- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575237009
作品紹介・あらすじ
シャッターの下りた商店街。傍若無人な昔の同級生。どこか馴染めない家族。俺は、嫌っていた故郷で働きだした。そうして初めて見えた、大切なこと。故郷を持つすべての人に捧げる物語。
感想・レビュー・書評
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図書館でチョコレート特集の棚に置いてあった。
タイトル、完璧!
表紙を開くと銀色なのよ。
チョコレートを包んでる、あの銀色。
期待感を煽るわね。
感想は…うん、まあまあかな。
あなたは故郷から出られなかったんじゃなくて、出ないことを選んだ。でも私は出ることを選んだ。
的を得てるよなぁ。
私は…一度出て、夢を叶えるために戻ってきた。
どうしても叶えたかったから戻ってきた。そこに後悔はない。
でもあのまま向こうにいたら…と考えなくもない。
ま、自分の選んだ人生だ。笑って生きてこ。
読み終わったらまたあの銀色。
一貫してチョコレートだなぁと全て銀紙に持っていかれて本を閉じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チョコレート工場のある町の風景が浮かんでくる作品。匂いもチョコレート!いいなー
チョコレート食べたくなりました。
そして主人公応援したくなる! -
故郷への想いに共感。
私には、少し情景が浮かびにくいところ、言い回しがしっくりこないところがあった。 -
いつか吉村さんみたいな人になりたいな
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チョコレートの香る故郷の町に、短期間だけ赴任することになった早瀬。
知り合いばかりの小さな町、そこでの暮らしや空気が、自分に合わないと感じて上京したはずなのに、赴任先での仕事をしていくうちに、少しずつ故郷での暮らしに馴染み始めていることに気付く。
良かったです、とっても。
『君は故郷を愛しているかい?』
関東圏で育ち、暮らす自分には、故郷という言葉はあまりピンときませんが、大人になり、やっぱりいいものだなと思える感じは分かる気がします。
登場人物がみんな魅力的。早瀬はゆるくて優しい感じだけど、男気もある。早瀬の彼女沙知、元カノ聡子は、ちょっと気の強い感じが魅力だし、若槻さんに田村君、吉村さん、みんなホントいいんです。
チョコレート工場の責任者高橋君との最後の会話、早瀬の言葉『故郷への思いはそれぐらいがちょうどいいと思いますよ。離れた場所から時々思うぐらいが』に、グッときました。
少し時間を空けて、また読みたいと思える本でした。 -
タイトルに惹かれて
故郷を大切にしたくなる話
吉村さん好きだ -
チョコレートのにおいがする町が故郷の主人公。
仕事のトラブルで地元の支店で働くことになり・・
なんかね、チョコレートのにおいのする町って
名糖産業の工場があるところ~!って
愛知県に住む私は思ってしまうのだけど
愛知県出身の飛鳥井さんもそこをイメージして書いたのかな。
実家から出たことない私は
故郷に対する気持ちっていうのを実感する機会がないです。 -
読みやすかった。
うーん、読んだ読んだって感じ。