決断

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238594

感想・レビュー・書評

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  • 江木秀哉検事が刑事だった父・秀蔵が上からの圧力で解決できなかった事件を知り、最終的に「決断」をする物語だ.国会議員の芦田洋三がからむ殺人事件に20年前の父の事件との類似性を感じた秀哉.高須警部補とのやりとりが次第に確信に迫る過程が良かった.

  • みんなから尊敬されている正義感の強い刑事だった父。その父が唯一経験した未解決殺人事件の真相と担当している殺人事件が何かつながっているようで、隠された真実を解き明かしていく検事になった息子の話。

    どうやって現在の事件と過去の事件がつながるんだろう…と興味深く読み進む。最後まで読んで「なるほどね」と。それにしても、この父親刑事は凄いな、私だったら怨みに思うより尊敬しそうに思う
    けど、その家族ともなるとまた違うのかな。ラストも良い、読後感◎

  • 母に勧められて初読みの作家さん。
    早い段階で、犯人も父の事情も分かってしまう。
    決断、だけが読めなかったが。
    男の人は感動するのかなー。

  • 決断って、そういうことね。

  • 事件を解決するなか父子の関係性がメイン。

  • この本もぐいぐいと引き込まれ一気に読んでしまった。
    小杉さんの本もハズレがないなぁ。。。

  • 面白かったです。

  • 傑作。

    最初の時点で、何となく犯人が分かっているのに
    最後まで読ませる。

    ラスト数ページは他のミステリーとは違う結末。

    親子の愛・人生とは何かを感じさせる作品。

  • 最後に江木検事の父との修復ができてよかっかた。20年前の事件との関わりが面白かった。「人間の性癖、習性というのは年をとってもかわらない。」

  • 仕事を辞めても次の仕事の可能性があるのは羨ましい。何かを貫くのにも保障が必要というのは現実だし。だからこそ大明が光ってくるんだもんな。

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著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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