- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569819136
感想・レビュー・書評
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南野先生と内山さんとのやりとりがすばらしい。素朴な疑問に対して、憲法に込められた精神みたいなものをわかりやすく示してくれる。戦後のアメリカや日本の学者がどのような思いで日本国憲法をつくったのかなんてことは今まで考えたこともなかった。軽い感じで読めるが意外と奥が深い一冊。
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323.14 / 憲法-日本 /
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【編著者】
南野 森(憲法学、九州大法学部教授)
内山奈月(芸能人、1995-)
【感想】
期待せずに読んだところ、(並の「すぐわかる系」の一般向け憲法解説本よりはるかに)良かったので驚いた。というか、2人のやりとりがマトモ。憲法学者と大学生の対話形式で書かれている。
導入に使ったり、「ざっくり把握する」ならオススメ。まあ、法学について私は門外漢ですけど。
・南野森のホームページ
<http://spminamino.web.fc2.com/index.html> -
憲法の入門書としてはわかりやすくとても良いと思う。AKBの女の子はあくまでも補助的な感じなので、そちらが目的のファンの方にはちょっと物足りないかもしれませんが。
人に憲法のことを話すようなときにもちょっとしたネタとして使えると思います。 -
「私と内山さんの熱気に満ちたやりとりのおかげで、普通の教科書では読み飛ばしてしまいがちなところや、あまり詳しく扱われていないけれども憲法の本質を理解するために重要な部分は、しっかり感じとれるはずである」。統治機構論ってこんなにも大事だったのねと実感。
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集団的自衛権を認めるのなら、憲法改正によるべきです。
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怖るべきAKBの中の知的キャラである。高校までの公民の知識で結構、憲法を知っている。しかも日本国憲法103条を暗唱できる。並の国会議員より本質がわかっているのではないだろうか。
違憲審査制の所で、これまでの法令違憲判決は10件(関税法の第三者所有物没収事件判決を除くと9件)ということをはじめて知った。勉強になりました。 -
憲法の基本が分かりやすく、内容がすっと頭に入ってきた。
学生時代の公民の授業で丸暗記するだけだった憲法の意味、役割、国家権力との関係がよく分かり、現政権による集団的自衛権の問題にも触れられており、この問題の本質がどこにあるのかとてもよくわかる。
AKBの内山さんの理解力、まとめる力も素晴らしく、難解な条文も必要最小限の引用になっているので、副題通り条文には書かれていない本質、が分かるようになっていると思う。
各章の最後には内山さんのレポート、さらなる学習ポイントも書かれており、構成もよく練られていた。 -
この本めちゃくちゃ読みやすくて面白い。
文体が会話文で横列になってるのもあるけど、内容もわかりやすい。集団的自衛権とかも内容に入ってるので中高生に勧めたい。
えらい大学の先生と憲法を暗唱するアイドルの講義みたいな感じ。とゆうか講義か。
久々に小説以外でおもしろかった。