- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784573012240
感想・レビュー・書評
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檀ふみさんという女優が、雑誌の企画で1年間茶道を学んで茶会を開くというもの。写真も豊富、語り口もなかなかユーモラスで面白い。
しかも大徳寺や光悦会に参加したり、樂さんや裏千家の家元と対談したり、茶碗を作ったり、菓子、花、仕覆、懐石など一流の経験をさせてもらっているのが羨ましい。おれも茶をやりたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お茶の楽しみ・奥深さに触れることができる本。
お茶の世界とは、いろいろなモノに触れて、つまりは楽しんで(勉強もして)、どんどん深まっていくものなのか。
茶道により興味をもたせてくれたこの本には感謝をしています。
登場人物・実践者が有名人(それも浮ついた感じではない方)となると、読むほうも読みやすいし、情報もちゃんと中に入ってくる -
壇ふみさんが茶の湯を始めてから亭主としてお茶会を開かれるまでを紹介された本です。
素人にも分かるように書かれていて、壇さんの文章も楽しいです。
特に着物が素晴らしい。さすが婦人画報さんだと思いました。 -
和菓子、懐石、仕覆などひとつずつ章が分かれているので読みやすかった。
お茶を習い始めたばかりの人やこれから習おうかなと思っている人なんかが読むといいなと思った。
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写真がとってもきれい。
檀さんの立ち姿みると、日本女性っていいなぁって思います。
写真が多く、語り口も軽妙なところがすてき。 -
檀さんがなかなかお茶にはまらないままそうそうたる方々にお会いするのでドキドキしたけれどそこも檀さんの魅力かも。裏千家 婦人画報
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檀ふみさんが、今まで何故かずっと敬遠してきた茶の湯の道を習うことになったという婦人画報の連載企画の本。
軽い気持ちで借りてみたけど、とてもいい本でした。
やっぱり何にしろ、一流のものに触れる機会がある、というのはとても素晴らしいことだと思いました。
一番最後の第16章、檀ふみに捧げる茶会という章が一番好きです。
お茶のお稽古に自由に励んでみたいと思いました。 -
茶道..気になるっていました。
そしてとても敷居が高く感じていたけれど..
この本を読んで,茶道の精神を身近に感じる事が出来ました。
先ずは心意気から...と思えた一冊、そして茶道...
改めて気になる様になった一冊....
そして禅も...先ずは座禅を組んでみようかしらん...? -
年来のママ友に「実はお茶を習い始めて・・・」と言ったら、彼女も昔お茶を習っていたんだという。ひとしきりお茶の話で盛り上がった後で、最近読んだと勧めてくれた1冊。
茶道を習ったことがないという女優・檀ふみが、熱血編集者に引き摺られ、その道の大家たちに導かれて、お茶の道を垣間見する。究極の目的は自分で茶会を開くこと。さてその顛末やいかに。
導き役は、裏千家家元、大徳寺塔頭住職、千家十識当主、老舗菓子司主人と何ともまぁ錚々たる顔ぶれ。最後には、「婦人画報」に連載されていたこのエッセイに感動したという数寄者たる実業家が、「壇ふみに捧げる茶会」というものまで開いて、その内容にも触れられている。
なかなか一般人では経験できないことを、檀さんが垣間見している陰からさらに垣間見た、という感じ。
楽美術館にはそのうち行ってみたいなぁ。末富のお菓子も今度買ってみよう。光悦会はまだまだ初心者過ぎて敷居が高そうだけど。などと楽しく読めました。
*檀ふみの本を読むのは初めてな気がする。好き勝手に書いている(=毒舌っぽい)ようでありながら、まったく毒が感じられない。女学生のような少女のような、何だか不思議な人だなぁ。いかにも女優然とした美麗な写真と、軽いエッセイの取り合わせの妙が、ある意味、余人をもって代え難いところなのか・・・?