復讐屋成海慶介の事件簿

  • 127人登録
  • 3.42評価
    • (3)
    • (21)
    • (31)
    • (1)
    • (1)
  • 31レビュー
著者 : 原田ひ香
  • 双葉社 (2015年11月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239287

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

復讐屋成海慶介の事件簿の感想・レビュー・書評

  • 初読み作家さん。
    連作短編集。
    結婚を約束していた男に振られ、会社も辞める羽目になってしまった神戸美菜代は、セレブ相手の復讐屋 成海慶介の元で働くこととなる。

    「復讐するは我にあり」をモットーとする成海慶介
    面白かったが、この解決を良しとするかどうかは人それぞれと思う。
    私は物足りなかった。
    (図書館)

  • 復讐するは我にあり。

    セレブ相手の復讐屋、という変わった題材。
    すっきり終わるとも限らないところが良かった。

  • (2017/1/14読了)
    そうそう、こういうのが原田ひ香さんのイメージ。この前に読んだ「ギリギリ」はやっぱり違ってたんだなと改めて思った。
    物騒なタイトルとは違って、ほのぼのとしたもの。続編が期待できるラストになってる。

    (内容)
    男に騙され、会社も辞める羽目になってしまった神戸美菜代は、凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。が、イケメンでオレ様の成海に足元を見られ、けんもほろろに追い払われてしまう。諦めきれない美菜代は弟子入りを志願、押しかけ秘書として成海の事務所で働きだす。

    (目次)
    1.サルに負けた女
    2.オーケストラの女
    3.なんて素敵な遺産争い
    4.盗まれた原稿

  • 高額で復讐を引き受けるイケメン復讐屋。毒舌で性格悪そう、と思わせて実は相手の最善を考えていたりする。面白かった!

  • 最後の話までは気軽に読める感じ。最後のはちょっとグッときた。自分の心の浄化。続きがあったらいいなあ。

    そして私もゲスなパン好きで困っている。

  • 「復讐屋」という職業もありと思えたお話

    "押しかけ秘書の美菜代を従え、きょうも気怠く優雅な復讐劇が幕を開ける"

  • 面白かった。
    復讐屋といいつつもドロドロ暗くはなく、ユーモアがあって、意外とハートウォーミング。
    復讐を果たしたとき、依頼人は本当に幸せになれるのか。
    鳴海と美菜代の"復讐"に対する思いもあり、楽しい中にも奥行きのある物語。
    一応完結しているが、続きが読みたくなる。

  • 恋人だと思っていた男に裏切られ、会社を辞めた美菜代。セレブ専門の復讐屋に、復讐を依頼するも断られ、そこで秘書として働くことに。
    婚約者が飼ってるサルに負けた女やオーケストラのコンマスの座を奪われた女、遺産相続に巻き込まれた女やさまざまな依頼者がやってくる。



    これとして、所長の成海さんは行動を起こしていない。信念が『復讐は我にあり』みたいなかんじで、復讐なんてせずとも相手は勝手に自滅するよみたいなかんじ。
    あまりスカッとするような復讐劇ではない。ちょっとした探偵劇みたいなかんじだった。


    2016.7.9 読了

  • 手ひどく男に振られた美菜代は凄腕の復讐屋・成瀬のもとを訪れて復讐を依頼するも、小馬鹿にされ相手にもしてくれない。それでも美菜代は無理やり彼の事務所に転がり込んで、彼の手腕を盗もうと助手として働きだす…

    いつもちょっとひねった設定が楽しい作者さんの作品、今回もユニークな設定で、けっこうドロドロでもある(テーマが復讐なだけに)エピソードを面白く読ませてくれます。

    復讐屋で荒稼ぎしながら復讐を必ずしも良しとしない成瀬のバックグラウンドや、最後の美菜代とのやり取りには思わぬシリアスさが秘められていて、ただ軽く楽しめるだけのお話でもありません。

    また、別れた元妻を取り戻そうとする男たちのエピソードは滑稽さとともに哀れさをも感じたり、脚本家の盗作騒動の結論の付け方もそりゃそうだと腑に落ちるものだったり、話ごとに異なった楽しめ方ができて、充実して楽しめる一冊だと思いました。

  • 復讐屋とは言っているけれど、物騒なことをしているわけでもなさそう。
    「復讐するは我にあり」(p47)
    復讐するのは自分だ、神である自分が復讐するんだからお前たち人間は復讐しなくていいんだよ
    という意味らしい。これを方針にしているようだ。
    他人が何か困ることをして復讐してやろうと思わずとも、良からぬことでその人が成り上がったのなら、きっとそのツケはその人本人に返ってくると思う。そう思わないとやってられないわ。

  • 毎度飯がうまそうな原田ひ香さんだけど,こんなにナイススティックがおいしそうなのも珍しい.

  • 期待していたほどではなかったかも。

  • 初夏の昼下がり、公園のベンチでパンを食べていたOL神戸美菜代はタバコを吸っていた高校生を通報したのをイケメンにとめられた。そこから立ち去ったあと美菜代がたどりついた「成海事務所」にその男はいたー

    ◆「復讐屋」なんていうからどんなことするのかと思ったら、このひょうひょうとした成海慶介、最高だわ!「復讐するは我にあり」って本当にそんな意味なのかなって調べちゃったけど、確かに恨みを抱えたまま生きるより気持ちを晴らしたいような気がするし、後悔するような気もする。サルに負けた女はドッチもドッチだけど、遺産を手放した彼女は幸せになってほしいな。「復讐しなくてよかった、と思える日が必ずくる」そうであってほしいなー。以下ネタバレ


    【ネタバレ】秘書をしていた頃つきあって引き立てたのにアッサリ捨てられた男に復讐したい美菜代、県会議員の息子がペットの猿を理由に結婚を先延ばしにすると訴える荻野貴美子、リベンジポルノ未遂の女、コンサートマスターを下されたバイオリニストの永倉乙恵、かつて成海のせいで奥さんと離婚した浅野親子と対照的な小百合、シナリオを丸パクされた永沢めぐみ。成海の過去もなかなかにハード。有名シナリオライター栗原との絡みも含めて続刊希望♪

  • タイトル通り、復讐屋の成海の元で
    押しかけ秘書として働き始めた美奈代が出逢った様々な案件。
    成海のキャラが掴めなかったせいもあって
    全体に薄い印象。
    シリーズ化していけば面白いかも。

    【図書館・初読・4月8日読了】

  • 2007年のデビュー(すばる文学賞受賞)以来、単行本は年1冊出すか出さないか程度だった原田ひ香が、一昨年あたりから急に精力的書くようになった。
    2014年は2冊、2015年は「三人屋」「ギリギリ」そして本作と3冊を刊行。また2016年は1月から日経夕刊のコラムを週一で掲載している。

    前から注目しているファンとしては嬉しい限りである。

    似た名前の女流作家に原田マハがいて、彼女もここ数年のお気に入りの作家なのだが、その「マハ」氏に比べると「ひ香」氏は作品の当たり外れは少なく、どの作品も水準以上の面白さがある。
    その反面、これぞ彼女の代表作と呼べる、強い印象を残す作品がない。

    本作もおどろおどろしいタイトルとは裏腹に、ハートウォーミングで、非常に後味の良い読後感を与えてくれるかなりの佳作である。

    ただ、先ほども書いたように、そろそろ原田ひ香の代表作といわれるようなインパクトのある作品をファンとしては渇望している。

  • 悪人が分かりやす過ぎますが…
    面白かったです。
    1人だけいるなぁ。
    復讐したいヒト。

  • 最近の原田作品に比べると、登場人物のキャラが大人しく、その代わりにストーリーで読ませる内容で、その意味では、初期の「東京ロンダリング」のような感じ。復讐屋という奇想天外な設定も、どことなく、東京ロンダリングに近い気がする。
    復讐屋を自称しながら、依頼のままに復讐をするのではなく、むしろ、復讐の炎をさりげなく消して回るような主人公の鳴海。そして、その正体や生い立ち、そして成海がなぜ復讐屋というものを仕事にしているのかという理由が次第に明らかになって、彼を襲った過酷な運命とその克服に読者の思いが至るという展開が中々おみごと。

  • 信頼も職も彼氏もなくしてしまった女性が
    復讐をしてもらうために訪れた『復讐屋』。

    連続短編で、どうして失ったのか、から
    頼みに来た人、過去の依頼人まで様々に。
    主人公の動機に至っては、確かにこれは復讐したい。
    復讐できなくても、何かしてやりたい。
    の前に、違和感を覚えなさせなかった男もすごい。
    いや、恋は盲目?

    結局復讐はしなくても、不幸はきますよ、な
    教訓ができそうな落ち。
    いやいや、結局その気持ちが出来るのは
    大変な努力がいります。
    最後も、散らかしているものを持って
    出ていくぐらいしてもよかったかと。

  • 分厚い単行本ですが、とても読みやすい文章でした。登場人物たちの感情が理解しやすかったです。「復讐するは我にあり」。神様が復讐してくれるのだから、人間はしなくていい。このスタンスの成海。エピソードによっては爽快感もあるし、過去を振り返らず未来をみつめたほうが幸せになると自戒をくれる話も。事実を正しく知ることで済んだ話もあるし、復讐にもいろいろな解決ほうがあるのだと。

    成海のそばで秘書をやっている美菜代が、なかなかその縁を断ち切れないのもすごく人間的でわかる。他人の結末を見ても、自分の気持ちは割り切れない。

    気になるのは、ゲスなパンをほおばる美菜代にいきなり隣のベンチから、成海が声をかけた冒頭。彼積極的に声をかけていくタイプではないし、外で昼寝をするようなタイプでもないから何で・・・?もしかして、秘書をしてた社長の依頼だったりして。(やめてしまった彼女を復帰させたいとか)彼女が幸福になるための一歩だったと思おう。あと、彼女かなりの有能秘書のようなので、もっとその側面を見たいなー。今のところ新米探偵の要素が強い。

    復讐屋の話だけど、復讐なんてやめておこうという(文章にすると矛盾しているようだが)気持ちになる本です。

  • 成海慶介と美菜代のコンビが面白い、続編の期待。「遺産相続で揉め事が起きた時、後で必ず幸せになるのは遺産を放棄したほうだって」わかる気がする。「あなたの復讐はもう成し遂げられたも同然です」

  • ゲスなパン大好き。
    絶対映像化できるって楽しくなってきました。
    成海は冷酷な奴だと思ってたらいいとこ見えてくるんだもん…美奈代の復讐が1番好き。
    続きあったらいいなぁ。

  • 復讐するは我にあり
    なるほどなぁ~としみじみ思った本

  • 復讐屋は復讐嫌い。

全31件中 1 - 25件を表示

復讐屋成海慶介の事件簿を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

復讐屋成海慶介の事件簿を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

復讐屋成海慶介の事件簿を本棚に「積読」で登録しているひと

復讐屋成海慶介の事件簿の作品紹介

男に騙され、会社も辞める羽目になってしまった神戸美菜代は、凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。が、イケメンでオレ様の成海に足元を見られ、けんもほろろに追い払われてしまう。諦めきれない美菜代は弟子入りを志願、押しかけ秘書として成海の事務所で働きだす。

復讐屋成海慶介の事件簿はこんな本です

復讐屋成海慶介の事件簿のKindle版

ツイートする