小早川秀秋の悲劇

著者 :
  • 双葉社
3.37
  • (1)
  • (7)
  • (10)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 25
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575233193

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2016/08/25完讀

    這本書不是從秀秋的年少期開始寫,更不著重在關原戰失速的過程,反而是將寫關原之戰後的秀秋到他殞落的過程。寫秀秋漸漸朝向崩壞的過程,也可以看到逃走的家臣們的未來(稻葉正成和未來的春日局也這樣逃出岡山城)。所謂被詛咒的岡山城,從宇喜多直家的雙手血腥,到秀秋甚至到池田忠繼和督姫的悲劇之後終於畫上休止符。

    故事發生在戰國氣風盛行的戰國末期,這本書的著眼點相當有趣,很細緻地,緩緩地觀察秀秋一點一滴自取滅亡的過程(反倒是家康容忍他這麼久倒是不可思議)。秀秋自許是關原之戰第一功臣,但大家都覺得他就是個叛徒,從大谷吉繼的詛咒三年要讓他領便當開始,加上前往神域打獵,他開始越來越嗜血,酒精中毒,殺人成性,杉原重治被殺的那一幕後已經完全失速(杉原重季花了十七年為父報仇的故事也很驚人)。小早川家就這樣慢慢走向支離破碎,只剩平岡賴勝還是留到最後一刻。最後當然這個名家就走向滅亡的命運,但諒必隆景硬被秀吉塞這個麻煩過來時就已經可以看到這個未來了吧,沒有這種器量卻生在豐臣家才是真的悲劇(總使秀吉還努力安排賢臣託孤),令人不勝唏噓。這本書閱讀起來相當順暢,寫作也很明快乾脆,毋寧說這兩年可以寫成這樣也是作者的功力,閱讀感有點接近池波,是部還不錯的作品。

  • 関ヶ原の戦いでの寝返りで有名な小早川秀秋.主にその後の死ぬまでの2年間を描く.秀吉の養子となったことから始まり,不運と言える人生.酒浸り今で言えばアル中.家康を恐れながら半狂乱,いいとこ無しの最後.

  • 上に立つ人が、無能だと、人がやがて離れていく。
    この作品はそれを問いかけているようだ。

  • 小早川秀秋というと、これまで関ヶ原の戦い直前直後にしか注目していなかったため、この岡山転封後の秀秋の物語は新鮮な気持ちで読めました。

    秀秋の評価にはいろいろあると思いますが、この小説の秀秋は世間から裏切り者として蔑まれ、自暴自棄になって自滅していく・・・というある程度イメージ通りの秀秋像だと感じました。タイトルは「悲劇」ですが、この場合は自業自得なのかなあとも。関ヶ原における行動の真意や、その功績と現実とのギャップを強調すればより悲劇的な印象を持てたかも。

  • 関が原後の秀秋の話。
    なかなかやりきれない内容の話ですが、
    ちらっと出てくる戸川逵安がかっこよすぎます。

  • 面白いけど切ない

  • 関ヶ原の戦いではなにかと騒がせた男、小早川秀秋が主人公の小説。タイトル通り、金吾くん、病んじゃいます。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。 1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。 テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書がある。2002年、逝去。

「2023年 『有栖川有栖選 必読! Selection11 シェイクスピアの誘拐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

笹沢左保の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×