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みんなの感想・レビュー・書評
軽いのでさらっと読むつもりでいたら、思いのほか面白かった。乃々香みたいな女性って、女性ならピンとくると思う。こういうタイプがいちばんしたたかなんですよね。でも、男性には絶対にわかってもらえない。
羨ましかったんでしょう、と言われて、はあ? と思う気持ちとか、いろいろと痛いです。
ミステリとしてはラッキーが多すぎるので、佐藤あたりをからめて、もうちょっときちんと追いつめてもらいたいところですが。
被害者は酷い人そうに見えて、まわりの人はちゃんと見ていた、ってところとか、この作者のものの見方は好きです。
●あらすじ●
若い女性が突然、路上に飛び出し、車に轢かれて死亡した。事故と他殺が疑われたこの事件は、被害者が「デブ」で「ブス」だったことから別の注目を浴びることになった。興味を持った女性ライター・多恵が取材を進めると、同じ地域でまた新たに、男性が駅の階段から転落死するという事件が起こる。続けて、近所で迷惑がられていた色呆け老人が飲んだ缶コーヒーに、毒が入れられていた事件…。
取材を続ける中で多恵が知り合った妊婦・乃々香。優しい夫と母親に大切にされ、おっとりした愛らしい女性だが、多恵は、事件現場から無くなった被害者の所持品を乃々香が隠し持っていることに気付く。
事件に魅入られ、疑いながらも乃々香に親しみを覚えていく多恵。そして辿り着いた真相とは?
怖かったです。
最後の直前に犯人が分かったのですが
認めたくない気持ちになりましたよ。
ああ、そうなのかーって。
歪んでるなぁとも思いました。
それにしても、女って言うのはここまで醜いかなぁ?
女がってこともないのかもしれないけど
読んでいて怖かったです。
でもね、分かる自分もいてね。
私は人を羨んで、憧れて、いつも上を見ているけれど
時には人を蔑んだり、下に見たりして生きているんだなと
自分の表には出せない感情と対面したりもしました。
だから怖かったのかな。
心の中では絶対にしてはいけないことを
思ったり考えたりしても
罪にはならないからね。
葛西駅で降りた直後、道路に飛び出し車にはねられて死亡した、太ったOL。同じ葛西駅構内で、階段から転落死した会社員。事故とも他殺とも判然としない2つの事件を調べ始める雑誌記者の『多恵』。僅かな手がかりから、無関係と思われた2つの事件に共通する人物が浮かび上がる。 現場から無くなった品を所持していた妊婦の『乃々香』。優しい夫と、とても仲の良い母親に大切にされている彼女は、ふんわりとした雰囲気を持... 続きを読む »
……怖い。乃々香の無邪気さがすんごく怖い。動機もやけに身近な印象が怖い。だけど一番怖いのって「世間の目」なんじゃないかな。被害者なのに嘲笑され、さらし者にされてしまうということ、それがなんだか一番の「悪意」に思えて非常に怖かった。そう思うと、佐藤がものすごーくまともな人間に見えてしまったのが意外だ(笑)。
タイトルの意味はそれでしたか。ラスト近くになってようやく判明。正直もう完全に騙されてました。ラストの余韻もかなりじわじわ。
いつもながら、永井するみの描く女性は怖い。こういう女性、現実にいると思えるところが余計怖い。
母と娘のつながりの強さは、男性にはわからないと思う。
路上で女性がトラックに轢かれて死亡した。一般紙には小さな記事しか載らなかったが、『週刊フィーチャー』の駆け出し記者・相馬多恵はその被害者女性に興味を抱く。週刊誌などではよく”美人OL車に轢かれて死亡!”などと記事が出るが、彼女の場合はその逆。周りからは”ブス女”と称され、彼氏がいることにすら疑問を抱かれるような人物だったのだ。最初はそこに目をつけて事件を追い始めた多恵だったが、次々と同じ地区で起... 続きを読む »
◆読んだ時期2007年3月◆永井するみさんって初めて読みましたが、すごく読みやすかったです。 好きな話かというと微妙なところで、若干の後味の悪さが残りましたが、文章の書き方はとっても私好みで楽しめました。ほかの作品も読んでみたいと思います。
永井さんの本はもう読まないと思った事もあったけどこの作品は評価も高かったので読んでみました!
なかなか面白かったです。
犯人も最初の方でわかっちゃうけど
物語として、どういう風に解決していくのかと
気になり一気読みでした。終わり方もまぁ、
よい想像ができる終わり方でよかったですね。
こういう系統ならまた読みたいです!!
肉親に対する情念の深さが怖かった。
かわいらしい幸せな妊婦、乃々香の周辺で立て続けに事件がおこる。現場にあるストラップや表札の紙など小さな戦利品をコレクションしている彼女と知り合い、犯人だと確信した「週刊フューチャー」の記者、多恵は窮地に追い込まれ……。
多恵のイメージは「さくら草」では晶子のキャラか。夢のために一生懸命走るけなげさ。
作成日時 2007年03月27日 04:47
・わりと好みの話運びで、面白かったです。ミステリーホラーっぽいかな。
事故と認識されていた小さな事件と、それを結びつける妊婦。それを追いかける記者。ちょっと救いのある(ような気がする)ラストと、「ダブル」の意味が最後の最後で分かるところもよかった。
被害者女性の特異な容貌から注目を浴びていたひき逃げ事件、痴漢容疑を
かけられた男の転落死…これらの未解決事件の裏には、ある女性の影が
見え隠れしていた。事件の謎を追う女性ライターが辿り着いた驚愕の真実とは!?
内容(「BOOK」データベースより)
若い女性が突然、路上に飛び出し、車に轢かれて死亡した。
事故と他殺が疑われたこの事件は、被害者の特異な容貌から別の注目を浴びることになった。
興味を持った女性ライターが取材を進めると、同じ地域でまた新たな事件が起こる。
真相に辿り着いた彼女が見たものは―。
かつてない犯人像と不可思議な動機―追うほどに、女性ライターは事件に魅入られていく
。新たなる挑戦の結実、衝撃の長編サスペンス。
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女性ってこうなのかぁ?
でもあえりそうな事がいくつか(笑)
永井するみさんの本は初めて読んだけどなかなかおもしろい。
小説。妊婦と女性ライターが、事故のような他殺のような事件の数々をきっかけに、めぐり合うべく引き寄せられて出会う推理小説。妊婦の軽めの残酷さがサスペンスで、ライターの勘と人の良さが小気味良い。妊婦の母親が登場し始めて話は佳境に。いっそ犯人が捕まって溜飲を下げたいところだが、予感させる終わりが消化不良。でもここまで追い詰めたのはさすが。丁寧な証拠固めと推論は無理なく分かりやすく、半ばが一番面白かった。
若い女性が突然、路上に飛び出し、車に轢かれて死亡した。事故と他殺が疑われたこの事件は、被害者の特異な容貌から別の注目を浴びることになった。興味を持った女性ライターが取材を進めると、同じ地域でまた新たな事件が起こる。真相に辿り着いた彼女が見たものは―。かつてない犯人像と不可思議な動機―追うほどに、女性ライターは事件に魅入られていく。新たなる挑戦の結実、衝撃の長編サスペンス。
結果はよくありがちな展開とも思えますが、そこに至までの描写は良かった。最後はもうちょい厚くするとなお良し。
未解決事件と妊婦と女性ライターの話。タイトルの意味がわかるのは物語りの終盤。ミステリとしても優れているが、ホラーでもある。それも、かなり怖い。
ダブル永井 するみ (2006/09)双葉社 この商品の詳細を見る 若い女性が突然、路上に飛び出し、車に轢かれて死亡した。事故と他殺が疑われたこの事件は、被害者の特異な容貌から別の注目を浴びることになった。興味を持った女性ライターが取材を進めると、同じ地域でまた新たな事件が起こる。真相に辿り着いた彼女が見たものは―。かつてない犯人像と不可思議な動機―追うほどに、女性ライターは事件に魅入られてい... 続きを読む »
想像が当たってしまうとか偶然が多くて、そんなにうまくいくはずないじゃん、と思いつつも面白く読めた。

刑事でも探偵でも事件記者でもない主人公の頭に閃いた、人から見れば突飛とも思える推論がことごとく当たる。
考え事をしながらたまたま視界に入った日常の光景もしっかり覚えていて、思い出すべき時にちゃんと思...





