インパクトカンパニー 成熟企業を再成長させる、シンプルな処方箋

著者 :
  • PHP研究所
4.00
  • (3)
  • (12)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 142
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569842288

作品紹介・あらすじ

「時代遅れの成熟企業」にこそチャンスあり! カリスマ経営コンサルタントが満を持して世に問う「新しい勝ちパターン」の作り方。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • Vプロセスで企業の成長と収益性をわかりやすく示してくれた部分が非常に参考になった。
    Vの右側に行くためにはストーリンが必要。そしてストーリーを作るスキルにも言及されており、実用的な本だった。

  • 神田さんの本の割に大変読みやすく理解しやすかった

  • ・これから70年は「人間とは何か」を問い続ける時代になる
    ・ブロックチェーンは「信用のベースを容易に作れる」ことが革新的。
    ・ビジネスの収益は、ビジネスモデルで決まる。Vプロセス。
    ・未来への変革は、ツール導入から始めるのが最も早い。
    ・顧客創造の幹には、ランディングページがある。

  • 神田昌典さんの本は以前からかなり読んでいますが、昔の「非常識な成功法則」「ある成功者の告白」などFAX DMの頃は、分かりやすくすごく共感できていたのですが、最近(この5年くらい)の著作は、未来予測やデジタルマーケティングについての話が多く、どうも腹落ち感に欠ける印象があります(もちろん、自分が時代についていけてないという反省もあります)。
    本書も、「インパクトカンパニー」というタイトルに対して、やや既視感があり、これを早速取り入れてみたいというインパクトに欠ける気がしました。

    1. この本を読んだ目的、ねらい 神田昌典さんの新作であり、期待させるタイトルだったから
    2. 読んでよかったこと、感じたこと Googleアナリティクス、サチコの活用でイメージではなく、実際のユーザーの動きを確認し、サイトを調整していくことが重要。マーケティングレターとPASONAの法則
    3. この本を読んで自分は今から何をするか マンスリーにアナリティクスをチェックし、サイトの最適化を図る。ストーリーを意識した文章を作成する。
    4. 3ヶ月後には何をするか、どうなっていたいか 未来から逆算して現在を考える思考を定着していたい

    <φ(・_・”)覚えておきたい>
    * 創業後20年経って成長する会社が多い
    * ポケモン世代の世界観とウルトラマン世代の違い
    * バウンティプログラムとICO
    * 企業の収益を決めるのはES、CSよりもビジネスモデル
    * プラットフォーマーになることで収益率を高める
    * プラットフォーマーは中小企業でもなれる(SABAR、会宝産業の例)
    * 自社の「未来に輝く強味」を見つけることが大切
    * サーチコンソールで検索ワードを解析する
    * 検索サジェストで自社に足りないものを見つける
    * 未来から逆算して考える=バックキャスティング
    * フューチャーマッピングでストーリーを作る
    * マーケティングツールの根本にあるのはランディングページ
    * 自己都合ではなく、相手都合で情報を伝える 観客を引き込むストーリーを作ること
    * PASONAの法則
    http://doramurata.com/sales-copy-writer/a-law-of-pasona.html

  • 神田さんの2022講演で話されていることや、提供されているメソッドの効果を読み進めながら、章末の質問事項に回答を記入していきます。読み終わったときには自分が今何をすべきか、答えを得ることができました。びっくりです。

  • 私の敬愛する、カリスマ経営コンサルタント・神田昌典氏による最新本(2019.2.3現在)です。2011年の末に「2022年、これから10年、活躍できる人の条件」という本の序文を読んで衝撃を受けて以来、7年が経過しました。

    あれから自分に対して思いかげないことが起き、それに克服するための布石も打ってきたつもりですが、時代の流れは想像していた以上に速くなっているような気がします。

    神田氏がその中の本で、「現在(2011年)に存在する会社の形は2022年には無くなる!」と予言していますが、どのような形になるのか、そして我々(特に私のような中高年)はどう対処すべきか、その後に書かれた本で徐々に記されてきているように思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・人間の価値観は、9歳から11歳の間に、夢中になったものやストーリーによって形成される。顕在意識が育ってくるのがこの間だから。その時の体験が一生を決めるといっても大げさではない(p41)

    ・2002年に「ゲーム脳の恐怖」という本が出版されたが、あれから十数年経過して、そこで振り返ってみてわかったのが、ゲームをやっていた子は、痴呆になるどころか、天才になってしまったということが分かった。視覚情報の処理能力が非常に高い(p47)

    ・社会体制の大改革に当たって鍵を握ってきたのが、時代の節目に現れる30代のリーダーである(p49)

    ・全ての商品やサービスをゲーム化していく、言い方を変えれば、ゲームとリアルの世界が完全に融合する世の中が始まるということ(p53)
    ・未来の景気は「46~50歳」の人口で決まる、日本の場合は1990年代(団塊の世代)、ここ数年景気が良いのは、団塊ジュニアが40代後半になっているから(p59)
    ・新時代は、歴史的な転換が起こった時に、「何が圧倒的に欠落しているか」によって特徴づけられる。今、私たちにとって欠落しているのは「精神的な豊かさ」「人間の真の幸せ」である(p68)

    ・スチーミットは、ユーザーが報酬をもらえる初のソーシャルネット、FBやインスタグラムでもらう「いいね」が、お金に変わるイメージ、投稿したコンテンツは、ブロックチェーンで記録されて改ざんが難しい(p84)

    ・プロダクトやコンテンツは高く売れなくなった、さらに、ビジネスモデルが進化するほど、商品・業務が増えて経費がかかるようになる(p108)

    ・頭の中をバージョンアップするためには、日常の仕事で使うツールを変えるのが効果的である(p161)

    ・マーケティングで、商品の価値を伝え、セールスで、その価値がわかる相手とつながる、これが顧客を創造する技術の体系である(p215)

    ・相手にとって受け取りやすいメッセージは、PASONA(p:問題、A:親近感、S:解決策、O:提案、N:絞り込み、A:行動)、相手の痛み(P)を自分の痛み(A)として感じることで、お互い共感しあえる関係になった後、解決策(S)と具体的提案(O)が、役に立てることを確認(N)し、変化への行動(A)を促す(p233)

    ・AIは、未来を創る言葉を効率的に紡げるようになるかもしれないが、しかし「どんな未来に向かうべきか」という選択自体は人間にしかできない(p242)

    2019年2月3日作成

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

経営・マーケティングコンサルタント、作家/アルマ・クリエイション株式会社代表取締役/NPO法人学修デザイナー協会・理事
上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。18年、マーケティング分野で歴史的権威があるDMA国際ECHO賞の国際審査員に抜擢。2019年・2020年、「社長の成績表」(古田土会計主催)にて、2,400社超中、2年連続No.1に。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。

「2022年 『未来実現マーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神田昌典の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×