白戸修の狼狽

著者 :
  • 双葉社
3.36
  • (6)
  • (28)
  • (49)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 201
感想 : 47
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236897

作品紹介・あらすじ

いつも事件に巻き込まれるお人好しな彼は…NO!と言えない草食系男子!?クスッと笑えて、ほろっと泣けるハートウォーミングなミステリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 社会人になったお人好しな白戸修。ライブ、盗聴器、ブルーマンフィギュア..また鬼門の中野を中心に事件に巻き込まれていく。
    2015.04.29読了

  • 不思議なミステリー。面白いかつまらないのかわからないまま、読み終えてしまった。
    中野が鬼門だということはわかった。

  • 何気なく手に取ってみたら、シリーズ物の第2段だった。でも1話完結型の短編集なので特に問題なし。あえて言うなら中野区で何があったの?程度。
    お話自体は、お人好しの主人公が行く先々で事件に巻き込まれ、事件を解決に導く軽いミステリー。
    もうちょっとハラハラドキドキしたり出来たらなぁ。軽すぎてサラッと読み流してしまった。

  • 白戸修は中野区に行くと碌なことにならない。落書き犯を探したりアイドルのイベントでアイドルのピンチを救ったり盗聴器ハンターになってみたり恐怖の鬼ごっこに巻き込まれたり……。お人好しの白戸青年は多くのピンチに巻き込まれながら今日も中野区で事件に遭遇する。

    ミステリ気味。最後のオリキは実に懐かしい単語ばかりで胃がきりきりした。

  • 白戸修の受難第2弾!
    お人好しに輪がかかり、今回は走る走る。体の張り方も半端ない。
    あっという間に読破。
    ただキャラクターに新鮮味がなくなったせいか、第1弾程の爽快感はないかな。面白いけど。

  • 第2弾。期待以上に面白かった!なぜかいつも事件に巻き込まれるお人好しの白戸くん。そんな彼だからこそ、強引に彼に頼み事をする人たちがいて、そんな彼らの頼みをなんとか解決してしまう。白戸くん含むキャラクターが味があって面白い。無法地帯のキャラも出てきてより楽しかった。

  • 狼狽してた、してた。
    人のいい白戸君らしく、巻き込まれてた。
    社会人になっても、巻き込まれてた。
    白戸君の2作目。

    中野区が鬼門の白戸くん。
    晴れて出版社勤務の社会人1年生。
    だけど、彼の中身は変わっておらず、
    行く先々で、じゃなくて
    中野区に行くと巻き込まれる。
    妙なことに巻き込まれる。
    だけど、解決するんだよね、頼りなさそうなのに。
    その点は凄い。

    「ラリー」のような話が大好きだなぁ。
    かっこいい、ストール役。
    最後の展開も実に白戸君らしい。

    めちゃくちゃいい人で、憎めないけれど、
    モテなさそう・・・・

    さて、中野という地名は東京でなくても
    やっぱり彼を巻き込むのかしら。
    いやぁ、巻き込むよね、絶対。

  • 中野が鬼門の男、白戸修。行きたくないが、なんでか中野に行きやっかいごとに巻き込まれる。


    4話目の「ラリー」が一番好きだったかな。スタンプラリーのように、色んな駅に行く。白戸修は、参加したくはなかったがお人好しで参加者するはめになる。不思議なラリーと暴力スリ師集団の謎がなかなか面白かった。


    人が殺されるようなミステリーではないので、楽しく読めた。白戸さん、これからも中野へは近づきたくないが、きっと近づいちゃうんだろうな…



    2013.1.20 読了

  • 〈内容〉社会人になったばかりの白戸修。アルバイト先や、落とし物を拾ったところで事件に巻き込まれる。人の頼みを断れない、困っている人を見過ごせない、そんなお人好し青年だけど、いつの間にか事件を解決。サクッと読めてクスッと笑える癒し系ミステリー。

  • ツール&ストールの続編。大学生だった白戸修が社会人になってます。巻き込まれてまくりなのは相変わらず。
    やはり連作短編でどれもおもしろかったですが、こちらはラリーの話が1番好きかな。
    ああいう温厚だけどかなり強いというキャラクターが大好きなので(^_−)−☆
    にしてもやっぱり白戸修は貧弱だなぁ。
    宇田川さんに鍛えてもらえばいいよ。
    そうしたらアイドルをキャッチして腰を痛めることもなくなるはずだ(笑)

全47件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大倉崇裕の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×