震災が起きた後で死なないために 「避難所にテント村」という選択肢 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569835822

作品紹介・あらすじ

日本の避難所はソマリア以下 !? 熊本大地震、東日本大震災などでの支援を通して見えてきた、「生命を守る」ために知っておくべきこと。

感想・レビュー・書評

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  • 野口さんが実際に体験して、考えたことをまとめた本。自粛、不謹慎。そういう言葉と「避難生活は我慢しなければいけない」という固定概念によって死んでいく時代がきている。精神的な消耗をできるだけ減らす策としてのテント村の提案。

  • スフィア基準ができた背景には、1994年のルワンダ大虐殺があったと言う。スフィア基準によると、シェルターの居住空間は、最低限一人当たり3.5平方メートルが必要。日本の避難所ではこれが難しい。必要なトイレの数については、トイレ1つあたりの割り当ては最大20人、トイレの男女比は1:3,。

  • このレビューを書いているのは2018年3月11日。本日は東日本大震災から7年めの節目に当たるということで,震災のことが話題になることが多いだろう。

    同書より

    じつは難民キャンプなど人道支援で,居住空間やトイレの数など「最低限これらの条件は守らなくてはいけない」スフィア基準という国際基準が定められているのだが,残念ながら,日本の避難所はその基準を満たせないことが多いのだ。

    こんな基準があるとは知らなかった。そして,日本の避難所がそれを満たせていないことが多いとは・・・

    避難所の快適さ。このことを気づかせてくれた1冊。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50054578

  • 来るべき首都圏の大災害に備えてアウトドアスキルは高めておきたい。首都水没に備えてのボートも必要だと思う。

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著者プロフィール

■野口 健(ノグチ ケン)
アルピニスト。1973年、アメリカ・ボストン生まれ。亜細亜大学卒業。99年、エベレスト(ネパール側)の登頂に成功し、7大陸最高峰最年少登頂記録を25歳で樹立。以降、エベレストや富士山に散乱するゴミ問題に着目して清掃登山を開始。野口健環境学校など子どもたちへの環境教育や、ネパール大震災、熊本大震災の支援をきっかけに災害支援活動などにも取り組む。

「2022年 『父子で考えた「自分の道」の見つけ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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