先生と僕

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著者 : 坂木司
  • 双葉社 (2007年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235999

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先生と僕の感想・レビュー・書評

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  • 人が殺されるようなミステリーが大の苦手な大学生の二葉と、家庭教師先のミステリー大好き中学生隼人が日常の謎に迫る。
    なんとも頼りない二葉に対して、しっかりしていて頭の回転も良くて度胸もある隼人のコンビネーション(?)が抜群。そして二葉の素直さと、可愛い顔して実は腹黒い隼人のキャラが結構好きな感じだった。二葉の起こってもいないのに最悪の事を悶々と考えるマイナス思考っぷり、分かるわ~(笑)
    毎回ミステリー好きの隼人が二葉におすすめする「怖くないミステリー」が物語とも少しリンクしているようなので読んでみたいと思った。

    『押絵と旅する男・江戸川乱歩全集第五巻』
    『屋根裏の散歩者・江戸川乱歩全集第一巻』より「二銭銅貨」
    『シャーロック・ホームズの叡智』より「ノーウッドの建築士」
    『黒後家蜘蛛の会 1』
    『猫は手がかりを読む』
    『天から降ってきた泥棒』
    『六の宮の姫君』

  • ほのぼの系大好きな私にピッタリなお話でした。

    恨みや憎悪が渦巻く殺人事件が嫌いな私は、二葉くんと同じで怖がりなんだということがわかりました(笑)

  • ココロまろやかになるミステリ

    最初の一行]
    一歩進むたびに、チラシを手渡される。そして立ち止まるたびに、声をかけられる。

    最後の一行]
    「またね」

    経緯]
    この作者は好きだ。図書館で借りてきた。

    内容]
    臆病で優しい、しかし写真を撮るように見たものを覚えることのできる大学一年生の伊藤二葉クンが、猫のような美少年でリッチなちょっと大人びた、しかし意外に生意気ではない中学生の瀬川隼人クンと知り合い、日常的な謎に挑む?
    人死はないが、ミステリ。
    テイストは「名探偵コナン」。
    ミステリが苦手な二葉クンに隼人君が宿題として渡している作品は「押し絵と旅する男」「二銭銅貨」「シャーロックホームズの叡知」「黒後家蜘蛛の会」「猫は手がかりを読む」「天から降ってきた泥棒」「六の宮の姫君」。

    感想]
    のんびり気分で日曜日読書にちょうどいい。
    魅力は二葉クンのへなへなな性格が大きいと思われる作品。いつまでもへなへなでいてほしい。

    ほとんど二人の中だけで話が進んでいくが、もうちょっと登場キャラが増えてほしいような気もする。推理小説研究会の面々とか。

    続編希望。
    二葉クンが殺人事件に巻き込まれる長編なんかもおもしろそうだけど、気の毒かな?

  • いやー、最高でした! 怖がり弱気男子大学生と、見た目天使・中味小悪魔の男子中学生!!

    主人公の怖がり大学生二葉は、ミステリー好きの隼人くんの家庭教師になる。
    この隼人くん、ジャニー〇系の見た目なのに毒舌。ミステリーに詳しく、謎が大好きなので、ちょっと変わったことに遭遇するとすぐに調べ始めてしまう。
    それに巻き込まれて一緒に行動する二葉。
    出てくる謎は、人は出てこないけど万引きだの窃盗だの、割とキワドイものもある。

    一話「先生と僕」では、書店のギャル向け雑誌に貼ってあった、電話番号入りの謎の付箋を調べる。
    電話番号は古本屋のもので、この古本屋は女子高生に万引きさせた最新刊を高く買い取るという犯罪をしていた。

    二話「消えた歌声」。ボロいカラオケボックスでボヤ騒ぎに巻き込まれた二葉。だれもケガ人はいなかったが、その時ビルの中にいたはずの少女たちが消えていることに気が付く。
    消防法を無視したカラオケボックス側が、家事でそれが露見する前に手を回した結果だった。

    三話めの「逃げ水のいるプール」。市民プールにやってきた二葉と隼人は、そこで水質調査をしている役所の人間に違和感を覚える。
    その役所の人は実は偽物で、盗撮目的のーでプールに忍び込んだ猥褻犯だった。

    四話「額縁の裏」。二葉は街中で清楚な女性に声を掛けられ、彼女の絵が飾ってあるギャラリーを観に行く。二葉自身は特に怪しさを感じていなかったが、隼人がアヤシイと言い出す。
    その女とギャラリーはある宗教団体のものだった。都会で寂しく過ごす人を見て声を掛け、宗教に引きずり込もうとしていたのだった。
    二葉は「もし隼人と友達になっていなければどうなっていただろう」と考える。

    五話「見えない盗品」。ハムスターを飼い始めた隼人。グッズを入手するためにインターネットを見ていたら、おかしな書き込みに気づく。
    その書き込みはペットショップでのグッズの窃盗を示唆するものだった。

  • 怖がりやさんの、ほのぼのミステリー

    『僕』の方がお兄さんとは思わなかったな

    なんか二人がいつも
    ココアなり、ラーメンなり食べてるのがよかった
    ご飯シーンがあると日常感がぐっと増す

  • どっちが年上か分からない2人が微笑ましくって、そして謎を解いていく感じもいい。

  • デパ地下のかわいいアンの話を書いた作家。

    今回の、シチュエーションは
    殺人とか怖いものが大の苦手な大学一年生。
    伊藤二葉(男子18歳)を家庭教師として雇い入れた
    頭も顔も良いかなりの美形中学生、瀬川隼人13歳。

    中学生になったら、塾か家庭教師を、という母親に
    自分の好きなように時間を使いたい隼人が
    1時間は自習、1時間は好きな読書に。
    自分の思うように読書をしたいがための隠れ蓑。

    おびただしい数の推理小説を自室に持つ隼人は
    大の推理マニア。怪しい出来事が大好物。
    大学生の伊藤は見たものを簡単に記憶する特技を持つ。
    二人で、万引き犯を雇う古書屋。
    建築の違法性をごまかすカラオケ屋。
    市営プールの脱衣所で盗撮する不審者。
    ペットショップから器具を盗みネットで売る闇ブローカー。

    二人で推理し、解決する。
    中で、隼人が怖がりの伊藤に貸し出す殺人などグロなしの
    推理小説の推薦図書も,かなり気になる!

    登場人物も今風で、すぐにでもドラマ化できそうな1冊。

  • 伊藤二葉、十八歳。しっかりしなはれ!と何度か言いかけました(´∀`*)恐がりで、頼りない二葉ととてもしっかりした中学生の僕、隼人。家庭教師となって隼人の先生になったのかと思いきや「怖くないミステリー本」の先生になったり。二人で過ごすうちに遭遇する事件の解決には二葉の特技と隼人の推理力が欠かせない。二人のどちらもが先生で、どちらもが僕。最後「僕らの事件」と言われて二葉は絶対嬉しかったと思う。友人の山田くんもいい味出してました。中学生なのにやたら「悟った」隼人の推理力、行動力には脱帽でした。

  • 良い日常ミステリ。
    良いね良いね。
    過剰な期待はせず、しかしこの人の作品なら読むか、というクオリティの安定感。
    独特かつ行き過ぎないキャラクターも、軽めの展開も、これこれ、エンターテイメントって。

  • ヤバイ。3部作ってなに。前2作とまた全然違うけどこれがまた凄くイイ。隼人君に「勉強出来る子」に有りがちな「上から目線」の横柄さがなくて、二葉君の「能力」には一目おいて純粋に「年の離れた友達」みたいな、素敵な関係。それでて最近のラノベみたいな「謎とき」じゃなくて、実際最近ありそうな「犯罪」、命の問題、ちょっと考えさせられます…。本の中で紹介される本、読んでみたい。

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