賤ケ嶽

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236903

作品紹介・あらすじ

信長死す-。覇王のあとを継ぐのは誰か。攻める秀吉、堪える勝家、迷う利家。武将たちの熱い戦国歴史群像。

感想・レビュー・書評

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  • 本能寺から賤ヶ岳まで秀吉、勝家をはじめとするのそれぞれの武将の行動を細かく検証している。清州会議の駆け引きなどもよくわかる。

  • 秀吉が本能寺の変の後どのように運命を切り開いていったかを、その時その場に居合わせた天の配剤のような仕組みとともに描いている。その時の心情は極力排してたんたんと書かれているので、その辺りは想像力で補うとしても視点が定まらない感じがした。私は鬼玄蕃が贔屓なので、もう少し彼に紙面を割いてほしかったです。

  • 大まかな歴史の流れは知っているものの、織田信長暗殺より「賤ヶ嶽」に至るまでについてはあまり知らなかったこともあり、とても面白くて楽しかったです。大河ドラマもありかも。

  • 例えば、秀吉ストーリーなどでの他作品では、どちらかというと賤ヶ岳合戦は一つの過程として、合戦中の駆け引き、心理描写などに踏み込んだ描かれ方はされてないと思うが、本作品では史実、戦闘、政治駆け引き、人物の深層心理など各要素が非常に緻密に描かれている(タイトルの通り賤ヶ岳1つにフォーカスした作品なので当然といえば当然かもしれないが)。
    特に賤ヶ岳の前哨戦とも言える清州会議を緻密に描いていることで、この後の賤ヶ岳の物語が非常に広がりを帯びていると思う。
    賤ヶ岳合戦の小説として一級品と思う。

  • 単なる小説というより、かなり史実を意識した重厚なつくりになってます。さすが岡田先生!
    賤ヶ岳に関わる武将たち一人ひとりにスポットを当て、読んでる最中かなり手に汗握りました…

  • 本能寺の変で信長が斃れてから、賤ケ嶽で勝家が滅びるまでの話。
    秀吉、勝家視点はもちろんのこと、滝川一益や織田信孝など関わる人々の視点がその時々で描かれていて面白かった。

    つい、事の中心(当事者)のことばかりに目がいってしまうのですが、その周縁の人々がどのように考えて己の去就を決めたのか、考えさせられました。

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