあるし、他の国について書かれた本を読めば読むほど、日本がかなり恵まれた国であることがわかる。
他の国について知らなければ、日本を客観的に判断することは出来ない。そんな事をこの本に教えてもらいました。 -
なかなかよかった。
頭のいい人、賢い人にも色々種類がいるし、ライフスタイルもそれぞれだなぁ。
よく考えること、調べること、そして、周りの迷惑にならない範囲では自分の意見を強く持つこと、
そんなことが、しっかり生きるってことかなと思った。 -
日々の生き方のノウハウ交換。語学をどう身につけるか、使える情報をどう集めるか、どうすれば読まれる文章が書けるか、自分をどう管理するか、人間関係をどうマネジメントするか、日本と中国どう見据えるべきか、若さという武器、これからどう生きていくか
若者というより中堅、がんばってるなぁ。親にもなってもらいたい。 -
だいぶ前に読んだけど、あまり記憶に残っていない。
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古市さんと加藤さんの対談本。アマゾンで批判されている通り、タイトルとはリンクしていない。様々なテーマで好き勝手話している。それもまた面白い。
日本と中国のパブリックという捉え方は違うそうだ。
例えば、日本では図書館の本だから大切に扱うと考えるが、中国では公共のものは好き勝手扱っていいととらえているそうだ(p.53)。ホントか?!
あんまり得るものは少ないが、著者に興味がある人(マニアだな)は是非どうぞ。古市氏は歳の離れた妹と10年くらい話をしていないそうだ。私も年の離れた兄と20年近く話をしたことがない。なんかそれくらい話さないと家族ではあるが、もう「家族」という感覚はないなぁ。と共感。
(まっちー)