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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
霊が見える少年と、かつて人を死なせてしまった元景観の出会い。ひとつひとつのエピソードに、久々に胸を打たれました。特に「自惚れ鏡」。題から想像できない壮絶な女の霊は、ハッピーエンドを自ら拒む人間の怖さがあった。
シックスセンスは,ラストに驚かされた。それがモチーフになっているとしたら,最後何かあるのかな?と思ったけど,特に予想外の展開ではない終わり方でした。
主人公の過去に関わる一文が何度も引用されクドイ。
それだけ、その言葉に縛られているという事を表したいのかとも思うが臭わす程度で充分伝わる。
死んでしまった人の姿が見えることによって、その死にまつわる哀しい事情も見えてくる。
なぜ、大切な命を落とさなければならなかったのか、その理由は様々でも、どれも切なすぎて涙が出そうになった。
心のすれ違いで、わかり合えないままの別離。
亡くなった人の、心の底からの叫びに、思わず生きてさえいればと無念さがこみ上げる。
「シックス・センス」もぜひ観てみたい。
主人公はレンタルビデオ店員の男・須賀原。深い事情はわからないながら、心に深い傷を負っているらしい彼は一切の楽しみを封印し、ひっそりと生きている。そんな彼の店に毎日やってくる男子中学生はなんと! 初めての日明恩さん。こちらで読ませていただいた感想で興味をそそられ、手に取ってみたのですが、段々に主人公の謎が明かされるのと同時進行で、周辺の人々の問題が解決し、そして最後には!という展... 続きを読む »
12月にこの本に出会えたこと、それはまさに神様からのギフト。
ギフト=贈り物・才能
望んだわけでもない才能を与えられた少年の心の苦しみが痛い。
傷ついた二つの心が偶然であったこと、それもまた神様の贈り物なのかも。
第二章『秋の桜』あふれる涙を止めることができなかった。あまりに多くの思いが心に満ち、続きを読むのを中断した。
この小説を読んだ後に心に残るやさしい気持ちを多くのヒトにも贈りたい。
警察官・消防官・教師・・・などなど、
職業柄「こうあるべき」という理想像が固定される公務員。
今回の主人公はかつて警察官でありながらも、
ある少年の死にかかわったことで辞職し、
生きる喜びの一切を封印しながらひっそり生きる男性。
死人が見える少年との出会いを皮切りに、
少しずつ違うほうへ進もうとする主人公に
心の中でひそかにエールです。
現世に未練を残してとどまり続ける幽霊だって、
自分のあるべき方向へ向かって進むのだから、
生きている人間はなおさら進み続けねばならんのですよね。
物語の最後はクリスマスシーズン。
なかなか良いタイミングで読んだんじゃないの、自分。
幽霊を見ることができる少年と出会った須賀原は,
幽霊の未練を解決しながら,自分の過ちに向き合う。
数年前に読んだ「それでも,警官は微笑う」のほうが好きだが,
これもいいかも。
職場によくくる、DVDを見ては泣いている妙な少年。
ふとしたきっかけで顔見知り以上になった少年と中年の
連続短編、です。
題名がついているので、そこでひと段落、という感じですが
繋がりとしてはそのまんま進む、になります。
ひとつひとつ解決していく毎に、うっすらと見えてくる中年の背景。
なぜ彼は仕事を止めたのか、多分彼の前の職業は…。
人間、よい人だけではないですが、こういう身勝手な人もいる、と
思った後だっただけにギャップが…。
というか、思いっきり、うっときてしまいました。
久しぶりに泣きそうになった最後、です。
純粋なものの背後にある、黒いもの。
死んでいるからこそ、それはその感情だけで終わってしまうもの。
いつかまた会える時、彼らが幸せを得られていたらいいな、と思います。
死者が見える少年と、過去に傷持つ元刑事の交流。死者との出会いを通して2人が少しずつ前に進んでいく姿が印象的。4話目の「自惚れ鏡」が斬新というか、衝撃的だったな…
後ろめたい過去をもつ元警察官はある日、死者が見える少年に出会う。優しさやぬくもり、伝わらないもどかしさや苛立ちなどが溢れていて、先が読めていても涙ぐんでしまった。ありきたりと言えばありきたりな展開だが、読後に胸があたたかくなる、いい小説だった。
元刑事、今はビデオ屋でアルバイトをする俺は 死者を見ることができる少年と出会い 強い思いを残したまま旅立てずにいる彼らを手伝うことにした。 交差点で事故に会ったおばあさん、虐待された犬、 庭の池で溺死した女の子、狂言のつもりが本当に死んでしまったOL、 そして俺のせいで死んでしまった少年。 彼らの抱えるものを紐解いていきながら その能力のせいで両親と上手くいかない少年も 自らの生き... 続きを読む »
過剰追跡が原因で犯人の少年を死なせてしまった元刑事の須賀原。そんな彼が働くレンタルビデオ店に、奇妙な少年がやって来た。『シックス・センス』の DVDを見つめながら、ただ涙を流しているのだ。しかも毎日…。心に傷を負う元刑事と、“死者”が見える少年が、霊にまつわる事件を解決していくハートウォーミングミステリー
タイトルに惹かれて借りたら、あたりでした!幽霊が見える少年と、心に傷を負った元警察官なんて、設定はありきたりだなぁと思いましたが、内容は心温まるものでした。ラストのふたりは別れてしまったけれど、いつの日かまた、必ずめぐり合ってほしいと思います。
日明恩さんの作品はこれが初めてです。
きれいな装画は植田真さん。
元警察官で、過去の十字架を背負ってひっそりと暮らしていた須賀原。
レンタルビデオ店で働く彼が出会ったのは、映画『シックス・センス』のDVDを見つめ涙をこぼす少年でした。
その少年・明生は死者を見ることができる、という不思議な力を持っていました。
連作短編になっており、特に「氷室の館」では少女の霊の凛とした強さに打たれました。
たびたび目の奥がじんと熱くなりました。
この世に未練を残して死んでしまい彷徨っている霊の存在が見える少年と警察を退職したフリーターの心温まる物語。
久々に本読みました。
“映画の中での幽霊のほとんどは、怖く哀しいか、優しいかの両極端に描かれている”
私はこういう、死者の出てくる話は、後者のものを読むことが多いです。
この本も例に洩れず。
そんなことは置いといて。
内容的にはちょっと甘いかなと。
出てくる人たちが優しすぎる。
こんな人ばっかりじゃないと思ってしまう私は捻くれているのでしょうか・・・。
どうしてそんなに物分かりがいいんだろうと思ってしまいました。
でもハッピーエンドの方が良いので、まあ、異議はないんですけど。
で、ワンちゃんと須賀原と明生の散歩している所はほっこりしました。
もうちょっとそこのシーンを見ていたかったなあ・・・。
十個入り百二十円の卵を、明生が持ってくる所まで読みたかったですね。
帯では死者が見てることが神様の贈り物(ギフト)とありましたが、俺は元刑事がこの少年に出会ったことがギフトではないかと思います。
霊が見えちゃう少年と、罪の意識から警官を辞めた男の話です。
未読のシリーズ(ほんとはそっちの方が代表作だろうw)読むの決定です。
装画 / 植田 真
装幀 / 松 昭教

きゃー!





