夜行観覧車

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著者 : 湊かなえ
  • ¥ 1,620
  • 双葉社 (2010年6月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236941

夜行観覧車の感想・レビュー・書評

  • 湊かなえさんの本を読み始めると、途中で止められなくなる。
    ひばりヶ丘
    遠藤家
    高橋家
    小島家
    家族とは…

  • 『坂道病。
    足元が傾いているような気分になってくる。
    それをふんばり続けていくうちに、自分が傾いていることにも気付かなくなり、ふとしたことで転がり落ちてしまう』

  • 外から見た出来事。内側から見た出来事。
    ラストの展開が意外でニンマリ

  •  どの登場人物もとても人間臭く、目を覆いたくなることもしばしばだけど、どれも他人事じゃない、自分の物語であるように感じた。ほんのちょっとしたことで坂道を転がり落ちていってしまうことの怖さを味わいながら一気に読了。物語の結末は高橋良幸の最後の方の言葉に集約されていると思うのだけど、その通りだと思う反面、もどかしさも感じる。

  • 嫉妬、妬みといった人のマイナスな部分の連鎖がきれいに執筆されている。

  • 淡々と読んでしまった。
    続きの気になる面白さはある。
    熱中して読みたいとき、本のせかいに引きずり込んでくれる作品でした。

  • ひばりが丘にて殺人事件が発生した。
    被害者は父親。犯人をめぐり、ばらばらだった住人達も互いを理解していく。。。

  • テレビでドラマ化もされていた湊かなえさんの小説『夜行観覧車』を読了。現在の壊れかけている家庭とそれらの家庭があるプチ高級住宅地で起こる殺人事件を巡る壊れた人たちののお話。湊かなえさんの小説は読んでいてハッピーになる物は無いので覚悟していたが本作も、例外ではなく読んだ後は少しばかり思い気持ちになってしまった。覚悟はしていましたが。相変わらず、既に事件の核心はわかってしまっているところから登場人物達の心の動きを描き出す事に寄って事件の裏側にある病巣を描き出そうとするスタイルは変わらないが上手です。

  • なかなか読み始めることができなかった作品であったが、いざ読み始めてみるとほんと一気に読破したといった感じでの短期間での読了。

    ほんとのところはどうなのかもいう真相がとうとう最後の最後までわからないというもどかしさを痛感させられたが、それが湊かなえ作品の特徴だといえば妙に納得させられる。

    「こうやって他人を貶めているうちにも、今度は自分が加害者やその身内になる可能性があることを、なぜ考えないのだろう」(p319)

    ここにこの作品の本質が込められていると思う。

  • 容疑者が多くて、一体誰が犯人?と盛り上りましたが、わかってしまえば、そうなんだという感じ。ドラマの方が盛り上がったかな。

  • ”長年くらしたところでも、一周まわって降りたときには、同じ景色が少し変わって見えるんじゃないかしら”という、最後の言葉がなんだか印象的でした。 年齢を積み重ねていくうちに、変に物事を斜に見てしまいがちで、ちゃんと確認もせずに、今までの経験等から人の気持ちを憶測し、分かったつもりになったりして。 推理小説を読んでいて、殺意のキッカケになるのは人と人との気持ちのすれ違い。 大切な場面でしっかりと向き合うことが大切なんだろうなぁ。 人と関わることに臆病にならずに、目指すはおせっかいおばさんでしょうかね?

  • 2015.7.17 読了

    ある高級住宅地のお向かい、
    遠藤家と高橋家、お隣の小島さんの
    それぞれ目線で進行されてゆく。

    お互いの家庭に それぞれ問題があり、
    遠藤家は 一人娘の中学受験の失敗からの
    反抗期などなど。。。

    互いの 家庭の問題が 実に リアルで、
    読んでいて苦しくなるくらい。

    ほんとに こういう描写
    うまいですよね。。。

    終わりも 湊ワールドっぽく
    モヤモヤな終わりで、
    モヤモヤして いやなんだけど、
    もはや この終りじゃなかったら
    逆に 物足りないのかも。。。?

    もはや 完全に コテコテのファンかしら??( ≖ิ‿≖ิ )

    なんやかんやと 言いながら、
    ひきこまれて どんどん読み進みました!

  • 互いに干渉していなかった二つの家族が影響しあう物語です。

    人並に家族を疎ましく思った時期もありました。今はそういう感情は湧いてきません。何がきっかけかといわれると、社会人になって実家と距離を置くようになったことが一つの要因ではないかと思います。年がら年中一緒にいると、相手のいいところが見えなくなります。適度に距離を保って接した方が何かとトラブルもないのではないでしょうか。

    人との関係性においても、たまにはリフレッシュ期間が必要だと思います。それは仕事にも通じるものと思います。あまり根を詰めて物事を成し遂げようとしても、却って悪影響が出ると思います。この三が日で、ゆっくりリフレッシュしたいと思いました。

  • ワイドショーを文字に起こした感じだった。読んでウワッとなってしまった。

  • 湊かなえの中では心にたまらず読めたかな。

  • 高級住宅地で起きた殺人事件。
    犯人は誰ぞな?っていうことは大して重要ではない。

    人は大きい家に住んでようが、小さい家に住んでようが、常に周りと比較してしまうコンプレックス星人。
    子供も親も、何がきっかけで卑屈のスイッチが入るかわからない。

    ピラミッドの縮図のような街で、癇癪を起こす彩花と殺人衝動に走る真弓は見ていて辛かった。
    家族であっても、ちゃんと思いを伝えるってことは必要だね!

  • 2015-11
    期待してたほどしゃなかった。
    登場人物みんなやな人間ばっか。
    結末はなんか物足りなかった。

  • 高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
    遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、
    事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。

    裕福でいっけん幸せそうに見えた高橋家でおきた殺人事件がきっかけ?で近隣の家族内の問題などが描かれてる作品。

    彩香…癇癪持ちすぎ。親も手につかないくらい大変なことになってる
    啓介…じぶんの娘がこんなに暴れてるのに見てみないふり、他人事。こんな人とは結婚したくない。

    高橋家長男の彼女…ほんとに、ある意味この人が意味不明。ケータイ取り上げて、テレビのコンセント抜いて、ケータイ持って帰るって…しかもこの後、1度も出てこないというね。なんだったんだろ、あの人は。。

    いろんな人がクセがあって面白い。事件自体が問題なんじゃなくて、周りの家族の描写が一番に重点が置かれてた。よかった!

  • ミステリーで殺人事件が起こればそれは犯人やその動機やトリック、事件の真相に面白みを感じるものだと思っていました。
    そういう意味では読み終わった直後の印象は物足りなさを感じました。

    でもこの物語の主人公は殺人事件の当事者家族ではなく、そのお隣さん家族。
    憧れと僻みを抱いていたエリート一家で起こった事件をきっかけに、自分達の家族のあり方を考え、完結していっていると思いました。

  • 彩花の癇癪劇場

  • 他人から見たら狂った思考と行動だけれど、本人は気づかない。多かれ少なかれ誰にでもあると思われる部分をキャラクターの理性を解放させて描いている。私にとってはスッキリしない本。

  •  図書館より
     高級住宅地で起こった殺人事件の真相を、事件の起こった高橋家、その隣に住む遠藤家、そしてその近所に住む小島さと子、それぞれの視点から迫っていくミステリー。

     『告白』の湊さんらしい人間のドロドロっぷり(笑)。コンプレックス、エゴ、親からのプレッシャー、ストレス、現実逃避……、事件の真相は? というミステリ的な興味はもちろんありますが、読めば読むほど明らかになっていく、各人物たちの抱えた黒い部分に嫌悪を覚えつつも、
    筆の巧さ、そしてなによりも舞台や各人物の境遇の置き方が巧くその黒い部分にどこかしら共感や理解を覚えながら読み進めてしまいます。

     一見幸せそうに見えた高橋家と娘が常に癇癪を爆発させている遠藤家、しかし事件が起こったのは高橋家の方。しかし読み進めてみると遠藤家でなぜ事件が起こらなかったのか、なぜ高橋家で事件が起こってしまったのか、という境界線がぼんやりと見えてきます。

     読んで思ったのは家族という共同体の曖昧さ、そして家族の平穏は常にギリギリの綱渡りの上で成立しているのではないか、ということでした。

     個人的に小島さと子の悪意がなかなかに強烈でした。善良そうな人かと思いきや、自分の価値観のためにやること、そして何よりそれをとがめられた時の反論が
    理解はできてもまったく共感できないもので、こんな行動原理でこうも自分が正しいように言い返せるんだな、とある意味感心してしまうほど。そんなさと子ですが、終盤では意外な面もみれて、人間って分からないな、とも思いました。

     まとめ方が少し雑というか、無理やり話を希望を残した感じで終わらせようとしているのが、少し違和感がありましたが、改めて「やっぱり湊さんだなあ」と思わせられる作品でした。高橋家の子どもたちは本当に頑張ってほしいなあ。

  • 父親が被害者で、母親が加害者ーー。高級住宅街に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。残された子供たちはどのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。

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ほのぼの日常系ギャグ漫画です

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