墨龍賦(ぼくりゅうふ)

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著者 : 葉室麟
  • PHP研究所 (2017年1月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569832340

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墨龍賦(ぼくりゅうふ)の感想・レビュー・書評

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  • 海北友松の話。海北家の次男に産まれたため、寺に出されて、武士になりたい、でも絵も好きだということで明智家の斎藤内蔵助との関わりのことがずらずらと友松の一生として、春日局が語ると言うことで物語が流れる。狩野元徳との関わりが濃厚で、その才能が認められ、下絵画家としても関わるが、自分の生きる道は水墨画と言うことで表紙にもあるような龍、風景を墨の濃淡だけで描き、それを現代まで残す。今京都の国宝展に来ているような、雪舟の様な水墨画を残したその力強さを表すような、一生。画家シリーズをここ1年ぐらい読んだが、やはり一番は等伯。先日の宗達とはどっこいどっこい。やはりあまり画家の一生についての文献が内ので、筆者の想像力によるが、あまりにも飛躍しすぎ、作り物過ぎも宜しくないけど、これはまあまあ。

  • 永徳、等伯つながりで、レコメンドされたっぽい、戦国末期から江戸初期の絵師、海北友松の物語。正直、絵師としての友松は、あんまり関係なくて、途中までなんでこの人が主人公なのかわからないままに進むんだけど、うまーいこと作者に誘導されて、さくさく読み進めっちゃうという。友松の設定が拡大解釈すぎて、えらく歴史に関わりまくっちゃってるのはご愛嬌で、娯楽作と思って読み進めるが吉。

  • かいほうゆうしょうのお話。
    濃姫が帰蝶と呼ばれているお話。
    そして、知らなかった【美濃譲り状】

    本能寺の変

    斎藤内蔵助との友情。
    狩野派。
    宮本武蔵が弟子だったぁ。

  • 2017/6/19

  • なかなか面白い人物で、交遊関係が楽しかった。時代と情勢によってころころ変わる人物評価も見物。

  • 海北友松の一代記。
    一代記的な歴史小説を読むと、その人物が生涯を賭けて何を伝えたかったのかを考える。
    それを書いた作家が何を伝えたかったのか、も。
    そうだ。建仁寺へ行こう。

  • 戦国時代の絵師・海北友松
    狩野派の麒麟児・永徳を始め、安国寺恵瓊、織田信長、尼子勝久、明智光秀、そして生涯の友となる斎藤蔵之助等、戦国の綺羅星のごとき武将達との交流と共に描く。
    武将の魂を持って絵と向き合う事になるその宿命。
    友松の目を通して戦国時代を映し出す。

    歴史上稀有なミステリー本能寺。
    光秀謀反の背景とは・・

    宮本武蔵、等伯、とも同時代。

  • 京都国立博物館に行ってきました
    おそらく初めて もちろん新館も
    照明が今まで体験したことないような感じでした
    観覧する側がいい感じに暗くて、たくさん人がいてもそう気にならないんです
    間接照明の新しい感じなんでしょうね
    障子の明かりとか、行灯の明かりを再現してるようです

    で、今回の企画展です
    「海北友松」建仁寺や北野天満宮の障壁画を描いた方です
    実のところ自分は「かいほうゆうしょう」と読むのも知らなかった(^^;
    狩野派のようなきらびやかな感じよりも等伯に近い感じかな
    空間を生かした構図で余白が生きてます
    描き込むよりもながれるような勢いがあって、メインの建仁寺の龍は、本当によかったです

    等伯の松林図屏風は、まだ実物を拝見したことがないけど
    友松の月花渓流図屏風を体感することができました
    「体感」なんですよ、その場の空気感も一緒に

    夕暮れの噴水の霧を感じながら周辺を散策しました
    東の庭は、古い時代の石像がたたずんでいましたよ
    さらに三十三間堂~南大門へ歩きました
    やっぱり京都だな~と実感
    空が広いし歴史を感じるところが多かったです

  •  「武士に生まれながら絵師になった人物」と聞いて、絵師になりたくて武士の身分を捨てたのかと思っていたので、抱いていた印象と全然違って戸惑った。
     だが、読み進めていく内に、この龍のような絵は、内にそういう気性を秘めていなければ描けないんだろうな、と思えて納得した。
     明智光秀が信長を討った理由も、そんな見方があるのか、と新鮮だった。
     宮本武蔵が登場するのにもびっくり!

  • 絵師、海北友松の生涯と
    戦国時代の歴史を重ねた異色作。
    友松と、安国寺恵瓊の対比が
    印象的。

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墨龍賦(ぼくりゅうふ)の作品紹介

建仁寺の「雲龍図」を描いた男・海北友松。武士の子として、滅んだ実家の再興を夢見つつも、絵師として名を馳せた生涯を描く歴史長編。

墨龍賦(ぼくりゅうふ)はこんな本です

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