実践・快老生活 知的で幸福な生活へのレポート (PHP新書)
- PHP研究所 (2016年10月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569831534
作品紹介・あらすじ
『知的生活の方法』から40年。85歳を越えた著者が、歳を重ねて到達した人生の幸福の核心と、知的で快い生き方の真髄を語り尽くす。
感想・レビュー・書評
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過去の渡部節のダイジェストであるが、いい話は何度読んでもいいものだ。すべらない話のように。今の私には「親の恩は子に送れ」「自分を呪うようなことは絶対にしてはいけない」「井戸を掘ったらいい水の出るところに住め」などが心に染みた。
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知的生活の老後版です。
若い時とは違った生活、知的な取り組みがあります。
夏目漱石は若かったんだなと思うという部分は、少しわかる気がします。
詩にも改めて興味がわいてきました。
このようにありたいものです。 -
ためにもなるところはあったが、終わりの方は著者の完全な主観を述べたものだった。
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自らの一生が極めて幸運に恵まれていると考える、86歳の筆者。
自己の修養に邁進し、家族はもとより周りの人間も大事にしてきた結果だ。
自分も人生のゴール前ではそういう境地に達したい。
いろいろと快適老人になるための手引きを紹介しているが、なかでも古典の一節を暗記すればいいというのが参考になった。
ピンチの場面に遭遇しても、古典のその言葉を思い出すことで救われるということ。
古典や歴史を学ぶことの大事さを再認識できた。 -
●漱石のこころ。当時47歳、まだ若かったんだなぁ。
●業績と家庭とは何ら矛盾しない。子供のいない人生に手ごたえはあるか?
●金婚式は結婚式より更にすばらしい
●定年後の気分を左右するのは収入の有無
●われわれは、文学作品であれ、絵画であれ、音楽であれ、「芸術」と言われる分野にあるものは、すべてインスピレーションによって出来上がると思いがちである。その大部分は機械的な作業であることを悟らない人は、知的生産には無縁にとどまるであろう。
●人生の本当の幸せは平凡なところに宿る
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2019/7/4 面白いところもあったが… ★3
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高級料理よりも妻・息子夫婦・孫と行くファミリーレストランでの食事に幸福を感じる、というくだりにこの本で渡部氏が言いたいことがつまっているようだ。幸福など人それぞれ違うけれどもという前提のもと、「自分の幸福はこうですよ」とのことらしい。
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2003/2/2