消えずの行灯: 本所七不思議捕物帖

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235951

感想・レビュー・書評

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  • 時代劇だけど、ホームズ&ワトソン役の学生探偵と刑事役がいて、結構ベタなミステリー。

    黒船来航の時代、少しずつ入ってくる西洋文明をトリックに取り入れたり、
    登場人物が後の有名人の若い頃だったりと、ニクい演出が面白い。

  • タイトルに惹かれて。
    時代設定は幕末で、本所七不思議をモチーフにいろいろな事件が起きるのですが、至って論理的に推理を進めていきます。
    時代的な制約がある以外は現代ものと変わらない感覚で読めるので、時代物の雰囲気が好きな方は向いていないと思います。
    時代物だと思って読むと肩透かしをくらった気分になります。

  • ■ 1187.
    <読破期間>
    H23/9/24~H23/10/1

  • 図書館でたまたま目について借りた本。時代物ミステリ。七不思議にかけた事件の謎解き。幕末という時代設定の為、歴史で名を知る人物が関わってきたりと、結構面白い。

  • NHKで金曜時代劇 って感じ。時代考証とか引っかかるところはあるけど こんなもんかな。

  • なんとも、気になるタイトル。こーゆーの大好きです。たなぞうで感想を読んで、ますます読みたくなりました。幕末の江戸で、本所深川に伝わる七不思議になぞって事件はおきます。解決するのは、釜次郎こと後の榎本武揚その人。各章登場する人物は、幕末の歴史をいろどった各方面の人物達。多少無理な設定でも、どうなの?どうなの?と、最後まで読ませてもらいました♪「たなぞう」さん、ありがとう!

  • 本所七不思議を題材にした7編を収録。表題作が第28回小説推理新人賞受賞作。肩の力を抜いて素直に楽しみながら読んだ。凝ったトリックはないが、科学的に学問的に解明する釜次郎(のちの榎本武揚)らの活躍が微笑ましい。他にも歴史上の有名人が多数登場する。土方歳三、歌川広重、篤姫、前島密、吉田松陰、佐久間象山。古典落語三題噺の「芝浜」を創作する三遊亭圓朝も登場し、にぎやか。

  • 読書完了日2008年02月16日。この時代(黒船到来時)の歴史上の人物が出てきます。勿論フィクションでしょうが。題材はとても面白いです。そのころはまだ珍しかった舶来物(ガスとかオルガンとか)が色々出てきます。それらが謎解きの大きなキーポイントになるときもあります。ただ少しお話が単調かなとも感じました。もう少しなにかほしかった。題材に興味深いだけに非常に残念です。

  • 幕末の怪死、7つを解決する四人組み。幕末の江戸を舞台にした連作集。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。2006年、はじめて書いた時代物ミステリー「消えずの行灯」にて、第28回小説推理新人賞を受賞。翌2007年、受賞作が収録された短編集『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』を双葉社より上梓。以降、時代小説のほかに現代ミステリーも手がけている。日本推理作家協会会員 歴史時代作家クラブ会員。

「2019年 『日本一の商人 茜屋清兵衛、危機一髪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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