「憧れ」の思想

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569834191

作品紹介・あらすじ

人間の本質は、「憧れ」に向かって生命を燃焼させることにある! 著者の人生哲学の集大成ともいうべき、比類なき思想書。

感想・レビュー・書評

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  • 2022/11/8ビブリオバトル【チャンプ本】 平居さんオシ本 

  • 著者が言語化した憧れの破片を拾う話。

    命を燃やせ。
    垂直という直。
    肉体と精神があるとして肉体が人間か。精神こそが人間か問う。
    生きる死ぬを考えることができ、葉隠の話も多い。

    能と刀に触れていればこの生命燃焼の考え方はわかりやすいというか共感できる。
    つまり狂いである。

    ゲバラや文豪に詩人に哲学に実存主義と読書の幅も見せてくれる。
    読書は精神の食糧と本書より読み取ると接種しないと思考の継続はないと知る。
    未完成のまま。そのままに生きるを死ぬを選ぶ。
    ロケットのように飛び燃やしてチリとなったものが憧れ。
    ドンキホーテのように狂いユーモアでもって道としたい。

  • 生き方についてであり、読書についてであり

    世間的な価値観と逆説的な内容であるが、
    本質的であるように感じる

    後ろの索引は、読みたい本リストとなった

  • 書物に対する意識の高さに圧倒された。巻末の引用書籍からもそれは明らかである。ところでどんな経歴の持ち主なのだろう。略歴に「実業家」とあるが、本書の中身からは判然としない。そういうところが、肩書や評価に抵抗感を持つという著者らしさではあると思った。

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著者プロフィール

1950年、東京都生まれ。立教大学法学部卒業。実業家、著述家、歌人。ウナムーノの哲学思想に深く影響を受け、独自の生命論を確立し、実業に生かしている。また、戸嶋靖昌記念館 館長、執行草舟コレクション主宰を務める。蒐集する美術品には、安田靫彦、白隠、東郷平八郎、南天棒、山口長男、平野遼等がある。洋画家 戸嶋靖昌とは、深い親交を結び、画伯亡きあと全作品を譲り受け、記念館を設立。駐日スペイン大使館等と協力の元、戸嶋靖昌の展覧会を実施。また、コレクションを千代田区麴町の展示フロアで公開している。
著書に、『「憧れ」の思想』『おゝポポイ!』(以上、PHP研究所)、『生くる』『友よ』『根源へ』(以上、講談社)、『孤高のリアリズム』『憂国の芸術』『生命の理念 Ⅰ/Ⅱ』(以上、講談社エディトリアル)、『魂の燃焼へ』(共著/イースト・プレス)、『耆に学ぶ』(共著/エイチエス)、『見よ銀幕に』(戸嶋靖昌記念館)等、また『情熱の哲学──ウナムーノと「生」の闘い』(佐々木孝著、法政大学出版局)を監修。日本菌学会終身会員。

「2018年 『ベラスケスのキリスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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