[改訂版]ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569818122

作品紹介・あらすじ

知的にして軽快、実践的にして洒脱。睡眠時間と社交を確保しながら大量の読み・書きを可能にする、プロフェッショナルのメソッド。

感想・レビュー・書評

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  • 本を読むときに大切な「心構え」・・私は深く考えてはいなかったようです。
    旅行の効用は、その通り・・と思いきや、ここでも目的意識という言葉が・・
    読書生活をどう続けていく?
    以前は、数にこだわっていた時もありましたが、今は・・
    じっくりと味わっていきたくて・・!

  •  文芸評論家として活躍する著者が、読書法と文章の書き方を読者に教授する。まず、どの本を読むにしても共通するが、本を読む目的を初めに定めなければならない。たとえ小説であったとしても、目的以外の内容は軽く読み飛ばすことを推奨する。また、本には、内容が難しくて読みづらいものもある。その場合、基本的に読まない。ただし、必要に迫られて読むときは、先に入門書で概要をつかんでから取り組むべきだという。これ以外にも、選書方法や古本屋との付き合い方などが載っているが、いずれにせよ、何のために、その本を読むのかを念頭に進めることが重要である。
     次に、文章の書き方であるが、ここでは、自分が好きな作家の文章をまねることをおすすめする。ただし、単に、気になる文章を書き写すだけでなく、その文章の構造(言葉、レトリック、形式など)を分析して、血肉化させる。実際に書いて自分の型を確かめることが、文章力の向上につながる。
     さらに、文章力を高めることのみならず、分野の幅を広めるためのコツも紹介する。個人的に共感したのが、旅行の効用である。国内外問わず、実際に自分の足を運んで、実物を確かめることは、好奇心をかきたててくれる。それにより、これまでには考えられなかったアイデアが浮かぶかもしれない。

  • 読みたい!て思えた。書く機会はないけど、この本きっかけでアウトプットもしていこう

  • "猛烈に、ひたすら読んで書いて"というわけではなく、本の選び方、抜き書きの効用など様々なツールが紹介されています。

    特に目を引いた箇所
    ・『書くテーマは人と人の間、つまりはコミュニケーションの中にあるのだ』
    ・『関心領域を広げるには、意識的にイレギュラーな出会いをつくること』

    心がけたい

  • 単純にテクニックを学べばよいと思う。自分向きではなかった。

  • 2015年43冊目

    年間100冊読むのに苦労している私にとってひと月で100冊読むってのはかなりすごいことです。
    しかも、一冊の感想をこんな風に書き出すだけでも大変なのに、仕事とは言え300枚書くというのはすごいこと。
    しかも著者は1日8時間きっちり寝て、学生や友人たちと飲みにも行っている。
    そんなコツを知りたくて本書を手にとりました。

    本を効率的に読むコツとしては、
    本を読む目的をしっかりさせるということを第一にあげ、そのために役立つ本の見つけた方として
    信用できる書評をみつける
    立ち読みのすすめ
    お気に入りの書店をみつける
    のやり方を紹介しています。

    実際に本を手にとったあとは、
    ページを折る
    手書きで抜き書きをする
    方法を紹介。抜き書きの楽しみも教えてくれます。

    書くことのコツとしては、
    形式について意識的になる
    自分について知っておく
    ということを言っています。

    では、どう書くか?
    情報の集め方の最後は対人情報と言っていますが、取材のコツとして、聞きながら編集する。インタビューは全てをメモとるのではなく、「考えたこと」をメモを取ることを進めてます。
    この方法は日常の仕事でも大変やくに立っています。面談や打合せでは言われた事をメモをしてますが、自分がその時感じた事、考えた事は憶えているつもりでも、意外と次の打合せが入ったりすると忘れているもんです。
    また、現地取材に行って何を確認するのか?事前取材内容で済むことと現地で何を感じれば良いのかと言うことも参考になりました。

    最後に著者はより幅広く情報を得る為のコツを紹介します。
    例として
    音楽であれば信頼できる批評家がとりあげたCDは全て買うとか
    それと旅行による幅の広げ方も進めてます。

    本を読んだり、文書を書いたりだけでなく、自分の知識の幅を広げる方法として
    参考になる一冊でした。

  • 読み方から書き方まで、分かりやすい例を踏まえての説明が、参考になった。具体的にどう取り組んでいくか、自分なりのやり方を考えるのに、情報量が多いのでちょうどよいと感じた。

  • ノウハウ本や読書術というよりは筆者はこのように日々をすごしてるよといったようなエッセー本に近い

    著者のファンで氏の生活に少しでも近づけるなら本望といった熱狂的ファンにはおすすめ

    他の人にはすでにどこかで触れたことあるようなノウハウしか得るものはないだろう

  • 読了。面白かった。勉強になる。音楽に限らず、趣味にするのにそれなりにやり方があるのだと思った。以前著者が、SPAで、本のランキングで、ジェーンスーの本がランキングに入ってることにため息をついていた記事があった。その本は面白かったので、不愉快であった。しかしこの本を読むとそれなりにやってきた実力のある人かなと思った。

  • 再読です。

    ひと月百冊読、すごい!
    中身は、速読方法というより、
    いかに本によって要点を見つけ出して
    内容を把握するか、というもの。

    目的意識のハッキリした読書を行う人にはいいんだど思う。

    単純に、小説100冊読みたい!
    とかだと、ちょっと参考になりませんでした。

    意外と時間管理術も書かれていませんでした。

    著者のこと「尊敬してます!」
    どんな方法なのか知りたいです!
    って人にはオススメ。
    (そんな人はオススメされなくても読んでいるでしょう)

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

「2023年 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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