[図解]なぜ超一流の人は打たれ強いのか

著者 : 久世浩司

• PHP研究所 (2015年10月23日発売)

作品紹介・あらすじ

どんなに大変な状況をも好転させ、精神的な落ち込みから脱出できる人は、どこがすごいのか。レジリエンスの基本をイラストと図解で学ぶ。

感想・レビュー・書評

[cocotomitさんの感想 · 2017年11月12日]

◆2　立ち直り力を身につける方法
13　レジリエンスを高める3つのステップ
底打ち→立ち直り→教訓化

14　7つの技術でレジリエンスを鍛える
ネガティブ感情の悪循環から抜け出し経験から学ぶ

1 ネガティブ感情の悪循環から抜け出す
2 役に立たない思い込みを手懐ける
3 自己肯定感を身につける
4 自分の強みを活用する
5 ソーシャルサポートをもつ
6 感謝のポジティブ感情を高める
7 過去の痛い経験から意味を学ぶ

15　ネガティブ感情の悪循環から脱出する
感情に名前をつけた後、気晴らしを行う
・感情のラベリングで感情を見える化

・気晴らしによって気持ちを切り替える
音楽系
運動系
呼吸系
筆記系

16　役に立たない思い込みをてなづける
思い込み犬を追放するか受け入れるか訓練するか

・あなたが飼っている思い込み犬のタイプは？
正義犬
批判犬
負け犬
謝り犬
心配犬
あきらめ犬
無関心犬

自分の思い込みを知ってネガティブ感情をコントロール

17　自己肯定感を身につける
4つの方法を実践

1 実体験を繰り返す
2 ロールモデルに習う
3 他者からの励まし
4 ムードを変える

4つの方法を実践し自分ならできるという信念を育てる

18　自分の強みを活用する
自分の強みを知る5つの質問

1 自分にとって一番の達成とは何か
2 自分の最も好きなところは？
3 何をしているときに楽しいか
4 どんなときに自分がすばらしいと感じるか
5 自分はどんなときにベストか

19　ソーシャルサポートをもつ
苦しい時に支えてくれる人

信頼できる5人のサポーターをリストアップしよう

1 自分にとって大切な人は？
2 過去に大変だったときに親身になってくれた人は？
3 叱咤激励してくれる人は？

サポーターとは日頃からギブアンドテイクの関係を作る

20　感謝のポジティブ感情を高める
不安を帳消しする力

感謝の気持ちを高める習慣
・感謝の日記を書く
・3つのよいことを思い出す
・感謝の手紙を書く

自分は恵まれていると思うことで感謝は生まれる

◆3　自分の強みをみつけて活かそう
24　あなたのレジリエンス能力はどこにあるのか
内面に隠された5つの強みをみつけよう

5つの強みを発見しよう
楽観力
利他性
勇気
熱意
自信

25　楽観力をもっと鍛えよう
成功や失敗の原因は何か、説明の仕方を変える

最後にはなんとかなると思う楽観力を持つ

27　ネガティブ感情を昇華させる
怒りの感情は私たちをクリエイティブにする

社会に対しての憤慨や自身についての羞恥心が偉大な行動につながる

28　自分の内面にある熱意の声を聞こう
仕事の価値観
・ジョブタイプ　金と生活目的
・キャリアタイプ　昇進
・コーピングタイプ　やりがい

29　人のために何かしたいという気持ち
自利利他の考えで心のブレーキを外す
人のためにという気持ちも強みの一つ

30　ギバー（与える人）は大きく成長する
あなたはギバーかテイカーかマッチャーか

マッチャー　損得のバランスを考える人

ギバーはテイカーより大きな成功を長期的に実現することがある

31　自分を信じる力はあるか
仮ではなく根拠ある自信

自己肯定感を身につけた人は目標達成への意欲が強く達成感も高い

32　内なる勇気を引き出そう
行動意志と恐れに打ち勝つ力のバランス

勇気指数＝行動意志/恐れ

勇気ある人は恐れの感情を意志の力でコントロールできる人

33　希望の高い人が幸福に成功できる
希望の高い人は意志の力を持っている

高い希望をもっている人は幸せに成功できる

◆4　折れない心を作る7つの習慣
35　感情のラベリングをする
複雑化した感情に名前をつければ対処しやすい

ネガティブ感情をラベリングして個別具体化すると対処しやすい

36　ストレスはその日のうちに気晴らし
ネガティブな感情を別の対象に切り替える
4つの気晴らし
運動系
音楽系
呼吸系
筆記系

気晴らし方法を身につければ感情を邪魔される時間がなくなり仕事も効率化

37　お手本を見直す
年に数回
人の体験をロールモデルとして学ぶ

・代理体験の方法
自分に必要な能力を持ったお手本を探す

ときにランチをお願いする

セミナーなどで観察

38　ストレングスユースをする
年に数回
自分の強みを活かす習慣をつける

自分の強みを活かすことで困難な状況を乗り越えることができる

39　サポーターに感謝する
年に数回
感謝が豊かになるとストレス耐性がつく

・サポーターを明らかにする
・その相手に感謝を伝える　手紙を書く　メール電話

40　ときおり半生を振り返る
年に一度
自分らしさに気づくことが自己認識力を高める

・自己認識力を高める方法
半生を振り返る

逆境グラフを描く

内省によって新しい意味がみつかったら意味づけを書き換える

◆希望力を高めるウィルパワーとウェイパワー

・ウィルパワー　希望力
・ウェイパワー　見通し力

[そららさんの感想 · 2017年2月8日]

希望と利他

著者プロフィール

ポジティブサイコロジースクール代表。慶應義塾大学卒業後、P&Gに入社。高級化粧品のブランド経営に携わる。在職中にレジリエンスについて学び、応用ポジティブ心理学準修士課程修了。P&Gを退職後、ポジティブ心理学の実務家を養成する社会人向けスクールを設立し、主にレジリエンスを活用した企業人材の育成に従事する。レジリエンス研修は、NHK「クローズアップ現代」でも取り上げられた。
著書には『マンガでやさしくわかるレジリエンス』(JMAM)、『世界のエリートがIQ・学歴よりも重視！　「レジリエンス」の鍛え方』（実業之日本社）、『リーダーのための「レジリエンス」入門』 (PHPビジネス新書)、『なぜ、一流になる人は「根拠なき自信」を持っているのか？』（ダイヤモンド社）、『眠れる才能を引き出す技術』（実業之日本社）など多数。

「2021年 『レジリエンスで心が折れない自分になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」