小森課長の優雅な日々

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 73
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234978

作品紹介・あらすじ

課長の本音-不眠不休で働いて、金はたまらずストレスたまり、行きつく先は家庭不和。こうなったのは部下のせい。だから奴らをコロしたい。「お前ら、みんな死刑!」『都立水商!』『ドスコイ警備保障』につづくユーモア・ノベルの決定版。

感想・レビュー・書評

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  • ユーモアと言っていいのかな。
    不思議な感じです。
    クセが凄い?

  • ある日突然始まる小森課長の優雅な日々(^^;)何かが起こるたびに「詰めが甘いよ!バレたらどうするの?(゜゜;)」とドキドキハラハラしたけれど、予想に反してずーっと続く優雅な日々(--;)終いにはKSC(小森生活向上クラブ)の教祖に(^o^;)でも自分で手を下さないとダメなんだね~(-.-)そして結局、女性の手のひらの上なんだ(;゜∇゜)

  • 途中までなかなか読み進まなかったけど組織になって読みやすくなった

  • なんとも救われない本である。

  • 小森正一、40歳。
    最近何を食べてもまずく、笑うこともない。
    家庭では妻子との会話もなく、会社では無気力な部下の態度にイライラしている。
    そんなある日、通勤電車の車内で他人に迷惑をかけていた女を思わず殺してしまった。
    するとどうだろう。
    活力が湧いてきたのだ!
    かなり笑えて、楽しめる、ブラックユーモアの快作。

  • 一番最初に読ませて頂いた 室積作品。

    ブラックたっぷりなのですが、テンポが良くて、爽快に読めました。


    着眼点がすごいなぁ〜と感心しきりです。

    わたしの室積生活が始まりました 笑

  • 人を不愉快にさせるから、この世から消してしまう。
    そういう想像はよくありますが、本当に現実にしている、という話。
    最初はともかく、何故最後までばれないのかと
    首をひねってしまいます。

    殺害する事でストレスもなくなり
    周囲も幸せ、家庭も円満。
    ばれるので終わりかと思えばそうでもなく
    最後まできれいに終了。
    ただただ、人を殺して円満になっているだけ。

    読める内容ではありますが、面白いかと言われると
    首をかしげてしまいます。
    しかしこのサークル、最終的に人数どれだけに…。

  • それはまずいんでないの?小森課長!

    通勤途中に正義感から一人の女を殺してしまう小森課長。
    それ以来、小森課長の生活が変わっていく・・・。

    ブラックな内容で、好みは分かれそうです。


    物語に登場する俗に言うイヤな奴。いるいる、たまにいますね
    こういう人。

    世の中には何故イヤな性格の人がいるのでしょうか?

    身近にそんな人がいたら、

    小森課長に相談したくなります。

    貴方の気持ちをスッキリさせてくれますよ、きっと。

    でも、やり過ぎはいけませんよ小森課長!

    そして皆さん、ご自分が小森課長になってもいけませんよ!
    (これは念のためです)

    私はこの小説はおもしろかったです。!^^

  • 家庭持ちサラリーマン向け危機脱出法
    実践度難、勇気ある方向き

  • 『小森生活向上クラブ』とタイトルを変えて実写化に伴い文庫化。どうやら連鎖時では「シリアル・パパ」というタイトルだったようで。このブラックユーモアを許せるか許せないか、読者を選びます。これを面白いと薦めると人間性を疑われそうです。人選が必須。うちはまぁそういうブラックユーモアも許せるし、最初は面白かったけど、展開はマンネリで途中で飽きる。もう少しスパイスが欲しい。そこがユーモアと言われてしまえばそれまでだけど、あまりにもあっさりと信者が増えていくにはなぁ・・ちょっと安直じゃないのか。うちは大層な正義感は抱いていないため、爽快感は感じなかった。

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著者プロフィール

1955年山口県光市生まれ。本名の福田勝洋名義で、俳優としてテレビ・映画に多数出演、また劇団「東京地下鉄劇場」を主宰し劇作家としても活躍。2001年『都立水商!』で作家デビュー。同作はコミック化・ドラマ化もされヒット作となる。主な作品に『史上最強の内閣』『史上最強の大臣』『ドスコイ警備保障』『埋蔵金発掘課長』など。

「2022年 『森の石松、社長になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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