恋刃: Lancet (R/EVOLUTION 4th Mission)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 219
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235173

感想・レビュー・書評

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  • 革命シリーズの4巻目だから、1巻目から読んでないと話は分からないと思う。
    読んでいても、忘れてしまった登場人物がいるとアレレ…、ていう感じ。
    書き出しの
    「あの人は、燃える薔薇。紅よりも深く、火よりも熱く、赤いサルビアで埋められた庭よりも華やか。でも、血が通っていない」
    に痺れる!!!

  • 「愛しい。愛しくて愛しくて、いっそ殺してしまいたい。」


    革命シリーズ4作目。
    前作からかなり間が開いてしまったので、思い出しつつ読んだ。これは絶対、記憶が新しいうちに続けて読んだ方がいい。

    プロローグがとにかく印象的だった。言葉を尽くして、狂おしいほどの愛しさが綴られている。
    今作は、裏社会の人たちではなく、平凡な(とは言っても普通よりは裕福な)夫婦がメイン。
    いたって普通の生活を送っていた2人がどんどん深みにはまって戻れなくなっていく様は、いつものことながら恐ろしい。

    メインの夫婦の他に、これまでの登場人物も多めに出ていたような気がする。
    ヤスフミのことを引きずるエナは痛々しいし、すみれはますます強かになっていてびっくりした。
    亮司も、『断鎖』の頃からは想像できないほどに裏の世界で上手く生きているように見える。
    それと、今作には彫翔が結構出ていた。拭いきれない「いい人感」がある人なので、この先、どうか堕ちないでほしい。

    どんどん人間関係が絡み合って複雑になってきているけど、物語が進んでいっているのは感じた。
    でも、これでもまだ全体の半分くらい。
    長い間読めていなかったけど、読み始めるとやっぱり面白くて一気に読んでしまうので、この勢いのままどんどん進みたい。


    2022.2.21 読了

  • 第4弾。
    平凡な(とはいえ一般から見れば上の)暮らしをする真面目な夫婦が主人公。
    惑わされたとはいえ妻の方は自業自得かな、と思わされる。
    夫は予期せぬ出来事から巻き込まれていくものの、こちらもまた異性に魅入られ深みにはまっていく。
    1巻で出できた人物だと確信を得るまでが長かった。意外と早く戻ってきたような?

    この巻で完結してないと思ったけど、妻側から見ると始まりと終わりがこの1巻で収まってるのかなぁ。

  • 手元にある「革命シリーズ」をとりあえず読む。
    どこかの、「アナリスト」にこの本の存在を教えてあげたい(笑)

  • 一冊完結が今まで続いていたので、今回もかと思ったら終わらなかった。今までの登場人物が徐々に集合してきた感がある。

    ちょっとだれてきたかな?ヒリヒリするような感じがないかも。

  • [2014.01.17]

  • 五條さんの書くキャラクターはみな魅力的だな。

  • 2012/09/03

  • 革命シリーズ第4弾。1巻完結ではないこれだけのボリュームの作品は読んだ記憶にない。各登場人物がそれぞれの運命に翻弄され、決して単純な幸せにはならないところが奥深く、また多くの要素が並行して進行しつつも読者を混乱させない筆力もスゴイ。本作では彫翔の人間的なところがクローズアップされていて意外でした。これまでは結構クールで謎が多い人物だったのに。
    それにしてもサーシャ、私の語彙では表現できない魅力が満点です。

  • 「革命シリーズ」第4巻。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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