- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784572001207
作品紹介・あらすじ
江戸時代の日本にあって、後世の急速な近代化の礎石ともなった、多くの実学を志した人々のうちから、特に科学者を中心に選び出し、平易な語り口で説いた伝記52篇から成るもの。名著と世評高い当文庫旧版の改訂新版。写真図版多数収載。(解題・富士川英郎)
感想・レビュー・書評
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高原書店で購入
戦前に「子どもの科学」に連載された江戸時代の科学者らの評伝。子ども向けに書かれたものなので、森銑三にしては読みやすい。(大人が読んでも充分の内容)
木内石亭、高橋東岡、伊能忠敬、木村蒹葭堂、高橋景保、間宮林蔵など詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
江戸時代の日本にあって、後世の急速な近代化の礎石ともなった、多くの実学を志した人々のうちから、特に科学者を中心に選び出し、わかりやすく紹介した伝記52篇。
江戸時代の蘭学者たちは、寛政6年11月11日が太陽暦では1794年1月1日にあたるというので、その正月を祝った―「おらんだ正月」である。
江戸初期から末期にかけて活躍した医家・本草家・探検家・発明家・思想家など、伊能忠敬・平賀源内・高野長英ら50余名の伝記を平易に説く、名著。
[ 目次 ]
1 新元会―おらんだ正月初聞
2 おらんだ正月(牛に乗って外へ出た仙人のような医者永田徳本 大貿易家で大土木家を兼ねた角倉了以 一派の鍼術を興した検校杉山和一 奥羽に水路を開き畿内に河を治めた河村瑞賢 博物学者としてもすぐれていた貝原益軒 関流算法の祖と仰がれる関孝和 わが国に本草学を開いた稲生若水 対馬全島の猪を狩尽した陶山訥庵 湯熊灸庵とあだ名せられた大医後藤艮山 荒川・多摩川・酒匂川を治めた田中丘隅 ほか)
3 番外二篇(わが国マッチ業の父と仰がるる清水誠 古今独歩の碁の名人本因坊道策)
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