英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか (PHP新書)

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著者 : 大石哲之
  • PHP研究所 (2014年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569821634

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英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか (PHP新書)の感想・レビュー・書評

  •  「正社員として採用されなければならない」から「就職できなくてあたりまえ」という世界標準!?へ意識改革する必要があるのかもしれませんね。

     同僚が一人またひとりと海外の子会社へ旅立って!?行く姿を見送るたび、世の中が激しくグローバル化しているという事実を認めざるを得なくなります。それでもまだ「派遣するだけのスキルがある」と認められた人材は恵まれているのかもしれません。なぜならば、国内に残された人は、マネジメントできる人材と使いものにならない人とに分けられる運命にあるからです。それでは、これから就職活動をする若者たちはどうすればよいのでしょう。ここでは意図的に留年してフィリピンで英語を習得してアジアで実務を経験することが提案されています。

     「南の島のビーチでゆっくり過ごす」というハッピーリタイアを夢見るのなら、若いうちから途上国に移住して、最初から「ビーチで過ごす生活」を手に入れるという方法もあるわけですね。

     では、英語もできないノースキルのオジサンは、どうしたらよいのでしょうか? ①遅ればせながら英語を勉強する。②海外赴任のチャンスがある人は、迷わず立候補する。③発展途上国に移住する!?

     この本が想定している読者は(当然のことながら)これから就職活動に挑む大学生、それも「英語もできないノースキルの文系」なのでしょうが…本当にこれを読まなければならないのは、彼らの親たちなのかもしれませんね。なぜならば、息子や娘が、発展途上国で就労するという選択肢を本当に受け入れなければならないのは、外ならぬ、私たちの世代なのだから…

  • 1つは戦闘力を高めること。もう1つは戦う場所を変えること。戦闘力を高めるというのはスキルや経験を高めること。これには積み重ねが必要。

  • 新聞報道を見ると最近の就職活動は私が実際に経験したころとは様変わりしていることに驚かされます。PDF化した履歴書をネットで多くの企業に送って、何度も面接試験を受けて「内定」を受けるところに行くのには多くの時間がかかっている様です。

    人口減少時代がすでに到来し、将来の若者の減少が確実視されている現在でも、就職するのは困難な様です。但し、この本によれば条件があるです。それは、タイトルにあるように「英語もできないノースキルの文系」の、いわゆるトップ大学でない一般の学生です。

    この本はそのような大学生を対象としています。かなり厳しい事が書かれていますが、その内容は恐らく真実で、単に書いて不安を煽るだけではなく、解決策を示しています。思い切って1年間留年して、「英語と実務能力(スキル)を磨きなさい」というものです。具体的にそれを行うべき場所(国)、1年間の時間の使い方も具体的に示しています。

    著者の大石氏は普段はコンサルタントをされている様ですが、本文における説明も分かりやすく素晴らしい内容だと思いました。資格の必要性(持っていて意味のあるもの無いもの)についても鋭い指摘をされていました。この本をこれから就職活動を迎えることになる二人の娘達に如何に伝えるべきか、思いを巡らせました。

    以下は気になったポイントです。

    ・その時々と自分の得意分野に注目するには、1)興味を持てることがたくさんある人は、一つに絞る必要はない、2)少なくとも「嫌ではない仕事、人から自然に求められる、過去にうまくできたこと」をやる(p30)

    ・就職の面接とは、「その企業のビジネスのどこに興味を覚えて、どういう仕事に取り組みたくて、どういうことができるのか」を端的に述べる(p38)

    ・志望動機を言うためにすべきことは、1)相手の会社には何が足りなくて、何が必要とされているのかを見極める、2)自分ができること(できそうなこと)から企業が欲していることを探して結びつける(p44)

    ・今までの就活は、できることが何もない学生が、企業に採用してもらうために、夢や理想を語って、経験・スキルではなく、自分を企業に40年間丸投げします、という宣言を売りにしていた。「がんばります」で内定がとれるのはブラック企業だけ。(p45、48)

    ・今からでもできることをして、英語力・ノースキルの2つを改善したうえで、日本国内のみに囚われず海外も含めて就職先を考えたら、可能性は広がる、ということを伝えたい(p49)

    ・日本の上場企業の2012年の全従業員は合計618万人、日本の全従業員は4000万人なので、比率は15%。ここにはブラック企業と噂されるところも含まれている(p56)

    ・世界的常識では、ノースキル文系学生は無職で当たり前。学校卒業して仕事が欲しければ、コンピュータサイエンス・エンジニアリング・ファイナンスや法律を学ぶのが普通(p63)

    ・新卒で正社員として入社し、できるだけ長く勤め上げるのが正しい人生、それを真に受けたらプレッシャーで潰される、そんなゲームは降りるべき(p69)

    ・現在の就活では、なんらかの武器になるスキル、経験、実績が必要。気合い芸では内定が取れないのは明白(p80)

    ・1年間休学し、最初半年間は英語学校に通う、フィリピンに留学するのがお薦め。メリットは、マンツーマンのレッスンを一日6時間受けられる。米英ではグループレッスンで1日2時間程度なので、話せるようにならない。2つ目のメリットは、寮費・食費込みで20万円以内で行ける(p89)

    ・日本人に求められている、多くの企業で求められている英語は、欧米向けの英語ではなく、インドネシア、シンガポリアン、インド人と仕事ができるようになるための英語である... 続きを読む

  • 学生におすすめ

  • なかなか面白かった。
    できないことはできないと認めろ、英語勉強しろ、稼げないならコストを下げろ、国外へ出ろ。主論はそんな感じでした。
    ただし、海外に出ればなんとでもなるよ、と書いてるけどそれは詰まる所、みんな海外に行きたくない(日本を離れたくない)から、みんなの嫌がることをして儲けるという論法に他ならないのであると感じた。
    なので、海外に興味のある自分には面白いが、海外に興味無い人からすると面白く無いかもしれない。

  • 良書。目から鱗。
    題名とは違い、英語とスキルを付けなくてはいけないよ、ってこと。
    自分の得意なことは何か。社会、会社に活かせる自分の強みは何か、で勝負する。
    30から就職でもいいじゃないか。
    自分を活かせる会社、仕事を探す。

  • フィリピノの英語学校 マンツーマン 1日6時間 すみこみ両食費込みで10万円台

    アジアでは人が足りていない。日本人のようにそれなりに基礎があり、挨拶、計算、読み書きができ、常識があって、勤勉な人は猛烈なニーズあり

    ブランドロゴ クラウドソーシング 5000円 むかし数十万円

    グローバル化した世界で生き残るには
     高度な仕事をする
     見切りをつける
     地元に張り付くのをやめる

    日本国内に残るのはラストワンマイルジョブ
     最終的にお金を払う人のところで、人が直接なにかをするような仕事。物理的にその人が日本にいて、現場にいないとだめ
     電車や車の運転、高齢者や障害者の介護、バーテンダー、接客の仕事、ホテルマン、電気の工事、美容師、料理人、看護師、医師、歯科医師 つまりサービス業全般

    戦い方には2種類ある ひとつは戦闘力を高める方法、もうひとつは戦う場所を変える方法

    最低限の武器 英語と実務経験

  • 勉強になりました。

  • 請求記号:377.9/Ois
    資料ID:50078619
    配架場所:図書館1F東館 め・く~る

  • 言っていることはもっとも。
    ただ、結局「英語」なのね~というのが、題名からすると意外。
    就活生向けの本。

  • 面白かった。途中、フィリピンで留学&インターンのくだりは?なこともあったのだが、最初と最後はすごく同意できたし、参考になった。大学生や入社してまだ2~3年の若手はもちろんだが、私達のような昭和世代にとっても、自分たちが持っている今までの仕事観・キャリア観を大いに揺さぶってくれる本だと思う。

  • 就活中の学生向けの内容だが、既に社会人になった人にも考え方は役立つと思う。資格より実務経験が大切。あと英語は必須。参戦できる最低限の武器を謙虚に磨くこと、 (英語と多少の実務経験)常識にとらわれずに勝てる見込みのあるポジションをとること、そこで仕事を見つけたら、その中でより自分を磨いていくこと。上から目線の文章でハナにつくところもあるが、そうだよなと納得した。

  • 日本で働いたことがあり、今ベトナムに住んでいる人としての新しい観点があったと思う。

    僕の周りには海外に飛び出して、上手く行かず、帰ってきた人がいるので、この本に書いてあるほど簡単とは思わないが、日本で無理ゲーをやらされるのであれば、良いのかもしれない。

    特に、失敗できる若いうちは。

  • <目次>
    第1章 「好きなこと」より「得意なこと」を仕事にしな    さい
    第2章 志望動機で苦しんでいる人へ
    第3章 就職活動に失敗して自殺をしてしまう前に
    第4章 就職活動はスタートしたときから勝負がついてい    る
    第5章 アジアで就職するという選択肢
    第6章 フラット化する世界で、どう生きのびるべきか
    第7章 「意識が高い(笑)学生」と、やりたいことがで    きないという病
    第8章 入社後、希望と違う仕事をやらされて悩んでいる    人へ
    第9章 MBAは、ほんとうに役に立つのか?
    第10章 履歴書は手書きにすべきか、という昔ながらの    議論に終止符を打つ
    第11章 グローバル化でなくなる仕事、生き残る仕事
    第12章 どうせニートするなら、海外でニートしよう
    終章  どうやってよい企業に入社するのかでなく、ど    うやって食っていけばいいのかを考えよう

    <内容>
    タイトルから言うと、内容はやや肩透かしを食らうかもしれない。結論は、日本国内ではやっていけない(しいて言えばラストワンマイルジョブの外食産業)。海外でニートしながらじっくりと考えよう。そのために英語力を鍛え(これも海外に出てしまえば自然と最低ラインは身に付く)、最低限の学力と(世界的)常識を持って、冷静に考えてみよう、ということです。
    そして、これから5年くらいならば東南アジアでそうしていくか東南アジアで職に就けば、しばらくは食っていける。その間にグローバル化に対処できる仕事のスキルを身につけていけば、その後も食っていけるでしょう。
    まあ、ある意味極論だが、理には叶っていると思う。日本人の「島国根性」を脱することができれば、日本人の若者は、能力的にも性格的にも、世界では相当力がある。そこに気づいて、早くグローバル化に乗ってしまえ、というのが著者の考えなのだろう。

  • 一般的就活人を痛烈に、あるいはコテンパンに痛めつけて現実を知らしめてくれたあと、凡人でも実効可能な具体的挑戦の形を示してくれる良書。
    若い時読んでおけばよかったと後悔するより、今からでも飛び出す勇気を与えてくれる。

  • なかなか刺激的な良書。
    就活生向けの内容だが、社会人の自分にとっても耳の痛い指摘が多い。
    ボーダーレス社会がますます進む中で、漫然と仕事をこなしているだけでは新興国の優秀層に淘汰されてしまう。
    危機感を持って、普段から考えることをもっと重視したい。

  • ・発展途上国の労働者が先進国から高い賃金をもらうこと
    ・先進国が安く発展途上国の労働力を使うとこと
    これらには経済合理性がある、ということは間違いないと思う。
    また、外国では若者が仕事を得られないということ。これもニュースや新聞で見る限り周知のものと思う。
    よって、文系のノースキルが仕事を得られるということは本来なら有り得ないことだと筆者は言っている。

    こうみると、必死でスキルを磨いて先進国の優位性を維持していかないと賃金が下がるのは目に見えていると思う。しかし、現在世の中はライフ・ワーク・バランス、ホワイト化を重視する傾向があるところは上の記述と多少矛盾しているように思う(個人的に重視してほしいが)。これは日本人が間違っているのか?それとも、グローバルな競争とは思った程熾烈じゃないのか?

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