森に眠る魚

  • 1592人登録
  • 3.59評価
    • (122)
    • (294)
    • (312)
    • (43)
    • (16)
  • 364レビュー
著者 : 角田光代
  • 双葉社 (2008年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236491

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
宮部 みゆき
東野 圭吾
角田 光代
村上 春樹
東野 圭吾
川上 未映子
東野 圭吾
天童 荒太
東野 圭吾
宮部 みゆき
湊 かなえ
桜庭 一樹
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
角田 光代
川上 弘美
伊坂 幸太郎
角田 光代
川上 未映子
伊坂 幸太郎
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

森に眠る魚の感想・レビュー・書評

  • ママ友か~
    そういえば、○○ちゃんのお母さんとか○○ちゃん母とか呼ばれるのって嫌だったなぁ。こどもを通してのお母さん同士の付き合いって確かに距離感がむずかしい。
    「坂の途中の家」みたいに、重苦しさを感じる内容だった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。

  • ありそうな、怖い話、と、思ったらよく似た事件があったのね。5人のママ達の心の変化が違和感なく理解できてしまう。作者の力かな。

  • 何とも嫌な読後感。

    お受験とママ友の話。

    はじめは仲の良いママ友が次第に本性が現れ、疑心暗鬼になり、ギスギスした関係になっていく…

    なんともねちっこく、ドロドロした嫌な物語です。

    そう思うってことは作者の狙い通りなんでしょうが、お受験にもママ友にも無関係な私でさえもウンザリした気分になります。

    ちなみに四人のキャラが交代で語り部となるので、誰が誰だか馴染みにくかったな〜

    客観的にみて、文章は上手いし、面白いとは思うが、あまりにも苦手すぎて低評価になりました。

    う~ん、重すぎだよこの本。

  • 「うわっ」「えぇぇ~」という声が思わず出た!

    初めは同世代の子供がいる母として仲良くなる5人…
    それが、小学校受験を意識するようになってから関係が悪化。疑心暗鬼になり、だんだんと壊れていく母親。
    子供もストレスをかかえていく…

    ママ友地獄ってホラーよりも怖い。

  • 2016/11/27読了。ママ友たちのお話。最初は仲が良かったはずの関係が教育方針や受験、経済的な違いにより少しずつ歪んでいく。母親一人が抱え込んでしまっているようで、こういう思いを抱えながら子育てしている人は多いんだろうなと、どこにでも起こりうる話だなと思った。

  • ママ友トラブル。
    子供が小さい頃は、
    能力の優劣や教育方針の差、
    ひいては、家庭の経済力の差などは
    さほど気にならず、
    皆んなで純粋に仲良く過ごせた。
    それはまるで、学生時代につるんでいた
    女友達のように。

    それが、子供が成長するにつれ、
    お受験、お稽古等、方針に差が出てきて、
    皆んなと一緒、皆んな同じでは
    いられなくなってくる。
    その時に、人は人、自分の方針を信じて
    貫ける強さがあるかどうか。
    女性はやはり、
    他人と比べて物事を判断してしまう時がある。
    妬み、僻み、自分が優位に立ちたい、、、
    それはとても狭い世界での争いで、
    視野を広げれば、とてもくだらない、
    どうでもいいこと。
    でも、この本を読んで、
    育児とは、視野が狭くなること、
    自信がなくなり必死になってしまうこと
    でもあるのかと思った。
    自分を失くして、焦って子供にきつく
    あたってしまうとか、、、

    私自身は、できるだけ、自分の考えを持って、
    他人と比べず、
    自分の影響の輪を広げて
    幸せを感じていきたい。
    元来、他人を羨み、上昇志向も強い性格ではあるが、
    自分なりの幸せ、身の丈から少し努力して、
    家族が幸せに過ごせる家庭にしたいと
    改めて思う。

  • 誰の心の中にもある、憧れや妬みがエスカレートしていく様がじわじわと描かれていて引き込まれた

    大きな事件に発展しない分リアリティを感じた

  • 子育てママは、読まないほうがいい

  • 過去に実際に起きた事件を題材にした小説。

    ママ友小説とでもいうべきかな?

    5人の母親それぞれの視点から書かれているのが特徴。

    中盤まで面白いと思ったが、最後はあまりスッキリせず。

  • 5人の母親が親しくなり、お受験がきっかけで徐々に関係が壊れていく話。
    それぞれの母親に嫌な部分があるが、どこか共感できてしまう。
    子どもができたらまた読んでみたい。ような、読みたくないような。

  • 文京区幼女殺人事件をモデルにした小説。

    幼稚園
    小学校
    子供が小さいからこそ、親のなりふりが影響してしまう
    お受験戦争
    いや、近頃は大学、就職もそんな色をなしてきたのか?

    女の弱さ、男の狡さが
    これでもか、これでもか
    と出てくるので
    読んでいてナカナカ辛かった

  • 2015/1/5

    鳥肌!
    乳幼児をもつ母親たちの苦悩。
    終盤で「あ!あの事件をモチーフにしてる!?」と気づき、熱中。
    あの事件の動機、理解できなかったけれど、この本を読んで理解できてしまったな。
    容子の「わたしはわたし、人との距離は保てるのよ」と何度もなんども言い聞かせている感じが怖かった。

  • 小さな我が子に将来を決めさせるのは酷、だからといって、子供の為を思って…という結果的に親の身勝手な考えで子供が辛い思いをしてしまうのは何とも言えません。

  • 偶然であった主婦5名の話。同姓なら共感できる部分がある。
    偶然の仲良しから、最後狂っていくので正常な時に読んだら問題ない。

  • 結婚した主婦たちが主人公で、一人ずつ交互に視点が変わりながら、物語が進む形式。
    ママ友として仲良くなり、子どもの幼稚園・小学校受験を経て関係が壊れるまで。

    色んなタイプの女性が登場するけど、どの人もとても現実味がある。その分、彼女たちが他の人にマイナスな感情を抱いた時、非常に共感できて気分が重くなる。自分の嫌な部分が浮き彫りになる感じ。
    最初は容子が好きだった。人と自分を比べようとせず、身の丈にあった暮らしを受け入れ、価値観の違う人との出会いも楽しめる。
    私はよく人と比べてうだうだするから、こうやって自分のあるがままを受け入れてる容子は素敵と思ってたけど、後半…
    まさか一番壊れてしまうとは。
    容子は学生時代に、自分と他人を比較しても意味がないと気づき、そこから確たる自己が出来たはずが新たな出会いで歪んでしまった。
    学生時代より強い敵(?)が出現して、今までの自分の容量だけでは受け止めきれなかったということかな。
    何歳になっても、人付き合いはついて回る。その年代ごとに求められるスキルや経験がある。
    なかなか読んでて疲れる作品。

  • 読み終わるまで知らなかったが15年ほど前に実際に起こった幼女殺人事件がモチーフとなっていることは疑いようもなかった。この作者らしく人物の輪郭を丹念にというかねっとりじっとりなぞっていく過程には本当に引き寄せられる。
    後半部分、主語があいまいな章がいくつかあるがぞっとするくらいに誰にでも当てはまるような気になり、どんどん追い詰められていく様子にすごい描写力だなと思った。

  • 結婚して子供を産んで、家族が増えれば人間関係も複雑になり、親の娘として生きていた時とまるで違う価値観で生きていく。
    以前の日本のように嫁として嫁ぎ大家族の一員として子育てしている時の苦労はなく、自由を手に入れ好きなように子育てできることが必ずしも幸せであるとは限らないと知った。
    ある程度みんなが同じ方向を向いて格差の少ない時代の方が親も子も生きやすいんだろうなと思う。

  • 母親になってから、心の隅で少なからず感じる閉塞感。比較、羨望、嫉妬、劣等感。普段は目を背けている醜い自分を直視させられる怖さ。

  • タイプの違うママ友4人が、少しずつ親しくなって
    けれどその関係がまた少しずつ壊れていく…
    その一連のお話。

    読み終わって、嫌悪感や疲労感を覚えるという意見が多いけど
    とても興味深い一冊だった。

    「羨ましい」や、「負けたくない」という気持ちは
    自分を磨いていく上でとても大切だけれど、
    こじらせてしまったら逆にとても怖いもの。
    少しずつ彼女たちの内側に蓄積し、漏れ出ていく「毒」がとても怖かった。

    けれど、この「毒」の味はみんなどこかで知っているはず。
    知らないという人は、知らないふりをしているだけ。

    その毒に飲み込まれていくかどうかは
    過去、特に幼い頃
    自身の「承認欲求」が満たされたかどうかが決めるんじゃあないだろうか。

    誰かに褒められたい、認められたいという欲求。
    それが幼い頃、満たされなかったという経験は
    いつまでもその人自身の根底に刻まれる。

    物語に出てくる彼女たちは
    家にも、服にも、食べ物にも困窮したことはない。
    けれど、もっともっともっと、と求め続ける。
    彼女たちはまるで、ヒビ割れたグラスのようだ。

    ヒビ割れたグラスにいくら水を注いでも
    満杯になることはない。
    同じように、彼女らはきっと
    永遠に「完全に」満たされることはないのだろう。

    「諦め」でもいい。「納得」ならもっといい。
    どこかでふっきれなければ、永遠に苦しいままだ。

  • 繭子と容子にイライラさせられっぱなし。
    リアルにありそうな話で、重い気持ちになりながらも面白くて一気に読んだ。
    他のママたちに影響されてしまうのは有り得る話。
    自分もそうならないとは言えないかも、と思った。
    よそはよそ、うちはうち!
    と言い切れる芯の強さを持ちたい。

  • どっと疲れるこれぞ角田光代さんって感じのお話でした。人って比べたがりだしやっぱり優位に立ちたがりだしなんともまあ滑稽なことでっていうお話。
    ママ友達が織り成す深いどろどろ人間関係。5人の母親の、仲がよくなるところから始まって、どんどん仲良くなっていってからのどんどん知りたい気持ちがエスカレートして壊れていく様子。小学校のお受験が発端で荒れていく感じの?できる限りやはり常に客観的に、1人、上から自分を見ていられる余裕を持ちたい。と、思った。どきどきはらはら、ぐんぐん引き込んで読ませるお話でしたどっと疲れたけど。今日ちょうど、王様のブランチで、作家達の対談?談話?みたいなのやってて、その時に西さんだったかな?川上さんだったかな?が、作家は人が見たくないものを書かなきゃいけないって言ってて、なるほどなあそうだよなあわかるなあって思ってたけど、ほんとそんな感じの小説でした。そして結局最初から最後まで千花さんファンでした笑

  • ママ友の話。
    最初は上手くいってるつもりがお受験などで嫉妬、不安が生まれ疑心暗鬼になっていく付き合い。
    人の腹の中の感情が見えてくる。
    読んでいて恐ろしくなるし、嫌悪感を味わう。
    子供を育てた環境がこんな所でなくて良かったなぁと
    つくづく思った。

  • 育児、特に産後間もないうちの子育てにおいては多くの母親が社会から切り離されたような孤独感を味わう。だからこそ「ママ友」を必要とするのだけど、子どもと意思疎通が出来るようになり、それぞれの教育観が露わになる頃が、最初のママ友とのお別れの時期だったりする。また次のステージでは別のママ友が出来ることになっているのだから、なにも今ある関係にしがみつくことはないのだが……
    この本に出てくる母たちは互いに依存し合っているようにも見えるけれど、実は嫌なものから自分で遠ざかったり、他人を羨んでしまう自己を内省出来るだけの強さがあるのが救い。

全364件中 1 - 25件を表示

森に眠る魚を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

森に眠る魚を本棚に「積読」で登録しているひと

森に眠る魚の作品紹介

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。-あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。

森に眠る魚のKindle版

ツイートする