- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575237214
作品紹介・あらすじ
あなたは自分の家族をどれだけご存じでしょうか?親、兄弟、配偶者、子どもたち…。一番近くにいるはずなのに、気付くと一番遠くにいた。それが家族なのかもしれません。『漂流家族』-。さまざまな家族に焦点を当てて描いた人間ドラマ8編。
感想・レビュー・書評
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夫の不倫を緩く肯定してしまうとか、「自分がこのストーリーを思い付いたら、絶対ハッピーエンドで終わらせないのに」みたいなのが多い。
だから「何となく気持ち悪いな」みたい不快感が溜まっていく本だった。きっと著者と私は価値観が違いすぎる……。
だけど、自分と全く違う価値観を眺めなきゃ、と思って読んだ。本は好きになれないけど、その点では読んで良かった。 -
家族、をテーマにしたちょっと切ない話から、イヤミス的な終わり方の話まで色々。
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先週読み終わったばかりなのに、内容を思い出せない…
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この作者さんを知ったのはどのSNSだったか忘れたけど。一話目の主人公があまりに自分にソックリで心の動きに思わずウルッとしていいなあと。....は事実なんだが。その他の話はちょっとちょっと。...なんだけども。ズルズルっと読んでみよ☆
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様々な家族の情景を切り取った短編集。娘を嫁に出す父親、自身の再婚と息子の問題で揺れる女性、不倫を清算したい会社員、食堂を切り盛りする女将と従業員の微妙な関係など、背筋が凍るような物語から心温まる物語まで8編を収録。
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「父の遺言」 「いやな鏡」 「若い愛人」 「紅の記憶」 「不鈴」 「十年愛」 「薄いカツレツ」 「バツイチ」
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胸を熱くする物語、チクリと刺しこむような物語、薄ら寒くなる心地の物語、と趣はさまざまだがどれも見えているようで見ていない家族の情景を描き出していて見事である。テイストにかかわらず、最後の最後でひと捻りされているのも心憎い。家族のことを心をこめて考えてみようと思わされる一冊でもある。 -
・家族にまつわるオムニバス。近所の市民センター図書室で借りる。
・10年待つ話とバツイチの話が印象に残ってる。どれもラストに含みを持たせていてポジティブネガティブどちらにも受け取れるつくりなんだけど、これ好き嫌い別れるだろうなー。 -
誰しも、保身的な部分を持っている
深く結びついているからこそ、家族であっても、恋人であっても、愛憎が生まれるのかもね
前向きになれるような話ではないなぁ