動物学科空手道部1年高田トモ!

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 115
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236347

作品紹介・あらすじ

トモは将来、好きな動物に関わる仕事がしたくて、この大学を選んだ。ずっと背中を追い続けてきたお姉ちゃんへの憧れが、あることをきっかけにすっと冷めたとき、トモは「自分らしく」生きることを決めたのだ。勉強にも部活にも、そして恋にも100%で向かうトモの大学生活が過ぎてゆく-。大学にいる動物たちの世話。空手道部のつらい練習。そして舞い降りてきた、恋。現役大学生の著者が、等身大の視線で描くかけがえのない1年間。自分らしくすべてに全力投球の18歳。とびきりまぶしい青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 2018/09/24読了。
    なんかとってもリアルっぽい話し、とおもったら片川さんの大学生活にかなり近いシチュエーションだった。
    まるで作者自身の大学一年間の日記、でも読んでいるかのように、特殊な出来事があるでも無くましてやミステリーでも無い。
    でもそんな大学生活での出来事を面白く読んでしまう。
    青春小説&私小説って感じかな。

  • タイトルから、動物たちとの奮闘記なのかなと読み始めてみましたが、そこまでストーリーの中核ではなかったのですね。

    現役が書いただけあって大学生活の描写が、非常にリアルでした。自分の大学時代を思い出してノスタルジックな気持ちになってしまいました。

    しかしながら、恋愛パートは…ちょっと楓くんが不憫というか、もう少しそちらを丁寧に描写できていれば作品の魅力も増したのではないかなと感じました。

    更に付け加えるなら…動物学科、空手、恋愛、大学生活、アイデンティティの確立、とボンボン立っている柱を2つぐらいに絞っとけば、もっとメッセージが伝わりやすかったのかな?と。多分、大学生活で起こったことを全部詰め込みたかったのだとは思いますが。

    「そこそこ面白かったけど、この小説は一体何を伝えたかったの?」というのが正直な感想です。

  • 入学した獣医学部のユニークな実習や行事と空手道部の活動に人間関係、青春期の恋愛をからめてあり構成が上手く面白い。
    楽しめた!

  • 姉に反発して、動物を扱う大学に入学し、女らしさをなくすために空手部に入部したトモの大学生活。

    恋愛なんてくそくらえと、高校時代の苦い思い出を胸に始まった大学生活は、
    さまざまな出会いと家畜にかかわること、空手を通して成長していく女の子。

    著者と同じような境遇で書かれているということは、未成年の飲酒も著者は当時していたの?w

    大学って、きっと楽しいよねー。
    ただ起きたことをだらだらだらだら書かれていて、つまらなかった。。。)^o^(

  • 動物学科!面白そう!!

    と 思ったら
    なんて事はない恋愛物語でした。

    えぇー読みたいのと違う...
    途中まではすごく良かったのに。

    楓くんは可哀相だし...良い子だったのにぃぃ!

    一年ってことは
    二年にも続くのかな?
    栄くんとくっついたりしたら、
    それこそ泣く。

    せっかく動物学科と冠付けているなら
    そのあたりももっと盛り込んでくれたら
    面白くなるだろうに。
    作者さんが獣医学科にいるんだしさ。

  • 大学一年生の女の子の、部活とか恋愛とか勉強とかの話。とっても読みやすく、そこそこ面白い。
    2012/11/28

  • つまんない本。動物学科というタイトルに惹かれて借りたが大学生の綺麗ごと日記って感じだな。それも空手の話ばっかだし。人に買わせる本じゃないね。ブログで充分なんじゃない?

  • 部活も友達も恋愛も、大学生活っていいよね、と思える作品。続きが気になる。

  • 楓くんめっちゃいいおとこなのにもったいないなー。
    あとお姉ちゃんとの関係をもっとみたかった
    あと動物のことも
    ちょっと物足りなかったかな

  • タイトルに惹かれて手にとった一冊。各章のタイトルと書き出しにインパクトがある。てらいのない、素直な小説で、主人公のがむしゃらな感じに嫌味がない。なかなかなじみのない、獣医学科とか、動物学科の授業風景がいい味だしていた。

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著者プロフィール

作家、獣医師。15歳の時に書いた『佐藤さん』で、第44回講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、作家デビュー。一方で、麻布大学大学院獣医学研究科で博士号を取得し、現在は獣医師兼作家として活動している。著書『ぼくとニケ』は青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出された。他に『ただいまラボ』(以上講談社)などがある。

「2023年 『おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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