幹事のアッコちゃん

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239447

感想・レビュー・書評

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  • アッコちゃんシリーズです。大好きなのですが、前の作品を読んでからだいぶ間があいてしまったせいか、あれ?アッコちゃんてもうちょっとクールさがなかったっけ?と思うところがちょいちょいありました。
    でもやっぱり、アッコちゃんに振り回されてみたいものです。
    アッコちゃんに、伸びしろのある人として認めてもらえるかなぁ、、、?

  • ランチのアッコちゃん、3時のアッコちゃんに次ぐ、アッコちゃんシリーズ第三弾。前作からミツコがまた大人になっていて、社会人としてためになる言葉もいくつか出てきた。
    そして相変わらず美味しそうな食べ物の描写に、アッコちゃんの行動力!読み終わって、なにか行動したくなって、体験レッスン申し込んでしまった。
    今作でも憂鬱な毎日の中から楽しみを見つけること、何かを少しずつでも変えようとすること、無駄な時間(例えばスマホ!)を減らすことなど、人生を豊かにするために大切なことを教えてくれて、多くのパワーをもらった。このシリーズ本当に好きなので、いつかまた続編と言わず、似たような作品が出たら良いなと思う。

  • このシリーズがすき!読後感が爽快だし、明日へのパワーが生まれる感じがする。三智子みたいに単純だからかな

  • レミちゃんのその後が気になっていたから
    今作で再登場していて嬉しかった。
    これでアッコちゃんシリーズは完結なのかな?
    柚木さんの作品は初めて読んだけど、3作とも
    とても面白くて登場人物のその後をもっと知りたく、
    読み終えるのが惜しかった。
    ぜひ続編を出して欲しい。

  • GW読書漬けの1冊目
    目線を変えること、相手の立場を見ること、教えを素直に受けること。
    スマホに時間泥棒されてるくらいだったら、やらましでやらないよりましと動いてみる

    自分もこういうところあるかも、その時には考えた方をこんなふうにしてみれば動き方がこんなにかわるのかと、気持ちが前向きになる一冊でした

  • 目の前のことに精一杯になっている人、視野が狭くなっている人にぜひ読んでほしい!

  • いつも前向きでスーパーウーマンのアッコちゃん、あまりに凄すぎて、眩しすぎて、私は、無理!と引いてしまう人がいるのではないのかなと、このシリーズを読んでいて、ずっと思っていたことが、この巻のアンチのアッコちゃんで出てきた
    その前向きさが、見知らぬ誰かを、直接じゃなくても傷つけているかもしれないなんてことは少しは思わないの?
    という問いに答えたアッコちゃん
    アッコちゃんも傷つきやすい普通の人だったことが分かって余計に好きになった

  • どれもアッコさんが背中を押してくれるような前向きな話だった。
    ランチのアッコちゃんから読んでるけど、三智子はすごく成長したなぁ。

  • 2019/03/30
    アッコちゃんに会ってどつかれたい。
    私は久瀬涼平と同じ。
    「寂しがり屋のくせにプライドが高くて自意識過剰」

    自分の行きたい場所や食べたいものをイメージしたら私の長所が出るかしら。

    自分の時間は自分だけのもの。

  • 目次
    ・幹事のアッコちゃん
    ・アンチ・アッコちゃん
    ・ケイコのアッコちゃん
    ・祭りとアッコちゃん

    前作を読んだとき、アッコちゃん自身の人物像が見えてこないので、読んでいても心が動かないと書きましたが、今作のアッコちゃんは弱っている姿をさらします。
    お人好しで、すぐに人を信じるから貧乏だと。(アンチ・アッコちゃん)

    ところがその後の(ケイコのアッコちゃん)では、「時間はお金で買えばいいのよ」なんて言う。
    ええ~!?

    そもそも部下の前では弱みを見せないアッコちゃんが、ほぼ初対面に近い取材記者に弱っている姿を見せまくりっていうのも違和感だった。
    やっぱり私は今一つ彼女のことを理解できない。
    だから、アッコちゃんに魅かれながらも、アッコちゃんのオファーに「No」と言った(アンチ・アッコちゃん)の温子の方に共感する。

    ”変わらない。自分はきっと変われない。そういう弱く平凡な人間だ。哀しいかな、事実である。でも、アッコちゃんにさえ自分というアンチがいてもいいのだから、―。こんな自分も生活を気楽に楽しんだり、憎まれ仕事であれ、自身を持ってしまってもいいのだと思う。(中略)自分の時間を大切にすることを、もういい加減、許したい。若くも器用でもないのだからこそ、個人の時間をもっと優先しよう”

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著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚木麻子の作品

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